この記事でわかること
- 地域共通クーポンの発行時期、受け取り方
- クーポンの使い方
- 使用可能場所の検索
7月22日開始の旅行から適用となったGo Toトラベルキャンペーン。旅行代金の35%OFFに加え、10月1日からは旅行代金の15%相当にあたる「地域共通クーポン」が発行されています。
Go Toトラベルが始まった矢先、沖縄県は再度緊急事態宣言を発令したため、旅行者が思うように伸びていきませんでした。9月には4連休もありましたが、観光客数は8月とあまり変わらず20万6000人程度だったと推測されています(前年同月比26%)。
沖縄好きの皆さんになかなかお越しいただけず、私達も寂しさを感じているところです。そこでこの記事では、「地域共通クーポン」の使用方法や注意点をご紹介します。少しでもお得にご旅行を楽しんでいただければ幸いです。
GoToトラベル・地域共通クーポンとは
旅行した都道府県と隣接する都道府県で、旅行中にのみ使えるクーポン。
旅行代金や宿泊費の15%相当額がクーポンとして発行されます。紙クーポンと電子クーポンの2種類があり、旅行商品の購入方法によって受け取り方やタイミングが異なります。1人あたり宿泊の場合6,000円/1泊、日帰りの場合3,000円が上限額です。
なおGo Toトラベルキャンペーン(旅行代金の35%を国が負担&15%相当額の地域共通クーポン発行)は2021年1月31日(2月1日チェックアウト)の旅行までと予定されています。(11月初旬現在2021年のゴールデンウィークまでの延長案も出ています)
地域共通クーポンは1,000円単位で発行されます。旅行代金の15%に1,000円未満の端数が生じる場合は、四捨五入します。(端数が500円以上の場合には1,000円券を付与)
参考
15,000円の旅行商品を購入した場合、15,000円×15%=2,250円なので2,000円のクーポン発行
25,000円の旅行商品を購入した場合、25,000円×15%=3,750円なので4,000円のクーポン発行

このような割合で計算されています。
紙クーポン・電子クーポン共に1,000円単位でしか利用できず、お釣りは出ませんのでご注意ください。
地域共通クーポンの受け取り方
クーポンは商品の購入方法によって発行の時期や受け取り方が異なります。
旅行会社の店頭で商品を購入した場合
→ 旅行代金の支払の際などに受け取り(紙クーポンのみ)
Go Toトラベル対象宿泊施設で直接宿泊商品を購入した場合
→ 宿泊施設へチェックイン時に受け取り(紙クーポンのみ)。
WEB上の旅行サイトなどを利用し商品を購入した場合
紙クーポンで受け取りたい → 宿泊施設へチェックイン時に受け取り
電子クーポンで受け取りたい → 旅行当日15時(日帰りの場合は12時)から専用ページで取得可能。(必要情報は各旅行サイトよりメールや購入確認画面で通知されるので、各自ご確認ください。)
ココがポイント
地域共通クーポンの注意点・見方
紙クーポンのサンプル

参考:観光庁
紙クーポンは1,000円券1種類。宿泊施設へのチェックイン時や、旅行会社店頭での決済時に受け取ることができます。
ここをチェック
有効期限が表面下部に、利用可能エリアが表面左下に掲載されます。宿泊する都道府県とそこに隣接する都道府県が記載されており、記載がある都道府県でのみ利用することができます。
チェックイン前の観光や飲食にクーポンは使えないの?
先日家族と美ら海水族館に遊びに行って、そのまま本部町に宿泊するプチ旅行をしました。ホテルのみを予約したので紙クーポンをチェックイン時(15時以降)に受け取ることになっていたのですが、朝から水族館に遊びに行きたかったので、事情を話し当日朝にクーポンを受け取る事ができました。
施設ごとに対応が変わるとは思いますが、宿泊前にクーポンの利用を検討したい場合は一度宿泊施設に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
電子クーポンのサンプル
電子クーポンは1,000円・2,000円・5,000円の3種類を発行することができます。利用ごとに、お釣りが出ない分だけクーポンを発行し、使うという形がおすすめです。利用可能エリアはクーポン発券画面で確認することができます。
ここをチェック
電子クーポンは旅行初日の15時から(日帰り旅行の場合は12時から)利用可能です。会計時に初めて専用サイトを開き取得するのでは戸惑ってしまう可能性もありますので、事前に専用サイトにアクセスし、いくら分のクーポンが有り、どのように発行するのか確認しておきましょう。
電子クーポン受け取り方法
専用ページにアクセスし、予約した旅行事業者ID、予約番号・受付番号等、旅行の初泊地(主な目的地)を入力して受け取ります。入力に必要な情報は予約サイトによってメールやサイト内で通知されますので、各自ご確認ください。
クーポンの利用可能エリア
クーポンの利用可能エリアは宿泊する都道府県(日帰り旅行の主たる目的地)+隣接する都道府県です。各都道府県の「隣接する都道府県」のご確認はGotoトラベル公式サイトでご確認ください。
クーポンの利用方法
紙クーポンの利用方法
Go Toトラベル地域共通紙クーポン取り扱い店舗か確認。

