2021年　第39回東村つつじ祭り（東村・ひがしそん）

東村について

沖縄本島の北部、東海岸沿いにある東村。人口は2000人弱と沖縄本島では最も人口の少ない地域です。南北に長い村は、面積の約73％を森林が占め、大小14の河川が流れる自然豊かな場所です。

沖縄の北部を「やんばる（山原）」と呼びますが、その「やんばるの森」には多種多様な動植物が生息し、国立公園に指定されています。

パインの名産地で有名で、キャンプ、トレッキング、カヌーなどのアウトドア体験もできる、観光資源も豊富な村です。

どんなお祭り？

そんな東村の「東村つつじ祭り」は今年で39回を迎えました。約5万ヘクタールの広さにおよそ5万本のつつじが植えられています。このつつじは昭和51年に植え付けを開始し、村民総ぐるみで6年間かけて「東村村民の森つつじ園」が作り上げられました。そして昭和58年、村政施行60周年記念とあわせてこの「東村つつじ祭り」が始まりました。

今年は新型コロナウイルスの影響で、飲食ブースやイベントなどはありませんでしたが、色とりどりのつつじは鮮やかで、散策するだけでも十分楽します。（花木と特産品の販売はあり）

[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#919191″ bgcolor=”#fafafa” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]2021年東村つつじ祭りポスター[/st-cmemo]

なにができる？

色とりどりのつつじはヒラドツツジやケラマツツジなどで、園内にはなんと30種類以上。代表的な6種類のつつじのそばには、その名前が書かれた看板が立てられています。

色が違うだけなのかと思っていましたが、ひとつひとつに名前がついているのを初めて知りました。看板を探しながら散策するのも楽しいかもしれません。

園内は起伏があり、少し登っていくと東海岸の海を一望できます。

斜面に咲くつつじとやんばるの濃い緑を遠目にみる景色も壮観です。

散策のコースには「順路」の看板があります。「〇〇の森」といくつかにゾーン分けされていますが、小さなお子さま連れの方や、体力に自信のない方は、園の中央（メイン）の部分をぐるりと歩く感じがお勧めです。

途中に橋を渡るようなルートもありますので、しっかり散策されたい方は隅々まで歩いてみると良いと思います。それぞれの予定や体力、体調に合わせて散策の距離を調整できる感じでした。

[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#919191″ bgcolor=”#fafafa” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]つつじ祭り散策MAP[/st-cmemo]

服装・持って行くべきものや気をつけたいこと

沖縄は3月になると初夏のように暑い日も多くあります。私が訪れた日もとても暑く、こどもが熱中症にならないか心配になるほどでした。

晴れた日は日傘、帽子、サングラスなどの日よけになるものが必須です。曇りで風が強い日は肌寒い場合もありますので、天気を見て調節できる服でお出かけになることをお勧めします。

また、園内は起伏が結構あるので、歩きやすい靴でお出かけください。

園内には東屋が2か所かあって、風が通りとても気持ちのよい休憩スポットでした。園内に自動販売機はなさそうだったので、入り口の自動販売機で購入されるなど、特に暑い日は飲み物をお忘れなくお持ちになり、こまめに休憩するようにしてください。

鮮やかに咲くつつじは、人間だけでなく蜂もたくさん引き寄せていました。お子さまの顔の高さで飛んでいるハチもいましたのでお気をつけください。

設備情報

トイレは入場口の左手奥にあります。こちらの優先トイレにはお子さま用椅子とおむつ交換台がありました。歩き始めるとトイレはないので、お子さまのトイレは先に済ませておかれる方がよいと思います。授乳室はありませんでした。

車いすと杖の無料貸し出しがありました。必要な場合はスタッフの方に声を掛ければ借りられるとのことです。

新型コロナウイルス対策

今年は新型コロナウイルスの影響で、夜間のライトアップや飲食物の販売が中止となっています。また対策として、以下が行われていました。

• 新型コロナウイルス感染症対策沖縄県公式LINE（RICCA）の登録依頼の看板設置
• 入口での手指消毒
• 検温
• 健康状態申告書の記入
• 入場券は券売機で購入
• 園内に注意喚起の看板を設置
• 東屋に手指消毒用のアルコールを設置
• 入場者数カウント（上限を超えた場合は入場制限）

イベント詳細

日程

2021年3月1日（月）～3月21日（日）

開催場所

東村村民の森つつじ園
〒905-1204 沖縄県国頭郡東村平良７６６−１

入場料

高校生以上300円　中学生以下無料

問い合わせ先

東村つつじ祭り実行委員会（東村役場　企画観光課内）
電話番号：0980-43-2265

アクセス

那覇空港から車で1時間50分（沖縄自動車道利用：許田ICから約40分/宜野座ICから約50分）

マップコード

485 498 119*38

駐車場

あり（無料/優先駐車場もあり）

まとめ

自然豊かな東村で毎年開かれるつつじ祭りでは、30種類をこえる約5万本の色とりどりの鮮やかなつつじが見られます。体力や体調に合わせて、歩くコース（距離）を変えることができるので、長い散策を楽しみたい方、あまりたくさんは歩けないけれどゆっくり楽しみたい方、それぞれの楽しみ方ができると思います。

3月は晴れると初夏のように暑さを感じる日もあります。水分をしっかり摂りながら、散策を楽しんで頂けたらと思います。

また東村には自然と触れ合える場所がたくさんありますので、つつじと合わせて楽しまれるのもよいかもしれません。つつじ祭りはあと少しの開催期間となってしまいましたが、お出かけの参考にしていただけましたら幸いです。

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