今回、この「古民家居酒屋かんから・カン」を紹介することをかなりためらっていました。
理由は、紹介するとたくさんのお客さんが来て私が行った時に入れなくなるからです。(笑) 実際に私が先日連れて行った友人は、次の日も行ったよ!と言っていたくらいです。
しかし、オーナーさんからのお願いということで、取り上げないわけにはいかない。ということで、泣く泣く紹介することにした次第です。
毎月私が通う行きつけの隠れた名店を特別に大公開します。
数少ない古民家居酒屋
国際通りや那覇市内ではやめったに見かける事が少なくなった、築60年の木造赤瓦住宅を居酒屋として大改造したのが古民家居酒屋「かんから・カン」です。
私の経験では古民家をここまで改装したお店は他にないかなぁ〜と思います。他にあるかもしれませんが・・・で、もし、あったら教えていただければ幸いです。
そして、この古民家の雰囲気がとても心地いい空間になっていますので、記事を読まれた方は是非、お店に行っていただければと思います。
また、現地で私とばったり会うこともあるかもしれませんので、その際には声をかけてくださいね〜。
赤い提灯がある入り口を入り、緑に囲まれたアプローチを奥へ奥へと進みます。
奥の左手が入り口になります。
3階席に上がる際に見られる沖縄独特の赤と白の瓦屋根。
掘りコタツがのんびりできて嬉しい
カウンター席が入り口に9席あり、店内は個室の掘りコタツ20席、大広間には掘りコタツ52席。更に大広間奥にはガラス屋根の個室カウンター12席。また、外からは見えませんが3階もあり、テーブル席で55名まで収容可能な空間になっています。
3階のお部屋は貸切りとして多くの方が活用されているようです。私も那覇マラソンの時に初めて3階席でお食事をさせていただきましたがとても快適でした。
そして、72席ある掘りコタツの席がとてものんびりできて嬉しいスペースです。
居心地が良いのでついつい、飲みすぎてしまいます。しかも、間仕切りのパーテーションに琉球ガラスをあしらっていたり、インテリアもなかなかおしゃれで素敵です。
また、下記の写真は個室カウンター席です。たまには仲間と横一列で飲むのも悪くありませんね。水槽に金魚がいますが、熱帯魚だとさらに沖縄気分が楽しめるのですが、おじぃに何で金魚なのか?聞いてみてください。会話を楽しむキッカケになると思います。笑
沖縄料理のバリエーショが多い
下記に一部メニューを抜粋し掲載しましたが、この他にもおつまみや揚げ物、焼き物などなど、料理のバリエーションは、沖縄料理だけでなく、ごはん、サラダ、デザートまで盛りだくさんでオールラウンドに数が多いです。
また、これだけメニューが多いと「売り切れました」なんてことが多いと思うのですが、古民家居酒屋かんから・カンでは、私自身あまりそれを聞いたことがほとんどないです。(※昨年は島らっきょが不作で出ないことはありましたが、お店の都合というのはほとんどないと思います。)
こういうところが凄いです。というか私が好きな理由のひとつでもあります。
もずく天ぷら
*ソーメンチャンプルー *イカスミソーメンチャンプルー *パパイヤチャンプルー *豆腐チャンプルー *ゴーヤーチャンプルー *フーチャンプルー(お麩) *チキナーチャンプルー(からし菜) *ナーベラー味噌炒め(ヘチマ) *ヒラヤーチー *もずく酢 *スクガラス豆腐 *ミミガー味噌和え | *豆腐よう *島らっきょう浅漬け *海ぶどう *ラフテー(豚の角煮) *てびち *炙りスーチカー *厚揚げ豆腐 *もずく天ぷら *島らっきょう天ぷら *県産魚天ぷら *グルクン唐揚げ *沖縄そば |
もちろん、メニューはこれだけではありません。詳しくはお店でメニューをご覧ください。
島らっきょう天ぷら
泡盛の取り扱い種類が多い
とにかく泡盛の種類が多いのと、古酒もたくさん用意されています。
3階には酒蔵がありお店の開店と同時に毎年泡盛を貯蔵してきているそうです。ですので、今年で古民家居酒屋かんから・カンは12周年なので12年古酒が店内で飲めるそうです。また、開店5年前から寝かしていた古酒もありますので、17年古酒も飲むことができるそうです。
うちなんちゅの方が多く通われている理由もうなずけます。
取り扱っている泡盛一覧(※一部のお酒になります)
地元小禄のお酒(おろく)
カリー春雨 | 30° | 3000円 |
春雨マイルド | 24° | 3900円 |
豊見城市のお酒(とみぐすく)
夢航海 | 30° | 1900円 |
忠孝 | 30° | 2000円 |
豊吉 | 30° | 2100円 |
仁風 | 30° | 2300円 |
忠孝古酒ゴールド | 30° | 3500円 |
糸満市のお酒(いとまん)
海人 | 30° | 1900円 |
まさひろ | 30° | 2000円 |
神泉古酒ゴールド | 30° | 2700円 |
東風平町のお酒(こちんだちょう)
南光 | 30° | 2100円 |
北谷町のお酒
北谷長老 | 30° | 3700円 |
読谷村のお酒(よみたん)
残波黒 | 30° | 2100円 |
残波白 | 25° | 2700円 |
沖縄市のお酒(おきなわ)
かりゆしブラック | 30° | 2100円 |
琉球クラシック | 25° | 2400円 |
うるま市のお酒
はんたばる | 30° | 2300円 |
この他のエリアのお酒もまだまだあります。
また、金額には別途消費税が掛かります。そして、価格改訂している場合がありますので、公式サイトもしくは店頭でご確認ください。
