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地形ダイビングの醍醐味がここに【下地島】アントニオガウディ

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アントニオガウディの基本情報

アントニオガウディは伊良部島に隣接する下地島の西側に位置するポイントです。

アントニオガウディ地図
星印で示した場所がアントニオガウディ。国土地理院 航空写真データ(地理院地図 / GSI Maps)|国土地理院をもとに合同会社We-Love沖縄作成

下地島のほぼ真西に位置するので、北風や東風の日に潜れるポイントです。

アントニオガウディで潜るのを目的にするのであれば、10月から5月の北風が吹きやすい時期に宮古島を訪れるのをおすすめしますが、船を係留する場所が湾のような形になっているため、その他の時期でも風が弱い日などには潜れる場合があります。

てぃーら

ダイビングショップに予約を入れる際にポイントリクエストを入れておくといいでしょう。

こちらの記事ではアントニオガウディを含む宮古島三大ポイントはもちろん、その他の下地島おすすめダイビングポイントをまとめて紹介しています。

宮古島から出港するボートで約35分、伊良部島から出港すると約15分で到着します。

詳しい位置

国土地理院ウェブサイト 地理院地図 / GSI Maps|国土地理院

アントニオガウディってどんなポイント?

アントニオガウディは船を係留させるブイの真下が10mほどあります。また、最大水深が約36mと深いため減圧不要限界時間や残圧を考慮しながらダイビングをする必要があります。

さらにポイントの真上までは比較的浅めの水深で中性浮力を保ちながら泳いでいく必要もあるので、中級者以上のスキルが必要です。

各ダイビング指導団体のディープスペシャリティダイバーライセンス、またはアドバンスド・オープン・ウォーターダイバー以上、それと同等のライセンス所持が求められます。

減圧不要限界時間は個人差があるので、各自でダイビングコンピューターを持参していくことをおすすめします。

ダイビングコンピュータ
ダイビングコンピューターは各自で用意しましょう。LEDタイプのコンピューターは文字も見やすくおすすめです。

アントニオガウディを潜る

ポイントの難易度が高いため、説明の際には注意点や泳ぐ深度の指定などが入る場合があります。きちんと準備、確認をしてからエントリーしましょう。

船からエントリーすると、そこは真っ青なブルーウォーターの世界が広がります。

アントニオガウディエントリーポイント
船からアントニオガウディまでは真っ青な世界が広がります。

アントニオガウディの真上に到着すると、入り組んだアーチとぽっかりと空いたドームがダイバーを迎えます。

ここから一気に潜降してガウディの中に入っていきます。

アントニオガウディ全容
下に見える巨大なホールがアントニオガウディ

中は様々なアーチが入り組んでいて、中にはウミウチワやソフトコーラル、ウミシダなどが静かに生息しています。

ソフトコーラル
内部には美しいウミウチワやソフトコーラルが

タイミングがよければロウニンアジが雄大に泳ぎまわっている場面に出逢えることも。

追いかけてしまうとすぐに逃げてしまうので、落ち着いて静かにゆっくり近づいていきましょう。

ロウニンアジ
悠然と泳ぐロウニンアジ。1mを超える巨体は迫力満点です

アントニオガウディの最大の見どころはこのアーチが織りなす様々な景色。

写真を撮る角度によって全く違う表情を見ることができます。

一番有名なこのジャックオランタンのような写真は、アントニオガウディのメインホールの一番下から真上を見上げると撮影することができます。

ここは水深が一番深いので、自分のコンピューターの減圧不要限界をきちんと把握して管理してください。

アントニオガウディフォトスポット
アントニオガウディの代表的なフォトスポット

自然が作り上げたとは思えないような複雑なアーチの入り組みは、冒険心をくすぐられます。

一度通り抜けたアーチも逆側から通ると全く違う景色が広がり、ダイバーを飽きさせることがありません。

アントニオガウディ内部
アントニオガウディの内部。複雑にアーチが入り組んでいます。

有名なフォトポイントの他にもハートの形や人の横顔のように見えるポイントなど、カメラを構える角度をほんの少し変えるだけで様々な見え方を楽しむことができるので、ぜひ自分ならではのアントニオガウディの写真を撮ってみてください。

アントニオガウディ内部
カメラを構えると様々な表情を見せるアーチ達

こちらは実際にアントニオガウディでダイビングをした際の動画です。青と黒のコントラストが非常に印象的です。ぜひご覧ください。

美しい生物との出逢いも盛りだくさん

アントニオガウディでは地形だけでなく、熱帯ならではの様々な生き物にも出逢えます。アントニオガウディのメインホールでは、ハナゴンベに出逢えました。

青と黒のコントラストが広がる30m以深の世界で、鮮やかな色彩が印象的でした。

ハナゴンベ
水深20m以深を好むハナゴンベ。メインホールで見つけました。

船の近くまで戻ってくると約10m前後の棚が広がっていて、ここでも様々な生物に出逢うことができます。

こちらはセソコテグリの幼魚。体長は1cmほどで、ピコピコと飛ぶように動く姿が愛らしいです。

セソコテグリ
セソコテグリの幼魚。とても可愛い動きをしていました。

岩肌にはネッタイミノカサゴが潜んでいました。泳ぐ姿はとても美しいですが、ヒレには毒があるので注意が必要です。

ミノカサゴ
岩場に潜むネッタイミノカサゴ。ヒレに注意

ミノカサゴ以外にも、水中には毒をもつ生物が多く生息しています。

写真に夢中になりすぎると、岩肌に生息している危険生物に気付かずに触れてしまう場合があるので、こちらの記事を参考にして危険生物についての基本知識や応急処置を知っておくと、より安全に楽しくダイビングを楽しむことができます。

まとめ

水深30mを超えた静寂の世界に広がる、自然が作り上げた芸術との感動の出逢い。

真っ青な世界で、ライトで照らしたときだけ浮かび上がる自然の色彩美。

カメラの角度を1度変えただけで新しい表情を見せてくれる複雑なアーチの入り組みは、他のダイビングポイントでは味わえない興奮と楽しさを教えてくれます。

宮古島三大ポイントのひとつと呼ばれるだけはある圧巻の地形ダイビングをぜひ皆さんも体感しに行ってください。

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アントニオガウディアイキャッチ

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この記事を書いた人

寝ても覚めても海が好き。47都道府県に飽き足らず、海外まで理想の海を探し求めて、とうとうたどり着いたのが沖縄の離島、宮古島。移住者だからこそ気付く島のディープな情報をのんびりお届けします。趣味は車の運転、ボディーボード、ダイビング。年間300日は海水に浸かってます。

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