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卓球で「沖縄から世界へ!」Tリーグ参戦の琉球アスティーダ開幕直前リポート

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Tリーグとは?

2018年10月24日に男子、25日に女子が開幕した、日本・世界トップレベルのプロ選手が参戦する卓球リーグ。全日本選手権が開催される1月を除き、2019年2月までレギュラーシーズン、3月には上位2チームによるファイナルが行われて年間チャンピオンが決定します。

  1.  世界No.1の卓球リーグを実現する
  2. 卓球のスポーツビジネス価値を高める
  3. 卓球を通じて人生を豊かにする

の3つを理念とし、ドイツ卓球リーグを参考に、日本各地の卓球チーム、世界トップレベルの選手が所属するチームから一般の方が趣味でプレーするチームまでが各カテゴリーに分かれて所属する「Tリーグ構想」に基づいて新設されたリーグです。

現在の参加チームは以下の通り。

男子

T.T彩たま

木下マイスター東京

岡山リベッツ

琉球アスティーダ

女子

木下アビエル神奈川

TOP名古屋

日本生命レッドエルフ

日本ペイントマレッツ

リオデジャネイロオリンピックでの活躍も記憶に新しい水谷隼(みずたに じゅん/木下マイスター東京)選手、張本智和(はりもと ともかず/木下マイスター東京)選手、丹羽孝希(にわ こうき/琉球アスティーダ)選手、吉村真晴(よしむら まはる/T.T彩たま)選手、石川佳純(いしかわ かすみ/木下アビエル神奈川)選手や、平野美宇(ひらの みう/日本生命レッドエルフ)選手、早田ひな(はやた ひな/日本生命レッドエルフ)選手に加え、中国、台湾、韓国など海外からも有力選手が続々と参戦。これまでは日本選手権や日本開催の国際大会などに限られていた世界トップレベルの戦いを、日本各地の会場で観戦できるようになる何とも贅沢なリーグなのです。

Tリーグ公式HP

選手一覧

琉球アスティーダとは?

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2013年4月設立の、沖縄をホームタウンとする卓球クラブ。アスティーダは「明日、未来」と「てぃだ(沖縄の言葉で太陽)」を組み合わせたもので、未来を照らす太陽となるクラブに、という願いが込められているそうです。「沖縄から世界へ!」をテーマに、沖縄からオリンピックや世界選手権の日本代表選手を輩出すること、沖縄の卓球界の発展に寄与することがチーム理念となっています。

2016年には日本卓球リーグ実業団連盟(JTTL)主催の日本卓球リーグに参戦、2017年にはリオデジャネイロオリンピック台湾代表・江宏傑(ジャン ホンジェ)選手とドイツ・ブンデスリーガ2部から小澤吉大(おざわ よしひろ)選手が加入。日本卓球リーグ前期大会において2部リーグ優勝、1部リーグに昇格した実力あるチームです。

2018年にはプロチームを結成し、10月24日に開幕した「Tーリーグ」へ参戦。リオデジャネイロオリンピック卓球男子団体金銀メダリストの丹羽孝希(にわ こうき)選手、世界ランキング過去最高位3位の荘智淵(チュアン チーユアン)選手、陳建安(チェン ジエンアン)選手など日本と台湾の実力選手が集結しています。

琉球アスティーダ 選手・スタッフ

また、張一博(ちゃん かずひろ)コーチ兼選手、彼の娘であり将来を嘱望されている8歳の女子選手・張梓恩(ちゃん しおん)選手との契約も発表。外間政克(ほかま まさかつ)監督のもと、リーグ初代チャンピオンを目指しつつ、後進の育成にも力を注いでいます。

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ご存知の方も多いとは思いますが、江宏傑(ジャン ホンジェ)選手は先日惜しまれつつ引退した日本卓球界の顔、福原愛(ふくはら あい)さんの旦那さま。張一博(ちゃん かずひろ)選手兼コーチは、愛さんを一流選手に育て上げ、現在も親交厚い張莉梓(ちゃん りさ)コーチの旦那さまです。ふたりの娘である張梓恩(ちゃん しおん)選手は愛さんに憧れてラケットを手にし、名付け親も愛さんなのだとか。福原愛さんとの関係もとても深いチームと言えそうですね。

琉球アスティーダ公式HP

気になる沖縄でのTリーグ開催はいつ?