この他に、ソフトドリンク、酎ハイ、カクテル、ワイン、ノンアルコールカクテルなどお料理同様に数多くの種類があります。
また、居酒屋さんにあまり置いていないワインがあるのがとても女性には喜ばれますね。
うちなんちゅが多い
店の中を人が埋め尽くしている時の特徴が、「うちなんちゅ(沖縄の人)」がかなり多いです。
私も最初に訪れた時に驚いたんですが・・・観光客の匂いが全くしませんでした。数年は沖縄に住んでいる単身赴任の方とか沖縄で生まれ育った方ばかりでした。
観光客が少なくてうちなんちゅが多い。ということは・・・
「金額的にもリーズナブルで美味しいに違いない。」なんて初めて行った時に思いました。
そして、その感は的中したわけです。(笑)
とにかく店が広くておしゃれ
奥武山のガウディを名乗るおじぃが、元建築士(今もかも?)ということで店内の作りや装飾はかなりおしゃれです。彼女を誘って沖縄旅行という方も是非来てください。きっと美味しい沖縄料理と観光客の少ない店内に満足されると思います。
以前、私が飛行機で来る際に、たまたま隣に座ったカップルと仲良くなり、ココ行った方が良いよ!と伝えたらふたりで来たようで、大喜びしていました。
また、沖縄に来る際には絶対に行きます。とおじぃにも伝えたようでした。本当に喜ばれるお店なので是非行って欲しいですね。
おじぃがとても気さくで楽しい
おじぃ?おじー?沖縄ではおじいさんのことをおじーやおじぃと言ったりしますが、おじさんのことをおじーとも言ったり、親しみやすい感じでおじさん以上おじいさん未満の人に対して使いますね。
この場合のおじいは、このお店のオーナーさん上原武二オーナーのことです。
とても陽気でハキハキとした対応をする方で、私は大ファンです。忙しい時間帯はあまり話せませんが、勇気のある方はうちんちゅの座るカウンター席へ座りお話して見てはいかがでしょうか?楽しい時間が過ごせると思いますよ。
ゆいレールで行ける
ゆいレールで奥武山公園駅から徒歩3分でお店に到着します。
交通手段が少ないここ沖縄ではゆいレールを使える場所にあるのはとてもポイント高いです。国際通りだとかなり歩いたりしますので、駅から3分もお店選びにはかなり高得点ですよね。
記事の最後のページに地図をつけておきますので是非参考にしてください。
駅の改札を出て左前に曲がり付きあたりを右に…そして、その歩道橋を小禄方面に向かい歩き、道路に降りてスグです。赤い大きな提灯が目印です。
混雑するとトータル155席ある3階まで満席になる
残念なことにとっても混雑して入れない!なんてこともあります。
奥武山公園は那覇マラソンのスタート&ゴール地点。
ということは・・・その日に打ち上げ!なんて方がかなり多いです。那覇マラソンの日にも行きましたが、3階席に通され完全満員状態でした。(※予約は前日までに取らないとまず入れません。)ここは注意が必要になります。
また、沖縄セルラースタジアムは読売ジャイアンツのキャンプ地でもあります。そんなわけで紅白戦などがある時は、かなり混雑したりします。高校野球の時もあり得るので注意してください。
まずは、最後に電話番号や地図をつけておきますので、予約してくださいね、もちろん、We-Love沖縄を見た!と一言添えて。
最後に特典がありますので、そちらも参考にしてくださいね。
絶対におすすめする人気料理はこの2つ
ちょっと、沖縄料理っぽくないので観光の方は、沖縄料理をチョイスしてくださいね。肉食の方は是非ご賞味ください。
お客さんホイホイが設置してある
今、思い返すと、これがキッカケだったのかな?と思うんですが…
いつもは、みかりんと取材後に一緒にご飯を食べたり、他のライターさんと食べていましたが、たまたまこの日は一人になり、奥武山公園あたりをうろうろしていたんです。すると、大きな赤ちょうちん、そして、沖縄の音楽が流れている。
その入り口を入り、奥まで続くアプローチを歩くと、入り口のドアが見えてきて…ドアのノブが流木のような木で、ちょっとしゃれているなぁ~覗いて見よう。なんて思ったんです。
そぉ~~っと、ガラス越しに中の雰囲気を見ようとした次の瞬間、ウィ~~~~ンという音と共に自動ドアが開き、中に居たおじぃが、「いらしゃいませ!」と元気な声で!完全にはめられた感満載でした。(笑) 実話なんですが、今考えても笑っちゃいます。
勝手なイメージで手動ドアだと思っていただけのことなんですけどね。で、その自動ドアを私はこう呼んでいます。お客さんホイホイ。
冗談でいつもこんなことを言っていますが、こんなことも笑える素敵なお店ですよ。
もしも自動ドアじゃなかったら今頃まだお店の前を素通りしていたかも知れませんから自動ドアにしていたことに、(お客さんホイホイ)に感謝です。
まとめ
古民家居酒屋かんから・カンですが、いかがでしたでしょうか?那覇の居酒屋さんでせっきぃオススメのお店ナンバー1のお店です。
また、We-Love沖縄を見た!で何か特典を用意してもらえるように交渉しますので少々お待ち下さいね。
この夏、沖縄に行く人は是非「古民家居酒屋かんから・カン」に行ってみてくださいね。ここまで読んでいただいた人にはこれ以上伝えることはありません。行けば分かりますから。
名称 古民家 居酒屋「かんから・カン」
住所 〒 901-0152 沖縄県那覇市小禄421-23(奥武山公園駅から徒歩3分)
TEL 098-857-0310
営業内容 居酒屋
営業時間 17:30~23:30
定休日 月曜日
駐車場 なし(近隣に有料コインパーキング有)
コメント