2020年東京オリンピックの正式種目にも採用され、注目を集めている空手。その発祥の地である沖縄で開催された、第1回沖縄空手国際大会の様子を6回に分けてお送りしています。

第1回では、初日の奉納演武・開会式・交流演武会について、第2回では8月2日・3日の2日間で行われた海外・県外予選の様子をお伝えしました。

第3回の今回は、沖縄県内予選通過者も姿を現し、ベスト4が出揃う8月4日の本大会の模様をご覧ください。

第1回8月1日 奉納演武・開会式・交流演武会

第2回8月2日・3日 海外・県外予選

第3回8月4日 本大会 ベスト32→ベスト4 ←

第4回8月5日本大会 準決勝・3位決定戦・決勝

第5回8月6日・7日 沖縄空手セミナー

第6回まとめとインタビュー

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本大会

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8月2日・3日の海外・県外予選通過者と、事前に行われた沖縄県内予選通過者合わせて440人が登場。8月5日に行われる準決勝・決勝に向け、ベスト4を目指して激突します。

沖縄県立武道館で「首里・泊手系」「古武道(棒)」「古武道(サイ)」、沖縄空手会館で「那覇手系」「上地流系」の本大会が行われました。週末・土曜日に当たり、県内実力者の演武も見られるということもあって、会場には開始前から大勢の観客の姿が。選手たちの表情も一段と引き締まり、競技会はぴりっとした雰囲気の中で進みました。

基本ルール

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予選は得点方式でしたが、本大会からはフラッグ方式で行われます。

コート中心、選手に対し正面に座るのが主審で、左回りに第二審から第七審が配されるのは得点方式と同様。1対1の対戦形式となり、対戦する選手はそれぞれ左右に分かれて赤と白の帯を締め、コート上で正面及び互いに一礼。白が場外に下がり、赤から演武します。

白の演武が終わると、赤、白両名がコート上に整列。主審の笛の合図で全審判が赤または白のフラッグで判定を示し、告示員がそれぞれの審判のフラッグの色を読み上げ、手元のフラッグを上げて勝者を示します。

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白、赤、赤、白、白、赤、白

の判定だった場合、

「赤3本、白4本、白の勝ち」

と白のフラッグを上げ、白の勝利を宣告します。

参考:第1回沖縄空手国際大会 競技規定

首里・泊手系(@沖縄県立武道館)

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武道館のコート①、②、③の3つを使って行われた、最も参加選手の多かった首里・泊手系。成年Ⅰ男子・成年Ⅱ男子はベスト32→4、その他はベスト16→4が競われました。

選手宣誓の座喜味選手(少年男子)の流れるような演武は心に響くものがありました。

各種目のベスト4に進んだのは以下の選手です。

  • 少年男子

座喜味龍史・Maya Christopher Rutherford・東當智貴・Kai Aochi Delacruz

  • 少年女子

仲尾優生・Suzuka Alisa Mizusawa・池内日菜・新垣有優乃

  • 成年Ⅰ男子

Derek Nathaniel Brading・Pavel Volstat・William GEOFFRAY・照屋雅高

  • 成年Ⅰ女子

照屋真子・比嘉真由子・高里千春・屋良ありさ

  • 成年Ⅱ男子

照屋雅浩・與儀克也・LEONARDO GUSTAVO SANTUCHO・緑川徹也

  • 成年Ⅱ女子

Heike Oprach・石橋留美子・Claudia Reiter・金城美佳

  • シニア男子

佐久川政和・Mario Pastrano Dacanay・大橋一輝・壇上祐一

  • シニア女子

新垣和子・比嘉律子・安和艶子・玉城恵子

上地流系(@沖縄空手会館)

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沖縄空手会館のコート②で行われた上地流系。少年男子・成年Ⅰ男子・成年Ⅰ女子・成年Ⅱ男子・シニア男子はベスト16→4、少年女子・成年Ⅱ女子はベスト8→4が競われました。

シニア女子は県内予選通過者4名が自動的に決勝に進みます。

交流演武会の際、セーサンを披露していたRenee Elena Martinさんの演武は切れ味鋭く素晴らしかったです。

各種目のベスト4に進んだのは以下の選手です。

  • 少年男子

砂川和真・川満考真・宮城太陽・上地完一郎

  • 少年女子

赤嶺柚希・大城響琴・瀬長乃和佳・宮里かがり

  • 成年Ⅰ男子

国吉洋一郎・浜田篤・金城文之・上地武徳

  • 成年Ⅰ女子

玉那覇彰子・Natika Dawn Pigeon・Renee Elena Martin・久志好乃

  • 成年Ⅱ男子

上地完司・Evgenii Rybin・新垣昭善・Charles Frederic Quimby

  • 成年Ⅱ女子

赤嶺聖子・友利和代・伊禮織江・新城昌子

  • シニア男子

大川盛安・島袋幸信・喜納榮一・新里将宏

  • シニア女子

仲宗根末子・池原佐代子・大門悦子・真鶴良子

古武道(棒)(@沖縄県立武道館)

