きゅう

言葉、文化、自然、習慣、その他諸々にカルチャーショックと感動を経験しつつ沖縄に住むことかれこれ20年超。 すっかりなじんでいますが、一応九州産の移住者です。長く日常を過ごしているからこそ見える沖縄の素敵なもの、おもしろいものをご紹介していけたらと思っています。 大好物はおいしいもの、歴史を感じるもの、旅行、取材。必要に迫られ、大の苦手だった英会話を勉強中です。

2019/7/27

2019年奥武島海神祭(奥武島ハーリー)

橋の上から海めがけて飛び込み、そのまま船を漕ぎ出す・・・。そんな何とも豪快なハーリー行事が、毎年旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に奥武島で行われていること、あなたはご存知でしょうか。「流れ船」と呼ばれる珍しい競漕が見られるイベントが、沖縄本島南部にある離島、奥武島で行われる奥武島海神祭(奥武島ハーリー)です。

読谷山焼・北窯水簸

2019/7/12

読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り【土づくり編・水簸(すいひ)】

前回までのおさらい 「読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り」。数か月にわたって沖縄県読谷村のやちむん(焼きもの/陶器)の里、読谷山焼・北窯にお邪魔し、土作りや登り窯の修繕作業などの取材記録をもとに、沖縄の生活になくてはならない日常の器に隠された物語をお伝えしています。 第3回の記事では、炎をくぐり、かたちになったやちむんが取り出される窯出しの様子をご覧いただきました。 詳しくはこちら   読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り【窯出し編】 第4 回からは、土づくり編へ。3回に分けて、やちむんのもと ...

2019/7/7

2019年なんみん祭

那覇市唯一の遊泳可能なビーチ、波の上ビーチを見下ろす断崖の上に建つ波上宮(なみのうえぐう)。那覇空港への行き帰り、うみそらトンネルへと向かう那覇西道路を通る際にあなたも目にしたことがあるかもしれません。 波上宮は琉球国王も毎年参拝したとされている由緒ある神社で、家内安全、商売繁盛、厄祓、車祓、安産祈願、健康祈願、神恩感謝、心願成就、合格祈願、良縁祈願、攘災招福、海上安全など様々な御祈願・御祈祷を行い、信仰を集めています。 その一方で「なんみんさん」の愛称で親しまれ、例年初詣には15万人以上が訪れる沖縄県民 ...

読谷村やちむんの里・北窯 窯出し

2019/6/28

読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り【窯出し編】

前回までのおさらい 「読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り」、第3回はいよいよ窯出しです。 数か月にわたって沖縄県読谷村のやちむん(焼きもの/陶器)の里、読谷山焼・北窯にお邪魔し、土作りや登り窯の修繕作業などの取材記録をもとに、沖縄の生活になくてはならない日常の器に隠された物語をお伝えしています。 第2回の記事では、登り窯の焚き上げの様子をお目にかけました。 読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り【窯焚き編・焚き上げ】 4日間にわたる窯焚きが終わった後、窯は焚き上げにかかったのと同じ4日間をかけて、蓄えた熱 ...

2019/6/27

よへなあじさい園(本部町・もとぶちょう)

梅雨時に旬を迎え、曇りがちな日々を明るく彩ってくれるあじさい。そんなあじさいの花言葉、あなたは何を思い浮かべますか?「移り気」「浮気」といったネガティブなものが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。実は、青のアジサイには「辛抱強い愛情」、ピンクには「元気な女性」、白には「寛容」、ガクアジサイには「謙虚」と、ポジティブなものもたくさんある花なんですよ。 また、小さな花が集まって咲く様子から「一家団欒」「家族の結びつき」とも。 沖縄には、そんな温かな花言葉そのままに、家族の力を合わせて経営されている広大なあ ...

2019/6/27

香り立つ純白のゆり100万輪!第24回伊江島ゆり祭り

各地のビーチで次々と海開きが行われ、沖縄がトップシーズンに向かう4月末~5月初旬。 沖縄本島北部の本部港からフェリーで30分の伊江島は、真っ白なテッポウユリに彩られます。一般には6月~8月頃に開花するゆりですが、温暖な気候の沖縄ではゴールデンウィーク前後がまさに見頃。澄んだ海と空の青に映える、真っ白な100万輪のテッポウユリのじゅうたんを一目見ようと、沖縄県内外、国外からもたくさんの観光客が訪れています。 フェリーで海を渡り、心地よい風と美しい景色を堪能できる初夏のお祭り。どうぞご覧ください。

2019/6/26

静けさと心地よさに包まれる、備瀬のフクギ並木(本部町・もとぶちょう)

