前回までのおさらい 窯焚きの様子をお伝えすることから始まった「読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り」。 数か月にわたって沖縄県読谷村のやちむん(焼きもの/陶器)の里、読谷山焼・北窯にお邪魔して土作りや登り窯の修繕作業などの取材をさせていただいた記録をもとに、沖縄の生活になくてはならない日常の器に隠された物語をお伝えしています。 今回は節目の第10回。ここまでおつきあいいただき、本当にありがとうございます。 第9回でお目にかけたのは、狭間(さま)と呼ばれる炎の通り道を備えた登り窯の袋(ふくろ/焼成室)を仕切 ...