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沖縄そのもののような素朴で優しい器が生まれる場所、やちむんの里

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やちむんとは?

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

「やちむん」は、沖縄の言葉で焼きもの、陶器のこと。

壺屋焼(つぼややき)に代表されるずっしりとした重みとやわらかなフォルム、南国の風土を映したような大らかな絵付けでお土産としても人気です。

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17世紀初頭、琉球王府が薩摩藩から朝鮮の陶工を招いてその技術の習得に力を注いだことから沖縄の陶器生産は本格化しました。琉球王府が1682年に美里村知花窯(現沖縄市)・首里宝口窯・那覇湧田窯を統合したのが現在の壺屋焼のはじまりです。

壺屋焼は、大正時代、濱田庄司さん、河井寛次郎さん、柳宗悦さんらによる民芸運動(無名の職人の手により生み出される日用品の中にある素朴な美を見出し、世に広く紹介する活動)でその評価を高めました。壺屋焼の陶芸家・金城次郎さんは、1985年に沖縄初の国の重要無形文化財「琉球陶器」技能保持者、つまり人間国宝に選出されています。

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やちむんの里とは?

読谷村やちむんの里

那覇空港から車で北上すること約1時間、沖縄県中部に位置する日本一人口の多い村・読谷村字座喜味内にある、沖縄の伝統的な陶器・壺屋焼の流れを汲む工房が集まる集落です。

戦後住宅地となり、煙害のため薪を使う登り窯の使用が難しくなった壺屋から、金城次郎さんをはじめとする陶工たちが読谷村へ窯を移し、やちむんの里が形成されました。

現在では19の窯元が工房を構え、ショップやギャラリーなども並んでいます。

何ができるの?

沖縄の原風景とやちむんの世界を味わう

読谷やちむんの里・読谷山焼北窯

広々とした敷地内には、赤瓦屋根のギャラリーや工房、登り窯などが点在。好みの器やシーサーなどを探したりするのはもちろん、里の中を散策して沖縄の原風景や静かに流れる時間を味わうのもおすすめです。

入口から里の奥へと続く一本道にはショップやギャラリーが軒を連ねます。さらに奥へ進むと、読谷山焼、読谷山焼北窯といった共同窯の売店や威風堂々とした登り窯を見学することもできます。

読谷村やちむんの里・読谷山焼窯

読谷村やちむんの里・北窯の登り窯

晴れた日には、工房前に乾燥中のやちむんが並ぶ何とも風情のある光景も目にすることができるでしょう。

工房内は立入禁止の場合がほとんど。陶工たちが働く場であることを忘れず、節度をもって行動してくださいね。

読谷村やちむんの里・北窯

毎年12月開催、やちむんファンが集う読谷山焼陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

例年12月中旬には、読谷山窯と読谷山北窯が中心となって開催する陶器市が開かれます。

2018年は12月14日(金)~16日(日)に開催されました。この日のために登り窯で焼き上げられた味わい深いやちむんが各工房前にずらりと並ぶ様子は壮観。

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

碗(マカイ)やカップ、皿などの日常雑器から大型の花器や壺まで、通常よりリーズナブルな価格で販売され、キズや少々難のあるものはさらに格安で提供されることもあり、県内外、国外からも毎年多くの方が足を運ぶ大人気のイベントです。

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

伝統の柄、モダンな模様、色使いも様々。特別に工房内を開放している窯元もあり、使い込まれた道具や囲炉裏のある風景など、普段はやちむんが形作られる空間を楽しむこともできます。

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

持っていくべきものや気をつけたいことは?