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琉球アスティーダの開幕戦は2018年10月26日。愛知県名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われました。岡山リベッツに惜しくも敗れはしましたが、荘智淵選手・陳建安選手の息の合ったペアマッチ、丹羽選手の気迫あふれるプレーは見ごたえ十分でした。まだまだこれから!

ホーム沖縄での初戦は12月3日。会場は宜野湾市立体育館です。

2018/12/03(月)19:00~

琉球アスティーダVS 木下マイスター東京 @宜野湾市立体育館

2018/12/04(火)19:00~

琉球アスティーダVS T.T彩たま @宜野湾市立体育館

2018/12/24(月)14:00~

琉球アスティーダVS岡山リベッツ @宜野湾市立体育館

2018/12/25(火)19:00~

琉球アスティーダVS 木下マイスター東京 @宜野湾市立体育館

2019/02/11(月)時間未定

琉球アスティーダVS 木下マイスター東京 @豊見城市民体育館

2019/02/12(火)時間未定

琉球アスティーダVS岡山リベッツ @豊見城市民体育館

2019/02/21(木)時間未定

琉球アスティーダVS岡山リベッツ @宜野湾市立体育館

2019/02/22(金)時間未定

琉球アスティーダVS T.T彩たま @宜野湾市立体育館

 

宜野湾市立体育館

〒901-2224 沖縄県宜野湾市真志喜4-2-1

098-897-2751

 

豊見城市民体育館

〒901-0225 沖縄県豊見城市字豊崎5-2 (豊崎海浜公園)

098-850-1550

2018年12月に4ゲーム、2019年2月に4ゲームが開催される予定になっています。会場となるのは宜野湾市立体育館と豊見城市体育館。日本、世界を代表するトップ選手たちの戦いを沖縄で観戦するチャンス、どうぞお見逃しなく。

Tリーグ男子 日程

Tリーグ観戦チケット(要Tリーグ無料会員登録)

Tリーグ観戦チケット(会員登録不要)

Tリーグはどんな雰囲気?こちらで予習をどうぞ

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Tリーグ開幕を5日後に控えた10月19日(金)、沖縄市体育館で平成30年度後期日本卓球リーグ酒田大会が行われ、琉球アスティーダとリコーの対戦を観戦することができました。リコーは2018年前期日本卓球リーグ団体優勝を果たし、最高殊勲選手賞に輝いた有延大夢(ありのぶ たいむ)選手を擁する強豪です。琉球アスティーダからもTリーグに参戦する小澤吉大(おざわ よしひろ)選手、江宏傑(ジャン ホンジェ)選手が出場。全ゲームがフルセットにもつれこむ白熱した内容で、600人を数えた来場者は大いに沸きました。

Tリーグ沖縄開催時の様子をひと足先に味わえたような、熱戦の模様をご覧ください。

平成30年度後期日本卓球リーグ酒田大会 琉球アスティーダVSリコー

第1マッチ

池田忠功(いけだ ただかつ)選手2-3花木誠弥(はなき せいや)選手

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第2マッチ

有延大夢(ありのぶ たいむ)選手3-2小澤吉大(おざわ よしひろ)選手

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第3マッチ

鹿屋良平(かのや りょうへい)・有延大夢選手2-1久住昭博(くすみ あきひろ)・小澤吉大選手

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第4マッチ

山本勝也(やまもと かつや選手)3-2江宏傑(ジャン ホンジェ)選手

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格闘イベントK-1グランプリのリングアナウンサー・ボンバー森尾さんの熱の入ったアナウンス、応援も会場を盛り上げ、ひとつにしていましたが、琉球アスティーダは残念ながら3-1で敗れてしまいました・・・。

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シングルス・ダブルス2試合に登場し、リコーの勝利に大きく貢献した有延選手は、レンタル契約で琉球アスティーダからTリーグに参戦することが決まっています。こちらも楽しみですね!

