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【沖縄伝統の味】ぶくぶく茶って、どんなお茶なの?

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ぶくぶく茶

沖縄の伝統の味に、泡を食べるような感覚のぶくぶく茶という、あまり本土では聞きなれないお茶があります。

ぶくぶく茶は明治から昭和の戦前まで、沖縄の那覇、主に首里周辺だけで飲まれていたそうです。今回はそのぶくぶく茶をご紹介したいと思います。

沖縄の伝統の味ぶくぶく茶とは?

名前の通りぶくぶくと白い泡が湯のみの上に膨らんでおり、何か新感覚のデザートの様にも見受けられますが、琉球王朝の時代より愛飲されてきた沖縄の伝統的なお茶なのです。

しかも先ほどもお伝えしましたが、沖縄でも那覇、主に首里あたりでしか飲まれていなかったようです。また、めでたい時に飲まれていたらしいのです。

そして、このぶくぶく茶は、振り茶(ふりちゃ)の一種とされていて、新潟県や富山県のバタバタ茶や島根県のぼてぼて茶、奈良県の挽茶(ひきちゃ)などと同じ種類とされています。番茶を茶筅で泡立てて飲むというお茶になります。

ぶくぶく茶があるお店探し

茶房陶房ちゅらら

ぶくぶく茶という名前を聞いて何だか興味が湧いてきて、早速いただきに出掛けてみました。

調べてみると、首里城近辺に数件あるらしく、今回はその中から気になった「楽茶陶房ちゅらら」さんに行って来ました。

ゆいレール儀保駅から首里城方面の西の方角に徒歩約10分。なかなか手強い丘を登りきると、左手の路地奥の駐車場の先に「楽茶陶房ちゅらら」の看板が目に入ります。

少しわかりにくい場所なので、事前に地図等で確認することをお勧めします。古民家を改装したお店で、昔ながらの沖縄の雰囲気を感じる佇まいです。玄関横には深さ6メートルの井戸があり、現在も枯れることなく美しい水が湧き続けているそうです。

※ 詳細は後述の施設情報・アクセスをご覧ください。

いよいよぶくぶく茶登場

お店の玄関を入ると焼き物が所狭しと並べられているのが目に入ります。

焼きもの

実はこちらのご主人は陶芸作家さんで、日々創作活動をされているのです。こちらのお店でで使われている湯呑みは全てご主人の作品だそうです。陶芸体験教室もあるとの事ですので、旅の思い出の一品を作りに立ち寄ってもいいかもしれませんね。

陶芸

しばらくご主人の作業を拝見していると、奥さんが「ぶくぶく茶お待たせしました」とお盆を運んできてくださいました。

ぶくぶく茶

実はこちらの奥さん「琉球茶道あけしのの会」で教授を勤めるほどの本格派なのです。お盆にはキメの細かいふわふわの泡がこんもりと小山の様に盛り上がった湯のみが乗せられいます。

琉球茶道あけしのの会

ぶくぶく茶の入れ方

このぶくぶく茶、何で出来ているかと言うと、白米と玄米、さんぴんの葉が使われます。

材料

白米と玄米をこんがりとキツネ色になる程度にじっくりと煎り、まずは白米のお茶を湯のみに注ぎます。

ここまでは普通のお茶に見えるのですが、ここからがぶくぶく茶の独特の作り方なので

ぶくぶく茶泡立て

す。先程じっくり煎った玄米とさんぴんの葉を丸い大きな専用の木製の器に入れお湯を注ぎます。

これもまた専用の茶筅で泡だててゆくのですが、木の器の4分の1程度の部分を使い、茶筅を細かく動かし丁寧に丁寧に泡を作っていきます。

ぶくぶく茶泡立て

このお茶、水に大きな秘密があるそうで、普通の水道水ではどれだけかき混ぜてもキメ細かい泡が立たず、首里の湧き水でないとダメなのだそうです。この付近の湧き水は、石灰層を通過した地下水であるため硬度の高い水なのです。

