島酒フェスタとは?
2019年4月13日(土)-14日(日)の2日間にわたり、沖縄セルラーパーク那覇で行われた泡盛が主役のイベントです。2018年に引き続き2回目となり、合言葉は「酒類コンテンツで観光立県沖縄に貢献する」!2019年には沖縄県内全47酒造所のうち40にも及ぶ酒造所が参加しています。
ブースには個性豊かな各酒造所が並び、泡盛の試飲販売が行われます。日本最古の蒸留酒とされる泡盛の歴史や飲み方、選び方に関するセミナー、抽選会や銘柄当てなどのイベントも多数。泡盛の魅力を学びつつ、お酒がもたらす「縁」や「絆」を感じ、楽しめる内容です。かわいらしいオリジナルグッズの販売もあります。
何ができるの?
酒造所ブースでの試飲・購入
イベントのメインは、泡盛の試飲・販売。各ブースには泡盛酒造所の方々がスタンバイしているので、泡盛の味わいや楽しみ方、銘柄ごとの違いなどもしっかりと聞くことができます。一つの酒造所だけでも様々な種類があるので、まずは色々と質問して自分好みの泡盛を見定めましょう。早々に酔っぱらってしまわないよう、試飲はじっくり選んでからがおすすめです。離島の酒造所などには早い時間からお客さんの列ができています。目当ての銘柄が完売してしまう場合もあるので、早めの行動を!
また、クラフトジンをリリースした3つの酒造にも注目が集まっていました。
まさひろ酒造の「まさひろOKINAWA GIN」
瑞穂酒造の「ORI-GiN1848」
石川酒造場の「Ishikawa Distilling Navy Strength Craft Gin」
それぞれ工夫を凝らした味わいだったようです。数量限定の場合もありましたので、こちらも早めに足を運ぶのがいいと思います。
泡盛マイスター協会による泡盛カクテルの提供も行われていました。沖縄を代表する特産品・琉球泡盛の普及啓発のために生まれたカクテルは、その名も「58KACHA-SEA(ゴーヤーカチャーシー)」。
沖縄県産ゴーヤーのすりおろしとライム、トニックを使用した、なかなかパンチのきいた泡盛カクテルだったようです。玉城デニー知事も来場して楽しんでおられましたよ。
ヘリオス酒造のブースは、屋台のような雰囲気。くらを使ったハイボールも3種類用意され、大人気でした。
泡盛ベーグル(プルアラウンド)やボンボンショコラ(ファッションキャンディ)、泡盛アイス(ぐしけんファーム)のブースもありました。飲むばかりでなく、食べる楽しみ方も広がっているんですね。
購入した泡盛の発送
各ブースでお気に入りの泡盛を購入すると、どうしても荷物が重くなってしまいますよね。会場内にはコインロッカーや手荷物預かり所などはありませんが、酒造所によっては購入した泡盛を預かってくれたり、取り置きしておいてくれたりする場合もありますので、お願いしてみるのもいいでしょう。その際は、引き取り忘れにご注意を!
会場内に宅配業者(2019年は島運送)のブースが設けられていましたので、まとめ買いして自宅まで送りたい場合、県外の知人や友人、家族などに送ってあげたい場合も安心ですね。
たぶん古酒抽選会
試飲用のチケットを買って入場すると、もれなく「たぶん古酒抽選会」と銘打った抽選に参加することができます。各酒造所に眠っている泡盛を、各日100名、計200名にプレゼントするという企画。もしかするとびっくりするほどおいしい古酒や珍しい泡盛など、掘り出し物を手にできるかもしれません。
ステージイベント・スケジュール
ステージでのイベントも盛りだくさん。RBCやROKといったローカルラジオの公開生放送、優勝者には5升壺がプレゼントされる銘柄当てトーナメントは両日開催。石垣島出身のリョーサ・だいちゃん・マストによるエンタメバンド「きいやま商店」も2日間ともに出演し、大いに場を盛り上げました。
4月13日(土)
10:45~11:30 オープニングセレモニー
12:00~15:00 RBCiラジオ公開生放送「awamoriシャワー」
MC:狩俣倫太郎さん、くだかまりさん
15:30~16:30 各酒造所のPRタイム
16:30~18:00 銘柄当てトーナメント
優勝者には泡盛5升壺が進呈されます!
18:00~18:40 きいやま商店ライブ
4月14日(日)
11:45~12:30 第2回泡盛仕次古酒・秘蔵酒コンクール表彰式
13:00~15:30 ROKラジオ公開生放送「おひがらサンデー月下笑人」
MC:ゆうりきや~さん
15:30~16:30 各酒造所のPRタイム
16:30~18:00 銘柄当てトーナメント
優勝者には泡盛5升壺が進呈されます!
