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2021年第43回もとぶ八重岳桜まつり(本部町・もとぶちょう)

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[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]寒緋桜(カンヒザクラ)とは[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]

寒緋桜

例年1月中旬から開花。バラ科サクラ属、花が緋色(個体によって濃淡の差がかなりあります)に染まることからこの和名がつけられました。緋寒桜(ヒカンザクラ)、台湾桜(タイワンザクラ)、緋桜(ヒザクラ)とも言われます。

花は下向きに咲き、ガクごと落下するため花びらは散りません。また、開花には一定の寒さが必要になるため、気温が最も低くなる八重岳周辺から開花し、徐々に南下していくのも特徴です。

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どんなお祭り?

もとぶ八重岳桜まつり看板

もとぶ八重岳桜まつりは、「ひとあし、お咲きに」がキャッチフレーズの、日本一早い桜まつり。

沖縄本島で2番目に高い(本島最高峰は標高503mの与那覇岳)標高453mの八重岳(やえだけ)を舞台に行われる、2021年で第43回を迎えた人気のイベントです。例年、桜が一分~二部咲きとなる1月中旬から満開を迎える2月初旬に行われます。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]沖縄と本土の「お花見」の違い[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]日本本土では桜の木の下に座ってゆっくり花を楽しむため、敷物やおいしい料理、お酒が必須のお花見。でも、沖縄では散策しながら楽しむのが基本で、八重岳のように車での移動が必須の場合もあります。

今帰仁(なきじん)城跡、名護(なご)城跡、末吉(すえよし)公園、八重瀬(やえせ)公園など桜の名所は多くありますが、斜面や道路に面した小さな川沿いに桜並木が並ぶ場合が多く、道幅も狭い場合が多いので座って間近に桜を眺めるのは難しい環境です。

漫湖(まんこ)公園、与儀(よぎ)公園には比較的平坦な広場もあり、ベンチなどに座って桜を楽しむ方々の姿もあります。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-hand-o-right” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]2020年(コロナ以前)までは[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#E8EAF6″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]八重岳中腹にある八重岳桜の森公園で、「本部ミス桜発表」「いちばん桜歩け歩け大会」「わんぱくつなひき大会」「石くびり大会」といった催しや、県内アーティストによるライブ、地域の子どもたちによるパフォーマンスなど様々なイベントも開催。

沖縄県外からも多くの観光客が訪れ、週末は周辺道路が渋滞するほどのにぎわいを見せていました。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-search” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#66BB6A” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]2021年は[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#E8F5E9″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]密を避け、マスクの装着や手指の消毒といった新型コロナウイルス感染症対策とともに開催。開催初日と翌日には、例年行われていた内容を縮小しつつ「2021本部ミス桜発表」や地域の子どもたちによるパフォーマンスを中心にステージイベントも行われました。

実行委員会からは「車窓から心を癒す」をキーワードに、車を降りずに車窓からの眺めを楽しむ「ドライブスルー花見」が呼びかけられての開催でした。[/st-mybox]

何ができるの?

開花情報

八重岳入口にある開花情報

ドライブスルーで山ならではのダイナミックなお花見を

ふもとから山頂まで、道の両脇を約7000本の寒緋桜(カンヒザクラ)が彩る4kmほどの道のりを車でたどる、八重岳ならではのお花見を楽しめます。入口付近には山頂・中腹・ふもとそれぞれの開花状況表示もありました。

桜並木

山頂へ続く桜並木

桜並木

ところどころに現れる桜のトンネル

中には大きく育って左右に枝を伸ばす木もあり、数カ所は桜のトンネルのようになっているところも。ドライバーさんでも脇見運転をしなくても桜を見ることができます。途中数カ所にある駐車スペースで運転を交代するといった工夫もあれば、さらに楽しめますね。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-exclamation-circle” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#ef5350″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ここに注意[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]寒緋桜(カンヒザクラ)の枝はとても低い位置に伸びていることも多く、車高の高い車の場合屋根をこすってしまう場合もあります。

また、道路の幅もあまり広くはありません。対向車とすれ違う時なども、桜の木も、ご自身の車も傷つけないよう、運転は慎重に。

「桜の枝にご注意下さい」という立て看板のある場所では特に注意してくださいね。[/st-mybox]

立て看板

山頂からの景色を楽しむ

伊江島

山頂からは伊江島の姿も望める

往路はもちろん、山を下っていく復路も見どころがいっぱいです。

山頂

山頂のスペース。ここでUターンを

八重岳山頂

八重岳山頂には小さなスペースがあり、ピンクの桜に彩られた山を見下ろし、はるかに伊江島を望む絶景を楽しむこともできます。あとはUターンして下っていきましょう。山頂以降も道があるのですが、しばらく行くと通行止めになっているので、ご注意ください。

八重岳中央公園ほか駐車可能なスペースで散策や写真撮影

八重岳中央公園

八重岳中腹にある八重岳中央公園は、入口から遊具のある広場まで続く桜並木も見どころ。お子さん連れなら密を避けながら広場の遊具で遊ぶのも楽しいですね。広場には小さな桜の木が多く、小学校低学年くらいのお子さんの身長でも間近に桜を見ることができるのもポイント。