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白熱した試合はもちろんですが、この日はほかにも様々なイベントが行われ、飲食・物販ブースもありました。そちらの様子もお目にかけます。

大人気ユーチューバーによる卓球教室

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登録者数10万人のユーチューブチャンネル「WRB-TV」に出演するぐっちぃこと山口隆一(やまぐち りゅういち)選手による卓球教室が行われていました。卓球の技術解説動画や有名選手との対戦動画などで親しまれ、日本各地で講習会も積極的に開催しているアマチュア卓球界で大人気の人物です。一般層への卓球の普及活動、インフルエンサーともいえる影響力の大きさを買われ、2018年5月に琉球アスティーダへの入団が決定しました。

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参加者の質問や要望に耳を傾け、丁寧に指導する山口選手の姿はとても印象的でした。終盤には沖縄県出身の実力派・花木誠弥選手との対戦も披露し、鋭い打球も随所に飛び出して、参加者や観客は拍手喝采。

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卓球教室に参加したゆうまくん(14歳、卓球歴2年と少し)は、大ファンである山口選手の卓球教室があることを知り、卓球部の練習を休んで駆けつけました。毎日山口選手の動画をチェックし、それを参考に技を磨いているのだそう。講習会終了後には山口選手と記念撮影や握手も交わし、「山口選手も花木選手もすごかった。直接聞きたいことを聞けて、教えてもらえて、楽しかった!」と大満足の様子でした。

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リオデジャネイロオリンピックの日本勢の大活躍をきっかけに卓球を始め、憧れの選手は世界ランク5位・中国の林高遠(リン ガオエン)選手と丹羽孝希選手というゆうまくん。今後の目標は沖縄県大会個人戦ベスト8、と控えめな答えでしたが、ラケットの重さや削り、やラバーなどにもこだわりつつ日々練習に取り組んでいるようで、卓球にかける静かな情熱が伝わってきました。

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将来、沖縄を代表する選手になっているかも・・・。その時はまた取材させてくださいね。

お話聞かせていただいて、ありがとうございました。

お笑いあり、踊りあり。オープニングセレモニー

試合開始に先立ち、オープニングセレモニーも行われました。

お笑いコンビ・リップサービスの金城晋也(きんじょう しんや)さん、榎森耕助(えもり こうすけ)さんも応援に駆け付けました。2018年は僅差で惜しくも2位となりましたが、琉球朝日放送(QAB)主催の「アグレお笑いバイアスロン」を2017年まで4連覇した、沖縄で知らない人はいないであろう実力派。テレビやラジオでもおなじみのおふたり、さすがのトークで会場を盛り上げていました。

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榎森さんのプロフィールを見ると、趣味欄に「卓球」の2文字が。Tリーグ開催時にも会場に遊びに来てくれそうです。

沖縄国際大学フラダンスサークル、創作太鼓集団心-SHIN-のステージも華を添えてくれました。

tleague沖縄国際大学フラダンスサークル画像

tleague創作太鼓集団心-SHIN

琉球アスティーダ公式グッズ販売ブース

琉球アスティーダ公式グッズの販売ブースもあります!

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写真右は琉球アスティーダの早川周作(はやかわ しゅうさく)代表。とても気さくなお人柄で、会場内をあちこち動き回り、ブースにも立ってお客さんと積極的にコミュニケーションを取っておられました。アスティーダのTシャツ、お似合いですね。日常でも使いやすいとても素敵なデザインのグッズがたくさんあるので、観戦時にはぜひブースに足を運んでみてください。