今、住民たちの手で守られ、伝えられてきた大木の並木が作り出す沖縄の原風景が静かな人気を集めています。 沖縄美ら海水族館のある海洋博公園からほど近い本部町備瀬区。まっすぐに伸びる黒い幹とつややかな緑の葉が沖縄の強い陽射しや風を遮り、鳥のさえずりや虫の声だけが響く空間を作り出しています。どの季節、どんな天気の日に訪れても楽しめる、不思議な静けさに包まれる備瀬のフクギ並木をご紹介したいと思います。

2019/6/26

第15回内閣総理大臣賞琉球泡盛カクテルチャレンジアジアカップ2019

沖縄で生まれた蒸留酒、泡盛。 独特の香りとバリエーション豊かな味わいで、県内で「島酒」として親しまれ、近年は県外、さらに国外にもその認知度を高めつつある沖縄ならではのお酒です。 先日、2019年4月13日・14日に行われた島酒フェスタでご縁がつながり、「第15回内閣総理大臣賞 琉球泡盛カクテルチャレンジアジアカップ2019」の様子を取材させていただきました。 アジア各国から選手が参加し、泡盛を使った創作カクテルを競う大会。どんな雰囲気で、何ができるのか?結果詳細も含め、お目にかけたいと思います。

nikufes

2019/6/25

肉の祭典!第4回肉フェスタ in NAHA

山城牛、石垣牛、もとぶ牛、伊江牛、アグー、やんばる島豚、くいまーる豚、パイナップルポーク純、キビまる豚、やんばる地鶏・・・少し考えただけでも、これだけの県産ブランド肉の名前がすぐに思い出せる肉王国・沖縄。そんな沖縄で開催される、聞いただけでもおいしそうなイベント・肉フェスタ in NAHAをご存知でしょうか。 2019年で4回目となる、上質なお肉の魅力をお腹いっぱい味わい尽くせる幸せな2日間。いったいどんなイベントで、どんなメニューが並ぶのか?また、食べる以外の楽しみなども、たっぷりお目にかけたいと思いま ...

2019/6/25

那覇ハーリー

沖縄の初夏の風物詩、ハーリー。 ハーリー(ハーレー)は、旧暦5月4日(ユッカヌヒー)を中心に豊漁や海の安全を願って行われる、サバニ(小型の漁船)や爬龍船(はりゅうせん/舳先に竜頭などの装飾をつけた比較的大型の船)を使った競漕です。糸満市では海人(海人=漁師)たちが伝統的に使ってきた呼び名を尊重し、1977年以降「ハーレー」を使用しています。 ココがポイント 14世紀に中国から伝わったという説などがあり、琉球王国の国家行事として盛んに行われていましたが、廃藩置県(1879年)により廃止。第二次世界大戦後の本 ...

2019/6/24

27の個性あふれるブランドを束ねた「APARTMENT OKINAWA」(アパートメントオキナワ)

2019年6月27日(木)パルコシティ内1Fに実店舗をオープン! 琉球絣や花織、紅型、やちむん(陶器)、漆器、彫金、ガラスなど、沖縄には古くから世界に誇れる様々な手仕事が息づいてきました。それらは現在も色あせることなく受け継がれ、沖縄ならでは、またその作り手ならではの個性と思いが表現された様々なブランドが数多く生まれています。工房兼店舗やオンラインショップ、セレクトショップなどで、あなたもそうした作品を目にしたことがあるのではないでしょうか? そんな沖縄生まれの素敵なブランドが集まったプロジェクト「APA ...

やちむんの里

2019/5/14

沖縄そのもののような素朴で優しい器が生まれる場所、やちむんの里

日本にはたくさんの陶器・磁器の生産地があります。 美濃焼(みのやき/岐阜県)や瀬戸焼(せとやき/愛知県)、益子焼(ましこやき/栃木県)、有田焼(ありたやき/佐賀県)、九谷焼(くたにやき/石川県)、清水焼(きよみずやき/京都)などの名前はあなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか。その土地ならではの個性や雰囲気を持つ器たち。毎日の食卓やほっと一息入れるティータイムに、お気に入りの器を使っている方も多いと思います。 沖縄にも、17世紀初め頃から続く伝統を持ち、沖縄の土を使い、人の手と自然の力が生み出す陶器 ...

窯焚き編・焚き上げ

2019/5/3

読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り【窯焚き編・焚き上げ】

前回までのおさらい 数か月にわたって沖縄県読谷村のやちむん(焼きもの/陶器)の里、読谷山焼・北窯にお邪魔し、土作りや登り窯の修繕作業などの取材記録をもとに、沖縄の生活になくてはならない日常の器に隠された物語をお伝えしている「読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り」。 やちむんを手にしておられる方にも、これから出会う方にも、やちむんについて、そこに込められた思いや価値について、もっと知っていただけたら。そんな気持ちで書き進めています。 先日の記事では、登り窯への火入れまでの様子をご覧いただきました。 詳しくは ...

