沖縄を代表とする首里城

まずは首里城へと一度は訪れている人も多いのではないでしょうか?実は、首里城は、歴史も文化もとにかく深く、ガイドブックだけでは伝えられないことがたくさんありすぎるのです。

今回は、担当の沖縄美ら島財団 首里城公園管理部 與那覇さんに、首里城を案内していただき、ガイドブックには詳しく載っていないウラ情報を聞いてきました。あくまで一部分でありますが、これを知ると、また首里城へ行きたくなる、友人に話したくなること間違いなしです。

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首里城が凄い理由

御庭
2000年12月、日本で11番目に世界文化遺産として登録された首里城。1406年に尚巴志が琉球王国支配のための居城として以来、1879年、最後の国王・尚泰(しょうたい)が明治政府に明け渡すまでの約500年間、琉球王国の政治、外交、文化の中心地として栄華を誇ってきました。中国と日本の築城文化を融合した独特の建築様式が高く評価され、沖縄の観光スポットとして国内だけでなく、海外からの観光客にも人気があります。

写真撮影するにはタイミングがある

守礼門
首里城正殿守礼門など主な門は西向きなっていますので、午前中は逆光となるそうです。なので、撮影するならお日様が真上にある時間帯か、午後がお勧めです。

お昼や夕方以降は観光客が比較的少ないそうですが、誰もいないという時間はほとんどありません。ガイドブックを見ると、人がいないー!こんな写真を撮りたい!といっても、そのような情報誌は、許可を撮って撮影していますので・・・。

首里城のポイントは「湧水」

湧水
沖縄は琉球石灰岩に覆われている地域が多く、断層や丘陵地の下で水が湧き出しています

それらの湧水は集落やグスク(城)の貴重な水源となっていました。首里城周辺に酒造メーカーが多い理由は、良質な水が絶えることがないから、いい泡盛が作れるということのようです。

瑞泉門の近くにある「龍樋(りゅうひ)」、久慶門の中に位置する寒水川樋川(スンガーヒージャー)」は、今も水が湧き出しています。

当時から変わらぬ彫刻物が存在する

龍樋
瑞泉門の近くにある「龍樋(りゅうひ)」は、竜頭の形をした樋の口から水が流れ出ています。

龍樋は 1523 年に中国からもたらされたといわれていて、こここそが当時から絶えることなく水が湧き出しているところなのですが、この龍樋、驚きなのが、首里城で設置されている彫刻物の中で唯一当時の物なのです。

門の役割

瑞泉門 歓会門
首里城には、たくさんの門があります。門の形がそれぞれ違うのをご存じでしょうか?それぞれの門の特徴をつかむとまた、楽しみも倍増すること間違いなしです。

修復してきた歴史を知ることができる

石積
城壁にご注目ください。こんな掲示がされています。私が見つけたのは、右掖門から久慶門の間。見逃さないように左側の城壁に注意してみてください。発掘によって石畳と石積の遺構が確認されました。その上に石積を行っている、そんな歴史的背景を知ることができます。

那覇の街を一望できる西のアザナ

意外に見落としがちな観光スポット「西のアザナ」です。城郭の西側に作られた展望台で、那覇の市街地が一望できるだけでなく、慶良間諸島まで見ることができます。夜に来ると、夜景がきれいですよ。

西のアザナ

重要な空間 御庭

御庭2
首里城の中で最も中心となる広場です。一年を通して様々な行事、祭事が行われますが、その主なものはこの御庭を中心に行われます。

ふと、疑問に思ってきいてみたのですが、地面の赤白の色。広場の中央をまっすぐ延びる線は、「浮道」といわれ、ここは、国王と賓客しか通れない道だそうです。レッドカ―ペッドみたいな感じですね。では、並行の焼き物の敷瓦は、なぜ赤白赤白の順なの?

