2018年11月27日。映像でしか見たことがなかった登り窯への火入れを初めて見たこの日から、やちむん(焼きもの/陶器)作りの現場にお邪魔させていただくこと数か月。やちむんの素材となる土作り、やちむんを焼き上げる登り窯の修繕作業など、貴重な過程に立ち会わせていただきました。
その様子を、これから一連の記事にまとめていきたいと思います。
次々と新しい技術が開発され、自然に触れることや自分の手で何かを作ることが日常から遠のきつつある現在にあって、自然の力を借り、人が手をかけ、時間をかけ、思いを込めて作っているものがあること。また、そうして生み出された作品が、観賞のためや高級品としてではなく、一般家庭で日常に使うものとしてさりげなく提供されていること。
沖縄の日々の暮らしに根差した器、やちむんの中には、たくさんの価値あるものが隠れています。すでにやちむんを手にしておられる方にも、これから出会う方にも、この記事がそれを知る小さなきっかけになれたら幸いです。
コメント