【どういうところ?】願いをかなえる光る像の伝説が今も残る神社
琉球の王である尚元王の長男が病気の際、とある伝説で信仰のあったこの地に祈り、元気になったことからお宮を創建したのが由来である識名宮。
その伝説とは、この地にある洞窟に、光を発する像(賓頭盧びんずる)があり、これを信仰した人たちの願いが叶っていたことなのですが、なんと、その洞窟は今も残っているそうです。
ちなみに普段は鉄柵で閉じられているこの洞窟、毎月1日と15日に、扉を開閉しているとのことです。
もうひとつ、地図を見ると、琉球八社のうち、この識名宮と、末吉宮とが、首里城を挟んでちょうど対になるように建てられていて、それが首里城を守る門のようにも見えます。これは琉球王朝が敢えて選んだ土地ということですよね。なんだかこの識名宮、本当にパワーを秘めたスポットの気配がします。
【何ができる?】病気平癒の御利益
このお宮の由来から、病気平癒の御利益があるとのことです。
琉球八社自体、ガイドブックにはほとんど載っていない情報なので、観光で訪れる人はまだまだ少数派。お宮は地元密着の神社です。
しかし、最近ではパワースポット巡りや御朱印帳集めをする方々の間でひそやかな人気がある様子です。
御朱印帳の記帳はいただけるのですが、宮司さんが普天間宮と兼務で不在が多いとのこと、御記帳をお願いしたい人は、お電話にて確認してからのお参りをおすすめします。
施設情報
施設名
識名宮
住所
〒902-0071 沖縄県那覇市繁多川4丁目1-43
電話番号
098- 853-7225(受付 8:00~18:00)
営業時間
特になし
定休日
年中無休
入場料
無料
クーポン・割引
なし
所要時間
1時間
施設設備
本殿、拝殿、洞窟、鳥居、社務所、手水舎
アクセス
【車】
那覇空港から車で約20分
【ゆいレール】
ゆいレール「首里駅」 より徒歩19分(1.5km)
【路線バス】
ゆいレール「県庁前」駅横のバス停、繁多川南線「パレットくもじ前」 バス停 乗車 →「繁多川」バス停下車 徒歩1分
ほかにも那覇バス 5番(識名牧志線)、14番(牧志開南循環線) 乗車で、「繁多川」バス停下車可
カーナビ設定
MAPCODEがありません。
住所「沖縄県那覇市繁多川4丁目1-43」にて検索ください。
駐車場
なし 正月時のみ臨時駐車場が2台分あり
詳細は識名宮社務所
地図
ストリートビューで見る
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観光のポイント
お宮のある繁多川地区周辺は、豊富な湧水があるところ。ウチナーグチ(沖縄語)でハンタガー(繁多川)と読み、琉球王朝に献上されていたお水だと言われています。
そしてこのお水で作られているのが、繁多川豆腐。
沖縄各地にある沖縄名物「島豆腐」の中でも美味しいと評判の繁多川豆腐は、やはり琉球時代から作られているそうです。
まとめ
観光というよりも、地元の人に親しまれているこの神社。願いが叶うと信仰の集まった、不思議な伝説の残る洞窟が、今もなお聖域として残っているなんて知ってしまうと、ついお参りしたくなってしまいますね。
お参りの際は、繁多川豆腐もご一緒にどうぞ~。
琉球八社巡りはこちらから
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