島酒フェスタ

2019/5/3

沖縄県内の泡盛酒造所が大集合!第2回島酒フェスタ

沖縄で生まれた蒸留酒、泡盛。 独特の香りとバリエーション豊かな味わいで、県内で「島酒」として親しまれ、近年は県外、さらに国外にもその認知度を高めつつある沖縄ならではのお酒です。 沖縄県内には、2019年4月現在47の酒造所と2つの組合があります。 沖縄県内のリカーショップや土産物店でも様々な銘柄の泡盛を手に取って試飲することができますし、工場見学などを行っている酒造所もあります。居酒屋で、相性抜群の沖縄料理とともにロックや水割りなどで楽しむのもいいですね。 そんな沖縄の泡盛と酒造所が一堂に会するイベント、 ...

読谷山焼・北窯

2019/4/17

読谷山焼・北窯の登り窯とやちむん作り【窯焚き編・火入れ】

2018年11月27日。映像でしか見たことがなかった登り窯への火入れを初めて見たこの日から、やちむん(焼きもの/陶器)作りの現場にお邪魔させていただくこと数か月。やちむんの素材となる土作り、やちむんを焼き上げる登り窯の修繕作業など、貴重な過程に立ち会わせていただきました。 その様子を、これから一連の記事にまとめていきたいと思います。 次々と新しい技術が開発され、自然に触れることや自分の手で何かを作ることが日常から遠のきつつある現在にあって、自然の力を借り、人が手をかけ、時間をかけ、思いを込めて作っているも ...

yomitanmatsuri2018-1

2018/11/20

2018年第44回読谷まつり(読谷村・よみたんそん)

沖縄本島中部にある読谷村は、日本一人口の多い活気のある村。座喜味城跡や残波岬、やちむんの里など見どころも多く、沖縄屈指の人気観光地でもあります。 7月に以下の海と海人(うみんちゅ)のお祭り・都屋漁港のおさかなフェスタをお伝えしましたが、今回は読谷村をあげての大規模なお祭り「読谷まつり」にお邪魔してきました。 読谷村民総出演・壮大な創作劇「進貢船」は一度は見るべきすばらしい舞台。約3時間のプログラムの詳細もまとめています。ぜひご覧ください。

karatenohi

2018/11/20

2018年空手の日・奉納演武

2018年8月に行われた第1回沖縄空手国際大会も記憶に新しい、沖縄発祥の空手。2020年東京オリンピックの正式種目にも採用され、注目を集めています。 2005年に「空手の日」と定められた10月25日には世界へ沖縄発祥の空手の魅力を発信するため、例年イベントが開催されています。 今年は10月25日に沖縄空手会館での奉納演武、週末となる10月28日には国際通りで第1回沖縄空手国際大会各部門金賞受賞者による代表者演武や約2400人が参加した一斉演武などが行われました。今回は10月25日の奉納演武の様子をお伝えし ...

karatenihi

2018/11/20

2018年空手の日・記念演武祭

10月25日は「空手の日」。 「空手」という表記が公式に定められたことを記念し、奥深い意義と魅力を持つ沖縄発祥の空手の発展、世界の平和と人々の幸福に貢献する願いを込めて制定されました。 この日には世界へ沖縄発祥の空手の魅力を発信するため、例年イベントが開催されています。 2018年空手の日・奉納演武 [blogcard url="https://we-love.okinawa/hounouenbu-karatenohi-2018/"] 今年は上記の記事でお伝えした10月25日の沖縄空手会館での奉納演武、1 ...

2018/11/20

2018年第32回シーポートちゃたんカーニバル

風光明媚な西海岸に臨み、グルメやショッピング、エンタテインメントも充実したリゾートタウン、北谷町。 町内の半分以上を米軍施設が占める土地柄もあり、異国情緒たっぷりの風景でも人気です。サーフィンやダイビングのポイントとして知られる宮城海岸、観覧車がランドマークの美浜アメリカンビレッジなど、沖縄の顔ともいえる観光スポットが集中しています。 そんな北谷町で2018年7月28日・29日に開催された、シーポートちゃたんカーニバル2日目の様子をお伝えしたいと思います。エイサー演舞、北谷町の顔・美ら浜大使コンテストの模 ...

unnamatsuri

2018/11/17

2018年第35回うんなまつり(恩納村・おんなそん)

立ち並ぶホテルと美しいビーチ、絶景の万座毛、ダイビングスポットの定番・真栄田岬。沖縄本島西海岸に面した恩納村は、県内でも指折りのリゾートエリアです。2018年7月21日に「サンゴの村宣言」を行い、豊かな自然を守りつつ発展していく地域づくりを目指している村でもあります。 そんな恩納村で2018年7月28日・29日に開催されたうんなまつりの1日目にお邪魔してきました。(うんなとは沖縄本島北部にある恩納村のこと)人気プログラムの受付・開催時間や込み具合、ちょっと役立つ情報などをまとめています。来年の参考にもなる ...