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奥武島と橋から飛び込む豪快な海神祭(ハーリー)(南城市・なんじょうし)

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奥武島ハーリー

 奥武島と橋から飛び込む豪快な海神祭(ハーリー)

奥武島(Ojima)は、那覇空港から高速道路を利用して約30分に位置する沖縄の南エリア南城市にあり、ハーリーは、有名な天ぷら店、中本鮮魚てんぷら店のそばの奥武橋付近で行われます。

橋から飛び込むという「流れ船」は独特で、その豪快さで人気があります。

今年の海神祭は終わりましたが、近辺のお店情報と合わせてお伝えしたいと思います。

奥武島ハーリー 1
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奥武島海神祭(ハーリー)の豪快な「流れ船」を観る

毎年、旧暦の5月4日(本年6月8日)に実施される奥武島の海神祭(ハーリー)、今年は晴天に恵まれ、漕ぎ手達も観覧者もテンション高い一日でした。

もともと海で囲まれた沖縄は、本島に限らず周りの島でも新暦や旧暦5月4日頃に海への感謝とウミンチュの航海安全・大漁祈願、併せて五穀豊穣や無病息災・繁栄を願い行われます。

まだ来られたことが無い方は、是非来年、奥武島の海神祭を観に、また、奥武島民と交流しに来て下さい。

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奥武島本バーリー 

まずは、奥武観音堂にて村神人、漕ぎ手達によりミシラギ御願が朝8時から始まります。

そして、御願バーリー、二番バーリーへと進みます。奥武島の本バーリーは、東(あがり)と西(いりー)に分かれての対抗戦です。言葉の通り、あがりは日があがる場所、いりーは日が入る場所という意味で、東西2チームの7番勝負です。

船はサバニと呼ばれる爬竜船ですが、そのサバニを修造できる職人達、いわば伝統を支える人たちが減っているということを地元の人に聞きました。太陽の下、水上を気持ちよくすいすい走るサバニを観ながら、無くなって欲しくない、受け継がれて欲しいと切に思いました。

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流れ船(三番バーリー)橋からの飛び込み

二番バーリーの後は、区長や市長の挨拶があり、小、中学生の競技のあと、いよいよお待ちかねの「流れ船」です。

橋の上に漕ぎ手が到着する前、良いアングルを狙う報道関係のカメラマン達は、早くから橋のたもとを陣取っています。南城市の古謝市長も橋から漕ぎ手が飛ぶ前に、橋のたもとまで赴き、漕ぎ手への応援と確認を行っていました。あがりは赤、いりーは白の鉢巻きをしていますが、「1本でも鉢巻きがはずれ、海に落ちると判定負けとなります。」と、興奮気味のアナウンスが流れます。

そして、とうとう2艘のサバニが橋の下に着き、合図の旗が振られると同時に、思い切りよく漕ぎ手達が橋から次々に川に飛び込んでいきます。その豪快さに観客は歓声をあげ、応援も暑い日差しに負けないくらいの熱気を帯びていきます。今年の流れ船(三番バーリー)は、東(あがり)の勝ちでした。勝ったあがりはサバニを担ぎ、いりーの漕ぎ手達の陣営の方へ煽りにいきます。

クンケーラーシー(転覆)

4番、5番バーリーが終わると、2度目の盛り上がりがやってきます。船を途中で転覆させた後、回転させ素早く船に乗り込み直し漕ぎ出します。

水を掻き出しながら漕ぐ姿に声援も大きくなります。今年はなんと同着だったために、もう一周しての判定でしたが、結局引き分けとなりました。

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奥武島の海神祭は泡盛飲み放題

最後に上がいバーリーがあり本バーリーは終了しますが、お昼前から、「夜の打ち上げは誰でも泡盛飲み放題ですから観光客の方々も是非来てください」と、アナウンスが度々入ります。(笑)

その大らかさについ笑みがこぼれます。そして、本バーリー表彰後、タイムレースの職域ハーリーへと移っていきました。職域ハーリーはエントリー制ですが、ご年配の区長会の区長さん達も昔取った杵柄で(いや、ここは櫂と言うべきか?!)、驚きの漕ぎっぷりだったり、また、筋肉質の海外女性たちのパワー溢れる掛け声に観ている者も圧倒されたりと、チームにそれぞれ特色があって面白いものでした。

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漁業協同組合の建物内に鮮魚店(いまいゆ市場)

ハーリーをしているすぐ近くに新しい漁協の建物があり、鮮魚店と野菜店が入っています。

その日も観光客がベンチで、お刺身や丼を買って食べていました。沖縄で獲れる魚は熱帯魚のように色鮮やかなものばかりと想像されるかもしれませんが、くろまぐろに伊勢海老、車エビ、イカやタコに鯛というように多種類の魚が獲れ、その穫れたてを鮮魚店の前で食べられるのが良いところです。また、野菜も安くて沖縄ならではのものが置いてありました。

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奥武島の天ぷら屋さんは三軒

橋付近にある天ぷら屋さんは有名ですが、他に2軒あり、その内、地元で人気の1軒はリニューアル工事中でした。ハーリー後の日曜日、どうしても天ぷらが食べたくなり、橋のところより奥にある大城屋さんで、もずくと、サツマイモの天ぷらを買いました。どちらもひとつ60円でした。その日も観光客や地元の人たちで賑わい、14時頃には野菜の天ぷらは売り切れでした。

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奥武島のガラスギャラリー「OITABA」

大城てんぷら屋さんのまだ少し奥に琉球ガラスとはまた違った新しいガラスの作品を作っている女性作家さん三人のお店があります。

商品はアクセサリーや食器です。どれもお洒落で素敵なのですが、リーズナブルなお値段です。わたしも海色のピアスを買って帰りました。是非、立ち寄って欲しいお店なのですが、基本、金・土・日曜日の昼間~日没まで営業ということですので、開店しているかどうか確認してご訪問ください。

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まとめ

6月初旬とは言え、晴れていれば真夏のような沖縄。ハーリー中も暑さで地元の子供達が近くで泳ぎ出します。

おじぃやおばぁが子守りです。ハーリーの中継アナウンスもたまに琉球語が入り、それがまた理解できなくても面白く感じます。今年の海神祭は終わりましたが、是非、奥武島の空気や匂いや風を感じに旅の計画に入れてください。

※そして日焼け止めやタオルをお忘れなく。

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この記事を書いた人

福岡出身のグランマ。

第1子を20歳で出産したため、すでに4人のグランドマザー。2015年3月に13年勤めた会社を辞めて沖縄生活トライアル中。

わくわく沖縄生活。

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