花の見頃
沖縄の梅雨入りは早いと4月下旬。遅くてもゴールデンウィークが終われば梅雨入りです。
約1ヵ月早く梅雨入りしますので、あじさいの時期も早いのでは?と思い調べて見たところ、5月初旬~6月下旬が花の見頃ということでした。あまり変わらないような気もしますが、少しだけ早いですね。
凄すぎるあじさい園とは?
本部町にある「よへなあじさい園」です。山肌を見上げると叫びたくなるほど、たくさんのあじさいが咲いています。
私の地元(岐阜)にもあじさいで有名な場所があり、あじさい祭りが開催される場所がありましたが、こちらは比べものにならない数のあじさいが咲いています。ブルーのあじさいが多い印象です。天気のいい日になると青空の青とあじさいの青がコラボして、空の上を歩いているような感覚になります。
あじさいが山の中にある
「よへなあじさい園」のあじさいは、山の中にある段々畑に咲いている感じです。石畳の階段が多く、梅雨時期ということもあり、足元は滑りやすくなっています。
たくさんのあじさいの中を縫って歩くのでスニーカーや歩きやすい靴を用意してくださいね。私はスリッパタイプのサンダルで行ってしまい、思いっきり滑りました。傘をさして歩いている人もいますが、園内は大変な賑わいで周りの人に気を付けながら歩かなくてはいけません。
また、片手もふさがってしまうため、急な山道を歩くのに少し怖いです。できればレインコートの方が安心です。あじさいは水を好むので、じっとり蒸し暑い園内は蚊が出そうな場所がたくさんありました。夕方など蚊の活動時間に来園する場合は虫よけ対策が必要かな?と思います。持ち物は、タオル、スニーカー、レインコート、虫よけスプレーです。覚えておいてください。
園長さんが99歳
有名なウトおばぁ。大正6年生・今年99歳になるよへなあじさい園の園長さんです。
出典:よへなあじさい園
私がおじゃましたときは自宅の縁側に座って、来場客1人1人を出迎えていらっしゃいました。おばぁはとても元気で、観光客のみなさんと一緒に写真を撮ったり縁側でゆんたくしていました。
一つだけ質問をしてみました。「ここまで見事にあじさいを咲かせるのに何十年?かかったのでしょう?」
おばぁの答えは…『ずっと前から~』だそうです。正確な年月までもう覚えてないそうです。
82歳のおじぃもウトおばぁから見たらまだ子供。(笑) 「若い人は足腰が上等さ~」なんて言われていました。今年もウトおばぁに会うことができるといいなぁ♪
めずらしいあじさいの扱いが凄い
足元を見ながら歩いていると、段ボールにマジックで『めずらしいあじさい』と書かれたあじさいを見つけました。
めずらしいあじさいをこんなところに適当に置いていていいのか?とツッコミたくなってしまいましたが、そこは見て見ぬふりということにしましょう。変わった形のあじさいも時々見かけるので、園内くまなく探してみてください。
徹底した土壌管理が凄い
どうしてブルーのあじさいが多いのか、係員さんに聞いてみたところ、これは品種ではなく土の性質が問題だそうです。酸性の土壌ではブルーの花。アルカリ性の土壌ではピンクの花を付けるそうです。あじさいの品種によっては同じ土壌でも違う色で咲く場合もあるそうです。
沖縄の土壌は果物などがよく実る赤土で酸性のところが多いそうです。わざとアルカリ性の肥料を混ぜたり、木炭を混ぜたりしてピンクを咲かせるそうです。
ピンクも増やして欲しいという要望におこたえして土壌改良を進めているそうですが、自然相手なので咲いてみないと分からないさ~とおっしゃっていました。
あじさい畑を一望できるカフェがある
あじさいを眺めながらホッと一息出来るカフェなんて贅沢ですよね。混雑時に行ってしまったので入れなかったのですが、大きな窓のある休憩所があります。(写真右上)混雑した園内をまわった後に、ぜんざいやかき氷を食べながら、あじさい畑をゆっくり一望したいですね。花より団子派の私が、ぜんざいを食べずに帰るとは…
施設情報
施設名
住所
〒905-0221 沖縄県国頭群本部町伊豆味1312
電話番号
営業時間
9:00~18:30
定休日
シーズン中は無休
入場料(施設利用料)
大人400円→500円、小中高生200円、幼稚園生以下無料
団体20名以上・大人350円→400円、小中高生150円
クーポン・割引
なし
所要時間
30分~
施設設備
トイレ、カフェ
料金
大人300円・小中高生100円
まとめ
私のおじぃが6月生まれで、6月の誕生花はあじさい。だから、あじさいを見に行きたい、という理由であじさいを見に行きました。
沖縄であじさいというイメージがなく、半信半疑で行ってみたのですが、行って正解でした。見事としか言いようのないあじさい畑でした。
自然相手なので、今年の開花時期がどうなるかは私では分かりません。5月初旬~6月下旬が花の見頃とは言われていますが、よへなあじさい園へ行く際は、問い合わせてから来園してみてください。北部観光を検討中の方は旅のプランに「よへなあじさい園」と書き込んでくださいね~。
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