詳しい作用に関しては不明ですが、硬水でなければこのキメ細かいふんわりとした泡にはならない様です。残念ながらお店の玄関横にあった井戸の水は飲料用ではない為にぶくぶく茶には使用されていないそうです。

そして丁寧に立てた泡を先ほど入れた白米のお茶の上に乗せればぶくぶく茶の完成です。

ぶくぶく茶を飲んでみると…

ちゅららメニュー

奥さんに飲み方を教えていただきました。

上の泡と下のお茶を同時に口の中へ運ぶと、ふんわりとさんぴんの優しい香りが口の中に広がります。かつての琉球王朝では、口髭を蓄えた大柄の男性たちがこのお茶を楽しみ、泡がヒゲに付いたお互いの姿を笑いあい、和気藹々としたお茶の席にしていたと言う話を聞き、慌てて自分の髭を確認したのは言うまでもありません。

お茶会の席では、甘いお茶菓子を頂き、その後でお茶を飲むとの事で、早速試してみると、より一層香ばしいお茶の香りが引き立ってきました。

琉球の風を感じる

首里ちゅらら

このぶくぶく茶、琉球王朝の時代から貴族の間で流行していた事は前述の通りですが、お茶をたしなむ横で音楽を奏でると言うのがお茶会での正式な姿の様です。

実はここのご主人、陶芸家だけではなく音楽家でもあるのです。音楽大学卒業後、ドイツで音楽を学んだ筋金入りの音楽家さんで、お茶会の席ではご主人がお茶を頂くお客さんの傍らで横笛を演奏されるそうです。奥さんが伝統のお茶を立て、その傍でご主人が横笛を奏でる。

沖縄の古民家でゆっくりと流れる琉球王朝の風を感じてみてはいかがでしょうか?

詳細情報

施設名

楽茶陶房ちゅらら

住所

那覇市首里当蔵1丁目14番地

電話番号

098-886-5188

営業時間

10:00~18:00

定休日

火曜日・水曜日

アクセス

【車】

県道29号線(龍潭通り)を坂下交差点から鳥堀交差点向けに直進すると、右手に龍潭池が見えてきます。龍潭池を過ぎて1本目の路地(中城御殿跡の石垣の塀沿いの道)を左に入って行くと右手に看板が見えてきます。

【駐車場】

なし(近くにコインパーキングあり)

【ゆいレール】

ゆいレール儀保駅より徒歩8分。
ゆいレール首里駅より徒歩10分。

【地図】

まとめ

今回はぶくぶく茶ということで、沖縄でも那覇や首里あたりでしか飲まれてないという珍しいお茶のリポートでしたが、いかがでしたでしょうか?

ビーチもダイビングも良いですが、終わった後は泡盛や沖縄料理ばかりでなく、一風変わった感じのこんな時の過ごし方もゆっくりと時が流れる琉球を感じることができるかと思います。

是非、首里近くにお越しの際はお寄りください。

そして、行った際には、We-Love沖縄を見た!とお伝えくださいね!

移転のお知らせ

楽茶陶房ちゅららは、沖縄県那覇市首里より移転いたしました。

旧店舗ではぶくぶく茶と体験陶芸を楽しむお店として皆様にご好評頂いておりましたが、閉店いたしました。

そこで!楽茶陶房ちゅららが店名を新たに九州、朝倉市にオープンいたしますことをお知らせ致します。

パグに特化シリーズに伴いここでは愉快で楽しい陶器が作られます。

沖縄で作り続けたパグ陶器、さらに今回皆様のリクエストに応えたフレンチブルドッグ群の陶器も加わり、楽しさ倍増の、お待たせいたしました~オープンです。

楽茶陶房ちゅらら

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ぶくぶく茶

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この記事を書いた人

東内宏治

岡山県生まれ 愛知県在住

東海地区を中心に水中動画のカメラマンとして活動すると同時に、沖縄のプロダイバー養成センターの講師を勤める。

海が大好きで、仕事抜きで年中潜り続けるオヤジダイバー!元インストラクターの視点から、沖縄の海の魅力を発信します。

有限会社オクト東内宏治のWEBサイト
http://oct-inc.com

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