このようなステッカーやポスターで取り扱い可能か確認できます
紙クーポンの利用対象店舗であれば、会計時にクーポンを渡すことで利用できます。
紙クーポンには切り取り線がありますが、この部分が切り離されているクーポンは利用することができません(利用時に店舗側で切り離しを行う)。取り扱いには注意しましょう。
電子クーポンの利用方法
電子クーポンは専用サイトへアクセスして取得する必要があります。
専用サイトで、申し込んだ旅行会社等の事業者ID、予約番号・受付番号、初泊の宿泊施設が所在する都道府県(日帰り旅行の場合は主たる目的地)を入力してクーポンを受け取ります。入力する情報はメール等で通知がありますのでそれぞれご確認ください。

利用時には電子クーポン利用の旨を伝え、使いたい金額分のクーポンを発行。店頭にあるQRコードを読み込み、店頭のスタッフと確認しながら「利用済みにする」ボタンをクリックしてください。QRコードが読み取れない場合はQRコード下部のパスコードを入力することでも利用できます。旅行者の方自身が入力し、店頭のスタッフと確認しながら手続きを進めてください。
より詳しい使い方や手順については、Go Toトラベル公式ページをご確認ください。
地域共通クーポン取扱店舗検索マップ
地域共通クーポンの取扱を行っている店舗を検索することができるマップです。検索したいエリアと、グルメや観光施設など8個に分かれているカテゴリを選択しすることができます。

試しに国際通り付近の飲食店を検索してみました
マップ画面では、観光施設や店舗の名前などでも検索することができます。行きたい場所が決まっていて、そこがクーポン利用可能か調べることも簡単です。また取扱クーポンの種類や店舗住所などの詳細情報を確認することもできますのでご活用ください。
県民も利用できるGo Toトラベル
ご存じの方も多いでしょうが、Go Toトラベルは何も県外に旅行に行くときにしか使えないものではありません。
少し例にも上げたように、私は先日家族と美ら海水族館に遊びに行き、近くのホテルに宿泊しました。ホテルの宿泊にGo Toトラベルキャンペーンを適用し、地域共通クーポンを受け取って美ら海水族館の入場券を購入しました。子供が小さいので本島内の遠出でもこのように気軽に宿泊を視野に入れることができとても便利に感じます。
県民向けの宿泊プランを出している施設も多くありますので、この機会にちょっと贅沢してみてはいかがでしょうか。
地域共通クーポン利用上の注意まとめ
- クーポンは1,000円単位。お釣りはでない
- 利用可能エリアは、宿泊する都道府県+隣接する都道府県
- クーポンの利用可能期間は宿泊日とその翌日のみ
- 電子クーポンは旅行初日の15時以降(日帰りなら12時以降)からしか利用できない
- 電子クーポンに対応していないお店も多く、紙クーポンのほうがおすすめ
- 泊数制限は無いが、一日の給付上限金額は6,000円(日帰り3,000円)
- 1月31日宿泊分までの旅行がキャンペーンの対象
また禁止事項として以下があげられています。
- クーポンと現金との交換
- クーポンで購入した商品を返品する際の返金
- 券面額以下の利用でのお釣りの返却
- クーポンの交換
クーポン受け取り後に旅行の申込みのキャンセルや、参加人数の減少等により旅行代金が減額された場合は、受け取った場所でクーポンの返却をする必要があります。返却がされない場合は給付金の不正受給とみなされます。正しく利用しましょう。
まとめ
取扱店舗は観光施設や交通機関、コンビニなど多岐にわたり、かなり多くの場所で利用することができます。訪れる観光地付近を取扱店舗検索マップで閲覧し、利用可能な店舗を探してみてください。Go Toトラベル公式サイトも徐々に情報量が豊富になってきているので、気になることは旅行前に解消し楽しくお得に旅行を楽しみましょう!
また冬が近づき、コロナウイルスのみならず、インフルエンザなどが流行しやすい時期にも入ります。Go Toトラベルキャンペーンにより体調を崩される方が続出しないよう、観光庁では旅行者が心がけたい「新しい旅のエチケット」をまとめています。マスクの着用や手洗いうがい、検温など日頃ご留意いただいていることに加え「接触確認アプリCOCOA」のインストール等”安心・安全に旅行を楽しむ”ために必要なことが発信されておりますので、旅行前に一度ご確認ください。