主なグッズと価格は下記のとおりです。

Tシャツ(S~L)2700円

シューズケース1800円

トートバッグ2000円

マフラータオル2700円

スポーツタオル2700円

オリジナルステッカー400円

キーホルダー800円

12月のTリーグホーム初戦まで待てないよ!という方は、オンラインで。

琉球アスティーダ公式グッズショップ

また、琉球アスティーダは2018-19シーズンファンクラブ会員も募集中です。

ファン感謝イベントへの招待や、ホーム戦チケット・グッズ購入時の割引など特典満載。「バルCo-Lab Takkyu Bal 奥武山公園店」での優待も受けられる、お得すぎるファンクラブです。

【年会費】

3240円 ※有効期限2019年3月31日

【会員特典】

  1. オリジナル会員証贈呈
  2. ホーム戦観戦チケット10%割引
  3. ファン感謝イベントご招待(2名/1口)
  4. 会員証提示でグッズ購入5%割引
  5. 会員証提示でバルCo-Lab Takkyu Bal 奥武山公園店飲食代5%割引

詳細はこちらから。お申し込みはweb・Faxから可能です!

バルコラボグループ出店・観戦しつつスペシャルフードも楽しめる!

琉球アスティーダとコラボし、卓球で遊べる肉バル「バルCo-Lab Takkyu Bal 奥武山公園店」をはじめ、沖縄県内に7店舗を展開するバルコラボグループも飲食ブースで出店しています。衣サクサク、ジューシーな旨みあふれる看板メニュー・牛レアかつはメディアでも話題なんですよ。

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この日は北海道胆振東部地震復興支援のために用意された「豪華!!北海弁当」やサイコロ牛かつ、から揚げ、アルコールやソフトドリンクなどが並んでいました。フォトジェニックでおいしい肉料理に定評のあるバルコラボグループ、Tリーグ開催会場にはどんなメニューが並ぶでしょうか?今から楽しみですね。売り切れも続出していたようなので、お買い求めはお早めに。

那覇市内に5店舗、北谷町に1店舗、宜野湾市にも1店舗が営業中です。卓球観戦前後に訪れて、おいしい肉料理を堪能するのもおすすめですよ。

バルCo-Lab Takkyu Bal 奥武山公園店

いちゃりばCo-Lab北谷店

バルCo-Lab那覇新都心店

バルCo-Lab肉バル 那覇松山店

MEAT&PIZZA バルCo-Lab天久店

バルCo-Lab 琉球肉バル那覇国際通り店

バルCo-Lab 肉バル 沖国大前

スポーツ観戦レストラン「CO-LAB kitchen SPORTS&DINING」(北中城村・きたなかぐすくそん)

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まとめ

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スタート地点から1歩踏み出したばかりのTリーグと、その中で「沖縄から世界へ!」を合言葉に戦う琉球アスティーダ。日本卓球リーグの試合から見えたその魅力の一端をまとめてみました。少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度会場に足を運んでみてください。向かい合う選手たちの引き締まった表情、息詰まるラリー、渾身のガッツポーズ。きっと、「卓球っておもしろい!」と感じていただけると思います。

バスケットボールBリーグ西地区で圧倒的な強さを誇り、チャンピオンシップ優勝を目標に掲げる琉球ゴールデンキングス。

サッカーJリーグ・J3で首位を独走し、J2昇格へ向け勢いに乗るFC琉球。

そこへTリーグ・琉球アスティーダという注目のチームが加わり、沖縄のスポーツ界はさらに熱を増しています。

2月になると、プロ野球キャンプシーズンも始まります。プロスポーツの魅力にどっぷりはまる過ごし方、これから沖縄のトレンドになっていくかもしれません。

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この記事を書いた人

言葉、文化、自然、習慣、その他諸々にカルチャーショックと感動を経験しつつ沖縄に住むことかれこれ20年超。

すっかりなじんでいますが、一応九州産の移住者です。長く日常を過ごしているからこそ見える沖縄の素敵なもの、おもしろいものをご紹介していけたらと思っています。

大好物はおいしいもの、歴史を感じるもの、旅行、取材。必要に迫られ、大の苦手だった英会話を勉強中です。

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