読谷村やちむんの里・北窯

冬や曇りの日でも紫外線が強いため、帽子や日傘、日焼け止めなどは必須です。夏の時期は特に陽射しが強いので、熱中症対策も忘れずに。自動販売機やカフェもありますが、飲みものも持参しておくと安心です。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]ココがおすすめ[/st-minihukidashi]

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入口右手の駐車場からは少し距離があるので、里の中を色々と見て回りたい場合は少し進んで左手に見えてくる駐車場に車を置くことをおすすめします。読谷山焼窯や読谷山焼北窯の共同売店周辺にも車は停められますよ。

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[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]ココがポイント[/st-minihukidashi]

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里の中は広く、舗装されていない道も多いので、雨の日などはぬかるみや水たまりもあちこちにみられます。歩きやすく、汚れてもいい靴で訪れた方がいいでしょう。

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[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#ef5350″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]ココに注意[/st-minihukidashi]

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先ほども触れましたが、工房内は立入禁止の場合がほとんど。陶工たちの働く場であることを忘れず、マナーを守って行動してください。工房や窯の近くでは様々な作業が進められていることもあるので、特に注意が必要です。

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陶器市の際には大勢の方が詰めかけ、特に初日はかなりの人出が見込まれます。臨時駐車場から無料シャトルバスで会場に向かうのがいいでしょう。2日目、3日目は少し落ち着くようです。

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

詳細情報

住所

沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2653-1

098-982-9216(読谷村役場商工観光課)

※工房に関することは各工房へ直接お問合せください

営業時間

各工房により異なる

定休日

各工房により異なる

共同売店

【北窯売店】

営業時間 9:30~17:30(13:00~14:00は休憩時間のためクローズ)

不定休

【読谷山窯共同売店】

営業時間 9:30~17:30

定休日 火曜日

公式サイト
読谷村観光協会

各工房について(読谷村観光協会HP記載より)

大嶺工房(大嶺實清)

大嶺工房(大嶺由人)

大嶺工房(大嶺亜人)

大嶺工房(大嶺音也)

読谷山焼 山田真萬

読谷山焼 玉元工房

読谷山焼 金城明光

読谷山焼 横田屋窯

読谷壺屋焼 陶芸 城

金城敏男窯 広工房

金城敏男窯 金城陶器

宮陶房

陶芸工房 ふじ

常秀工房

松田共司工房

與那原工房

松田米司工房

入場料

無料

アクセス

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那覇空港から約1時間

マップコードカーナビ設定

33 855 410*55

[st-google-icon googleicon=”directions_transit” fontsize=”” color=””]那覇空港から公共交通機関で向かう場合

路線バス120番を利用。親志入口下車、徒歩約15分

[st-google-icon googleicon=”local_parking” fontsize=”” color=””]駐車場

あり 無料

※駐車場は入口だけでなく、中ほど、読谷山窯共同売店、北窯売店周辺にもあります※時期により内容が異なる場合がございます。詳細は公式サイトにてご確認下さいませ。

地図

沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2653-1

ストリートビュー

まとめ

読谷村やちむんの里・北窯

読谷村やちむんの里・2018年陶器市

数百年にわたる歴史を今なお刻み続ける陶器が生まれる場所、やちむんの里をご紹介しました。青空に映える赤瓦屋根の工房が立ち並ぶ、沖縄ならではの雰囲気も満喫しに、ぜひ訪れてみてください。

工房や作り手によって雰囲気も様々ながら、素朴で温かく、どこか沖縄らしさを漂わせるやちむん。ひとつひとつ手作業で作られ、ガス窯や電気窯ではなく薪を使う登り窯で焼かれるものもあります。そのため、描かれた模様や釉の色が同じでも、少しずつ違った表情をしているのです。ぜひ手に取って、その肌触りや重みを感じてみてくださいね。

大切な方へのお土産や、あなたの日々の暮らしに寄り添う器との素適な出会いがありますように!

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やちむんの里

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この記事を書いた人

言葉、文化、自然、習慣、その他諸々にカルチャーショックと感動を経験しつつ沖縄に住むことかれこれ20年超。

すっかりなじんでいますが、一応九州産の移住者です。長く日常を過ごしているからこそ見える沖縄の素敵なもの、おもしろいものをご紹介していけたらと思っています。

大好物はおいしいもの、歴史を感じるもの、旅行、取材。必要に迫られ、大の苦手だった英会話を勉強中です。

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