八重岳中央公園

桜を楽しみながらゆっくり散策するご家族連れの姿もありました。遊具のある広場手前にトイレも設置されています。休憩がてら立ち寄るのもいいでしょう。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-hand-o-right” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]2020年(コロナ以前)までは[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#E8EAF6″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]ドライブスルーではもちろん、途中数か所に設けられた駐車場に車を置き、鳥の声に耳を傾けながら散策しつつ桜並木を楽しむこともできます。飲食店や本部近郊の特産品の出店も各所にあり、多くの方でにぎわいました。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-search” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#66BB6A” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]2021年は[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#E8F5E9″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]駐車スペースは例年通り設けられている場所もあり、ほかの方との距離を保ちつつ、車を降りて撮影したり、散策を楽しんだりする姿も見られました。

今年も軽食や桜まつり限定アイスクリーム、植木、特産品などの出店がありましたが、八重岳中央公園から少し上った中腹あたりの1カ所に集中し、ほかには、ドリンクやアイスクリームの個別出店がみられる程度でした。[/st-mybox]

出店

軽食のほか植木や本部町の特産品の出店も

服装、持っていくべきものや気をつけたいこと

開催期間1月下旬~2月上旬の気温と服装

1月下旬から2月上旬は沖縄の短い冬の期間。八重岳周辺は沖縄本島の中で最も冷え込む地域のひとつ。多くはありませんが、最低気温が8度ほどまで下がる場合もあり、風が強いためかなり寒く感じます。一方、最高気温が20度を超える日もあり、天気が良い場合は汗ばむほどになることも。調節の簡単な服装でお出かけください。

日差しは非常に強く、曇り空でも紫外線が強いので、日焼け止めやサングラスといった紫外線対策は必須です。基本的には坂道で、舗装されていない場所も多いので、足元は歩きやすく汚れてもいい靴がおすすめです。

渋滞や駐車場の状況

県内外から多くの観光客が訪れる例年はかなり混雑し、特に週末は沖縄自動車道の北の終点・許田(きょだ)IC周辺で渋滞が起こり、駐車場がいっぱいで停められないということもありました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、今年は目立った混雑はなかったようです。許田ICは上下線ともにスムーズに流れており、駐車スペースに困ることもありませんでした。

来年以降は新型コロナウイルス感染症の流行状況が落ち着いていれば、同様の渋滞や混雑が起きる可能性があります。週末を避け平日に出かけるか、週末であれば午前中早めの時間に到着し、15時頃までに帰路につくようなスケジュールであれば渋滞を回避できると思います。

情報

開催日時

2020年1月16日(土)~1月31日(日)
※1月17日(日)は7:00~9:30八重岳線全線交通規制あり

イベントスケジュール

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1月16日(日)
9:00~11:00 いちばん桜歩け歩け大会
※ドリーム保育園前集合
11:20~13:00 わんぱくつなひき大会
※桜の森公園内ステージ前
13:00~14:30 オープニングセレモニー(さくら前線日本一演舞)
14:45~15:15 上地流空手道・琉球古武道
15:20~16:50 もとぶっ子ショー
17:00~17:30 ぴーじゃーず
18:00~20:00 桜まつりinもとぶ元気夕市[/st-mybox]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

1月17日(日)
7:30~9:00 もとぶ八重岳ヒルクライムレース
※7:00~9:30八重岳線全線交通規制あり[/st-mybox]

その他イベント

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1月16日(土) 上地流空手連合会 奉納演武
(八重岳桜の森公園 上地完文銅像前)
1月24日(日) 第19回もとぶ観光文化フェスタ
(本部町多目的広場闘牛場)
1月30日(土) 八重岳さくら並木ノルディックウォーキング
(八重岳桜の森公園 管理棟前)
1月中旬~ リュウキュウベンケイソウ花見
(田空の駅 ハーソー公園)
桜満開時 もとぶ八重岳さくら美ら咲きコンテスト選考会・フォトスポットとして発表[/st-mybox]

開催場所

八重岳(八重岳桜の森公園)
〒9050222 沖縄県国頭郡本部町並里921

入場料

無料

問合せ先

本部まつり実行委員会(本部町企画商工観光課)
0980-47-2700
桜まつり期間中の土・日曜日のみ
公園管理棟
0980-47-6688

八重岳 – 本部町観光協会公式ウェブサイト

アクセス

那覇空港から車で約1時間40分
那覇空港から公共交通機関を利用して向かう場合
マップコード 206 830 214*22

駐車場

あり 約500台

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-exclamation-circle” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#ef5350″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]ここに注意[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]先にも触れたとおり、例年は多くの観光客が訪れて駐車場もいっぱいになる場合がありました。週末を避け平日に出かけるか、週末であれば午前中早めの時間に到着し、15時頃までに帰路につくようなスケジュールをおすすめします。[/st-mybox]

まとめ

こちらの記事では、第43回もとぶ八重岳桜まつりについてお伝えしました。「ひとあし、お咲きに」、日本一早い桜まつり。新型コロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小しての開催でしたが、桜の花は車窓から楽しむこともできます。

可憐な寒緋桜(カンヒザクラ)と八重岳ならではの絶景は、写真や映像で見るだけではもったいないもの。新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、来年以降、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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もとぶ八重岳桜まつり

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この記事を書いた人

言葉、文化、自然、習慣、その他諸々にカルチャーショックと感動を経験しつつ沖縄に住むことかれこれ20年超。

すっかりなじんでいますが、一応九州産の移住者です。長く日常を過ごしているからこそ見える沖縄の素敵なもの、おもしろいものをご紹介していけたらと思っています。

大好物はおいしいもの、歴史を感じるもの、旅行、取材。必要に迫られ、大の苦手だった英会話を勉強中です。

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