抽選で豪華景品が当たるメルマガ会員募集中!今すぐ登録!

超人気の大物からマクロまで一気に楽しむ【下地島】本ドロップ

当ページのリンクには広告が含まれています。
hondrop-eyecatch

堂々としたシルエットを持ち、力強い泳ぎでダイバーや釣り人に大人気のロウニンアジ。今回は宮古島屈指のロウニンアジ遭遇率を誇るポイント、下地島の本ドロップ(ほんどろっぷ)をご紹介いたします。

本ドロップは、初心者でも潜ることができますが、ダイビングを楽しむうえで大切なポイントがあります。

また、ライセンスランクによっても楽しみ方が大きく変わるのが、このポイントの魅力のひとつです。

この記事を読んでいただければ、本ドロップの基本情報から、ダイビングをする際の大切なポイント、おすすめの時期、見どころなど全てを網羅することができます。

宮古島でのダイビングをより楽しみたい方はぜひ必見です。

本ドロップの基本情報

本ドロップは下地島の西側に位置するポイントです。ポイントの正式名称は本ドロップですが、近年ショップやインターネットサイトによっては、GTドロップと呼んでいる人もいます。

hondrop-map
星印で示した場所が本ドロップ(地理院地図 / GSI Maps|国土地理院を元に合同会社We-Love沖縄作成)

下地島の沿岸部にあるポイントの為、うねりや風が強い日はダイレクトに影響が出ます。

そのため10月から4月頃までの、北風や東風が吹きやすい時期で、風が弱めの日がおすすめです。宮古島から出港するボートで約35分、伊良部島から出港するボートに乗り約20分で到着します。

詳しい位置を確認したい方はこちら:地理院地図 / GSI Maps|国土地理院

本ドロップってどんなポイント?

このポイントは船を係留するブイの下がなだらかに落ち込んでいるため、場合によっては船の下が水深20mを超えます。

潜降に不安がある方や、中性浮力に自信がない方は、ショップのスタッフにその旨を伝えて集合場所の深度を調整してもらいましょう。

本ドロップは水深が約5mから約40mまで続く巨大な壁(ダイビング用語でドロップオフと呼ばれます)に沿ってダイビングを楽しみます。

hondrop-diving
本ドロップを泳ぐ様子。巨大なドロップオフ沿いを泳ぎます。

オープン・ウォーターダイバーでも潜ることができますが、中層を泳ぐのできちんと中性浮力が取れていることが楽しむための絶対条件です。

目安としてダイビング経験本数は30本以上、BCDの調整がきちんとできるようになって、中性浮力にある程度の自信がついてから潜るといいでしょう。

また沿岸に位置するポイントの為、潮の干満や天候、風の強さなどによっては流れやうねりが出やすいです。

緊急時のためにグローブの装着や、水面シグナルフロートの携帯をおすすめします。

またドロップオフを泳ぐ際には深度の確認が必須なので、各自でダイブコンピューターも持参していきましょう。

hondrop-equipment
今回の使用器材。ダイブコンピューターは予備も含め2つ使用しました。

本ドロップを潜る

船からエントリーすると、まずは吸い込まれるような青からスタートです。

この下は20mを超えているので、潜降スピードに注意しましょう。

インストラクターが集合位置や深度を指示してくれる場合が多いので、ブリーフィング時にきちんと確認してくことをおすすめします。

hondrop-entry
本ドロップのエントリーポイント。潜降に不安のある方はその旨を伝えましょう。

なだらかな斜面沿いを泳ぎながら曲がり角を曲がると、ドロップオフのスタートです。

圧巻のドロップオフ

ドロップの一番下は40mを超えるので、中性浮力をきちんと維持しながら泳いでいきます。

宮古島の海は平均透明度が25mを超えるため、泳いでいる深度が解らなくなりやすいです。

hondrop-dropoff
本ドロップのドロップオフ。素晴らしい透明度です。
ろこ

どれくらいの深度を維持すればいいか解らない方や、中性浮力に自信がない方は、引率するインストラクターと同じ水深を維持しながら泳ぎ、こまめに自分のコンピューターで深度を確認するのがポイントです。