18:00~18:40 きいやま商店ライブ
泡盛セミナー
泡盛の飲み方や選び方、歴史や文化にかかわるセミナーも開催。会場を出てすぐのセルラースタジアム内、第二会議室で行われていました。
4月13日(土)
12:30~「あなたにピッタリ!な泡盛の見つけ方」 久高葵さん
13:30~「泡盛にまつわる歴史文化」 賀数仁然さん
4月14日(日)
12:30~「~琉球泡盛の魅力~古酒を育て楽しむために!」 照屋充子さん
13:30~「伝統仕次ぎによる古酒作りについて」 山原島酒之会 安次富洋さん&島袋正敏さん
14:30~「泡盛の魅力新発見!」 クリストファー・ペレグリニさん
会場外フードブース
会場の外には飲食ブースも並びます。お食事やおつまみ、ビール、ソフトドリンクなど色々と揃っていました。テント内に飲食スペースも設けられ、座って楽しめるようになっています。
私は炭焼家てんぷす(宜野座村)の宜野飯(ギーノーハン)と唐揚げのセット(セット価格1000円。通常より200円お得だそうです!)をセレクト。
なかなかのボリュームですが、唐揚げはパックに入っているので持ち帰りも可能です。
宜野飯は台湾のローカルフード・魯肉飯(ルーローハン)をアレンジした一品。とろとろの島豚に甘辛いあんが絡んで、ごはんが進むお味でした。じゃがいもやもずくの入った唐揚げは香ばしくからっと揚がり、おいしかったです!
出店していたお店は下記10店舗です。来年はもっと増えているかもしれませんね。
琉球ダイニングあれんじ
マーミヤかまぼこ
美食ダイニングえん沖縄
CUPCUP
居酒屋YSS
炭焼家てんぷす
Horizon Curry Works
すけ産業
味噌めしや まるたま
ゆうづきグループ
持っていくべきものや気をつけたいことは?
「夏を先取り」という言葉通り、浴衣を着て来場すると、プレゼントがあります。2019年はオリジナルの手ぬぐい(500円相当)でしたよ。男性も女性も、浴衣でほろ酔い気分を楽しんでみるのもいいかもしれません。
また、オキカを提示するだけでオキカのボーナスポイントがもらえるブースもありましたので、お持ちの方はお忘れなく!
ステージや泡盛酒造所ブースは屋内にありますが、フードブースは屋外です。この日の午前中は時折雨もぱらつく曇り空で少々寒く感じるほどでしたが、晴れていれば暑さも感じる時期。長袖のはおりもので調整するのがいいと思います。曇っていても沖縄の紫外線は強いので、日傘や帽子なども必要でしょう。
泡盛のアルコール度数は30度ほどのものがほとんどで、3年以上寝かせた古酒(クース/こしゅ)は40~45度になるものも。与那国島にある酒造所、国泉泡盛のどなん・崎元酒造所の与那国・入波平酒造の舞冨名(まいふな)は花酒(はなざけ)と呼ばれ、60度を超えるかなり強いものです。試飲とはいえかなりのアルコールを摂取することになるので、くれぐれも飲みすぎにご注意を。
種類によっては1日目の夕方で完売してしまうものなどもありますし、午後遅い時間からは場内はかなり混雑していました。購入したい泡盛が離島の酒造所や数量限定のものであれば、比較的空いている1日目の午前中に行かれるのがいいと思います。屋内には座れる場所も多くないので、こまめに外に出て休憩しつつ楽しむのもいいかもしれません。
詳細情報
開催日時
2019年 4月13日(土) 10:45~19:00(10:30開場)
2019年 4月14日(日) 12:00~19:00 (11:30開場)
開催場所
沖縄セルラーパーク那覇
住所
沖縄県那覇市奥武山町42-1
問合せ先
島酒フェスタ実行委員会(沖縄県酒造組合需要開発委員会)
電話
098-868-373(月~金10:00~18:00)
島酒フェスタ公式サイト
http://shimazake-festa.jp/(現在は閉鎖されています)
入場料
試飲をしない方、未成年者(保護者同伴に限る)は入場無料
試飲する場合 前売1500円、当日2000円
コンビニ各店の「e+」(イープラス)、各泡盛酒造所、島酒フェスタ実行委員会で購入可能
アクセス
車
那覇空港から約5分
カーナビ設定
マップコード 33 095 869*10
那覇空港から公共交通機関で向かう場合
路線バス23番、 99番、113番、120番、123番を利用。公園前下車、徒歩すぐ
沖縄都市モノレール「ゆいレール」奥武山公園駅下車。徒歩約5分
駐車場
あり 無料
※野球場やテニスコート、公園といった施設が集中しているエリアで、ほかのイベントと重なっている場合もあり、駐車場はすぐに満車になってしまいます。公共交通機関を使うか、有料駐車場への駐車を考えた方がいいでしょう。少し歩いてもいいよ!という方には、こちらのパーキング「ザ・パーク小禄」もおすすめ。
奥武山公園駅のある山下南交差点を県道7号線に沿って小禄向けに進むと、300mほどで右手に見えてきます。最大料金が設定されているのでとても安くて便利です!(2019年4月現在)
地図
ストリートビューで見る
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まとめ
第2回泡盛フェスタの様子をご覧いただきましたが、いかがでしたか。
県内各地の酒造所の方々に直接話を聞きながら、沖縄の銘酒・泡盛を知り、お祭り気分とともに楽しめるイベント。来場者数は2日間で約1万5000人を数えました。
個人的には、泡盛に必須の酒器やおつまみなどとのコラボレーションなどもあればうれしいな、と感じました。試飲カップもやちむん(沖縄の陶器)のお猪口だったりすると、、、などなど、色々と妄想をかきたてられています。
来年の開催も楽しみですね。皆さんもぜひ足を運んでみてください。
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