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武道館のコート④、⑤を使って行われた古武道(棒)。成年Ⅰ男子・成年Ⅱ男子・成年Ⅰ女子・成年Ⅱ女子・シニア男子はベスト16→4、少年男子・少年女子・シニア女子はベスト8→4が競われました。

少し離れた場所から撮影していても思わず避けたくなってしまうほど迫力があり、目の前に棒と演武者が迫っても微動だにせず視線も逸らさない審判の凄さが身にしみました。

各種目のベスト4に進んだのは以下の選手です。

  • 少年男子

野村時弥・新崎一帆・Renzo Italiano Gamba・久田陽紀

  • 少年女子

又吉琴星・Kiana Nicole Daigneault・上原葵花・比嘉日奈子

  • 成年Ⅰ男子

金城憲太・Ervin Chel Tong・山城克貴・Jesse Enkamp

  • 成年Ⅰ女子

池原舞香・山城若菜・漢那未来・平良美奈子

  • 成年Ⅱ男子

伊波光忠・幸地良二・平武蔵・Michael Gerhard Kloesser

  • 成年Ⅱ女子

堀川久美・手嶋泰子・田村京子・今井明子

  • シニア男子

屋良朝喜・宮平友介・大城吉弘・伊敷秀忠

  • シニア女子

仲宗根ヤス子・野村孝子・Daphne Leister・山城民子

那覇手系(@沖縄空手会館)

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沖縄空手会館のコート①で行われた那覇手系。少年男子・成年Ⅰ男子・成年Ⅰ女子・成年Ⅱ男子はベスト16→4、少年女子・成年Ⅱ女子・シニア男子はベスト8→4が競われました。

シニア女子は県外・海外予選参加者と県内予選通過者が自動的に決勝に進みます。

小柄で柔和な表情の選手が、コートに立つと力強く重みのある演武を見せ、一瞬で引き込まれてしまいました。

各種目のベスト4に進んだのは以下の選手です。

  • 少年男子

新城志・安次富健斗・武川純平・Lukas Tobolac

  • 少年女子

當銘桜子・翁長瑠奈・福元円花・上原弥音

  • 成年Ⅰ男子

大城有貴・仲程一織・照屋貴英・河野仁志

  • 成年Ⅰ女子

前田麻里・Martina Valentikova・與那嶺愛梨・大城奈美

  • 成年Ⅱ男子

仲本雄一・増田典彦・都澤隆幸・与儀実勝

  • 成年Ⅱ女子

小渡秀子・奥平真寿美・NAHEED DIVECHA・井口明子

  • シニア男子

嘉手刈徹・嘉数文男・PRABHAKARAN NAMATH・我那覇汎

  • シニア女子

江夏喜美枝・與那嶺弘子・嘉数朱実

予選 古武道(サイ)(@沖縄県立武道館)

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武道館のコート⑥を使って行われた古武道(サイ)。成年Ⅰ男子・成年Ⅱ男子・成年Ⅱ女子・シニア男子はベスト16→4、成年Ⅰ女子・シニア女子はベスト8→4が競われました。少年男子・少年女子は県外・海外予選参加者と県内予選通過者が自動的に決勝に進みます。

若い選手の演武、年齢を重ねた選手の演武。それぞれに味がありました。サイを交差させる動きで響いていた音がまだ耳に残っています。

各種目のベスト4に進んだのは以下の選手です。

  • 少年男子

島袋連・安里宏哉・Aravindaakshan Gajendran・田端康生

  • 少年女子

島袋沙貴・浅井亜美

  • 成年Ⅰ男子

與儀清斗・照屋寛佳・Hagen Walter・阿部大樹

  • 成年Ⅰ女子

芳山有那・下門玲子・Christa Lehmann・村上由香

  • 成年Ⅱ男子

嶽本眞志・向谷剛・Aleksei Gruzdev・宮里司

  • 成年Ⅱ女子

古谷千佳子・喜舎場広子・日高由季・小林美奈子

  • シニア男子

島袋秀信・川島康男・漢那安教・新垣正幸

  • シニア女子

知念みさ子・江幡妙子・Svetlana Kim・儀保美佐子

まとめ

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この日も午前中は沖縄空手会館、午後に沖縄県立武道館へ移動して観戦。どちらの会場も本大会らしい緊張感が漂い、観客の声援や拍手も選手たちの演武を後押ししていました。

県立武道館はアリーナ全面、6コートで競技が行われ、あちこちから気合の声や胴着の鳴る音、サイの合わさる音が響く独特の雰囲気。判定のたびに観客からは拍手が沸き、選手たちも互いに握手を交わし、たたえ合う姿が印象的でした。

次回第4回は、国際大会5日目。競技大会最終日、いよいよ決勝です。

第1回沖縄空手国際大会公式ホームページ

次の記事はこちら▶︎ 「2018年第1回沖縄空手国際大会・第4回8月5日・本大会 決勝・準決勝・3位決定戦」

前回の記事はこちら▶︎ 「2018年第1回沖縄空手国際大会・第2回8月2日〜3日 海外・県外予選」