それは、儀式の際に諸官と道具の配置の目安なんですって。並びやすいようにとのことです。

龍柱の謎

石柱
中央石階段に立つ龍柱。

1509年に初めて製作されてそのあと、正殿の焼失、再現にともなって、今回復元されたものは、1712年のもの。これは、日本にも中国にも見当たらない彫刻で、沖縄独特であり、沖縄の石彫刻技術のレベルの高さを表しているそうです。

なぜ奥の龍柱が、小さいの?それは、ハの字に立てると、遠近感が際立つからだそうです。確かに、正面から見ると、奥行き、神々しさ、どーんとそびえたっている雰囲気がありますね。

12体の獅子の謎

獅子獅子子供
龍柱を写真撮影しに正殿の目の前まで近づいた方、気づいたでしょうか、高欄の上に立つ獅子たち。実は12体あり、それぞれ異なったポーズをしています。

鞠とじゃれる、子獅子をだっこする、何か語りかけているようです。

王の玉座を飾った異国の模様

葡萄と栗鼠
王の玉座、ひとつひとつ特徴を語ると、説明が長くなってしまうので、ひとつ、変化球的な情報を。

側面の羽目板に注目。「葡萄と栗鼠(ぶどうとリス)」なぜ?これは、首里城内で良く見かけるデザインで「葡萄」は、たわわに実がなる事から「多産」「豊穣」「長寿」などを表し、「栗鼠」は、多産動物で「子孫繁栄」の象徴として描かれているそうです。この「葡萄と栗鼠」の組み合わせは、日本でも桃山時代から江戸時代初期の工芸でよく描かれたそうです。

実際に沖縄には葡萄も栗鼠もいないのですが描かれているのがとても興味深いことです。

ライトアップを楽しもう

首里城ライトアップ夜の御庭2
首里城のライトアップは、日没から24時まで、営業時間が終わると中には入れないのですが、ライトアップはされています。

首里城の全景を撮るなら、龍譚池からがお勧めです。夜の御庭、通常は見れないのですが、今回は特別に撮影させていただきました。誰もいない御庭に立った感想・・・琉球王朝時代にタイムスリップした感じでした。

秋はイベント目白押し

キャンドルナイト
首里城では年間を通して様々なイベントが開催されますが、特に、秋はイベントが多いです。これからの時期沖縄へ行かれる方は、イベントの日にちもチェックしてください。

  • 10月31日冊封使行列・冊封儀式
  • 11月1日琉球王朝絵巻行列
  • 11月3日首里王朝祭り首里「古式行列」
  • 10月31日~11月2日伝統芸能の宴
  • 10月31日~11月1日万国津梁の灯火

この日は7000本のキャンドルが夜の首里城を幻想的に彩ります。私は個人的に好きです。

また、首里城で行なわれる行事は中国の民族衣装と沖縄の民族衣装で行なわれるというちょっと変わった特徴があります。そして、面白いのは、中国の民族衣装の時は中国語で、沖縄の民族衣装の時はうちなーぐちで行事が行なわれます。本土から来る人はちょっとチンプンカンプンかもしれませんが、なかなか面白い体験ですので、是非、いらしてください。

限定のお土産をGETしよう

首里城のお土産屋さん、実は、限定商品がたくさんあります。お店の人に、お勧めを聞いてきました。

首里城お土産
外国人のお客様に大人気のお箸、ユニークな柄がたくさんある「しおり」などが人気のようです。私も1つ買いました。あとは、まさに限定、紙で作る守礼門なんでお土産も。シブイです。

無料ガイドで倍楽しめる

毎日10時、13時、15時の1日3回、約50分程度の無料のガイドツアーが開催されています。

今回紹介した以外にも、まだまだへえーという情報を聞けること間違いなしです。実際、私もお話をうかがいながらまわり、お伝えできていないことがまだまだあります。

まとめ

今回、取材させていただくにあたって、首里城の魅力をたくさん教えていただきました。まだまだ書ききれていないことが多いのですが、今回はここまで。また違うマル秘ネタ、聞いてきます。沖縄美ら島財団の皆さまありがとうございました。

よなはさん沖縄美ら島財団 首里城公園管理部 與那覇さん

首里城は、那覇空港から車で40分
8時30分~20時30分(7月~9月)~19時30分(4月~6月、10月、11月)~18時30分(12月~3月)入館料金 大人820円 高校生620円 小中学生310円 6歳未満無料

さらに、首里城への行き方や地図情報など詳しい記事はこちらを参考にしてください。

▶︎ 沖縄を代表する琉球王国のシンボル・首里城(しゅりじょう)(那覇市・なはし)