真っ青な海の世界を泳いでいると、まるで空を飛んでいるかのような感覚を味わうことができます。

迫力あるドロップオフを進んでいくと、大きな亀裂があります。

hondrop-crack1
本ドロップ1つ目亀裂。吸い込まれるような雰囲気を醸し出しています。

更にドロップ沿いを進んでいくと、もう一か所大きな亀裂が走っています。

hondrop-crack2
本ドロップ2つ目の大きな亀裂。下から見上げると迫力があります。

この2つの亀裂は両方とも人ひとりが通れるくらいの幅になっており、上から見るとMの字のように繋がっています。

hondrop-road
人ひとりが通れるくらいの通路で二つの亀裂が繋がっています。

亀裂の中でも場合によっては流れやうねりの受け、体が大きく揺さぶられることがあるので、けがをしないように注意して進みましょう。

人気の大物達に出逢う

本ドロップの最大の魅力は、ダイバーなら一度は会いたいロウニンアジ。

英名のジャイアントトレバリーの頭文字から、GTとも呼ばれています。

本ドロップでのロウニンアジ遭遇率は90%以上。

ダイバー慣れしているので、こちらからむやみに追いかけずにゆっくりと待っていると、運がよければ向こうから近づいてきてくれます。

hondrop-gtup
GTことロウニンアジ。優雅に泳ぐ姿は圧巻です。

狭いクレバスの中では、ロウニンアジのクリーニング姿を観察できることも。

クリーニング中はとてもゆっくり泳いでいるので、シャッターチャンスです。

驚かさないように静かに近づくことを心がけましょう。

hondrop-gtcleaning
クリーニング中のロウニンアジ。驚かさないようにゆっくり近づきましょう。

この日はドロップオフの下で寝ているサメにも出逢いました。

サメは基本的には大人しく、人をむやみに襲うことはしませんので、出会ったら驚かさないように静かに観察しましょう。

ドロップオフの一番下で寝ていることが多いので、近づきすぎると水深が深くなり、減圧不要限界時間を超えてしまうことがあるので、注意しましょう。

hondrop-shark
サメ。この日はドロップオフの下でのんびり寝ていました。

珍しいマクロ生物にも出逢える可能性大

本ドロップの魅力は地形と大物ダイビングだけではありません。

なんと運が良ければレアなマクロ生物にも出逢える可能性大のポイントなんです。

こちらはマクロ派ダイバーに超人気のピグミーシーホースです。

hondrop-shehorse
ピグミーシーホース。この日はまさかの3個体に出逢うことができました。

こちらはクダゴンベ。

やや深場のシダ植物と共生していることが多いです。

hondrop-kudagonbe
クダゴンベ。この日は水深35mにあるシダに共生していました。

ピグミーシーホースやクダゴンベは非常に擬態上手なうえ、生息している場所が水深30mを超えるので、減圧不要限界の時間を超えないように注意が必要です。

また、深場ならではのコツや注意点も出てくるので、この2匹に出逢いたい方は、ディープスペシャリティ、もしくはアドバンスド・オープン・ウォーターダイバー以上のライセンスを取得していきましょう。

クレバスの中では、ベニゴマリュウグウウミウシにも遭遇できました。

hondrop-benigoma
ベニゴマリュウグウウミウシ。真っ赤な水玉が水中で綺麗に映えていました。

こちらはテンテンウミウシ。

うねりに流されないように必死にくっついている姿が可愛らしかったです。

hondrop-tenten
テンテンウミウシ。うねりで触覚が伸びきっているのが可愛らしかったです。

まとめ

空を飛んでいるような心地よさを体感できるドロップオフでのダイビング。

出逢った瞬間、思わず声を上げずにはいられない興奮を味わえる大物とレアマクロ生物の発見。

ダイビングで楽しみたい醍醐味を一度に味わうことのできる本ドロップでのダイビング。

初心者でも潜ることはできますが、本ドロップの真の楽しみを味わいたいなら、ぜひアドバンスド・オープン・ウォーターダイバー以上のライセンスを取得して楽しむのをお勧めします。

ただ泳ぐだけでは物足りない、知れば知るほどクセになるダイビングの楽しさを存分に味わい尽くしてくださいね。

hondrop-matome

最新情報は、『週刊おきなわマガジン』で配信もしていますので、ぜひご登録ください。

記事の下にあるバナーより登録することができます

hondrop-eyecatch

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

寝ても覚めても海が好き。47都道府県に飽き足らず、海外まで理想の海を探し求めて、とうとうたどり着いたのが沖縄の離島、宮古島。移住者だからこそ気付く島のディープな情報をのんびりお届けします。趣味は車の運転、ボディーボード、ダイビング。年間300日は海水に浸かってます。

コメント

コメントする