那覇ハーリーとは?
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毎年5月3日(金)・4日(土)・5日(日)の3日間にわたり、那覇新港を舞台に行われる那覇三大祭りのひとつ。
ひとりでも多くの観光客、地元客に足を運んでもらいたいという思いから、通常旧暦5月4日に行われることの多いハーリーをゴールデンウィーク中に開催しています。2019年には45回目を数え、毎年の来場者数は約20万人。ハーリー船競漕には米軍、自衛隊、消防隊などのチームも参戦し、日頃の鍛錬の成果と大迫力のエークさばきを披露して会場を大いに沸かせます。豊かな海への感謝、安全への願いを込めて行われる厳かな御願バーリー、それに続く本バーリーは泊・久米・那覇の3地域が参加します。
何ができるの?
ハーリー船競漕観戦(5月3日10:00~・5月5日10:40~)
一番の見どころは、やはり勇壮なハーリー船競漕。全長14.5m、幅2.1m、重さ2.5t、龍のモチーフが施された美しい爬龍船に、32名の漕ぎ手と鐘打ち、舵取りが乗り組み競います。タイム上位3チームが決勝に進み、各部門の順位が確定。初日3日には中学生男女とPTA・一般の部、最終日5日には一般の部が開催されます。特に最終日に登場する陸上自衛隊チームの鬼気迫る立ち漕ぎは那覇ハーリーの名物にもなっていますので、必見ですよ。
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御願バーリー・本バーリー(5月5日16:40~)
泊・久米・那覇の3地域が参加し、古式ゆかしい伝統のハーリーを今に伝えるのがこちら。漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗持ちほか6名の計42名が乗船し、ハーリー歌を歌いながら港内を回遊する御願バーリーでは一糸乱れぬエークの動きに目を奪われます。その後の本バーリーはフィナーレとなる3地域による競漕。今年の覇者は接戦を制した那覇でした。
ココに注意
御願バーリー・本バーリーの時間にもサブステージではライブが続行されており、スピーカーから流れる大音量の音楽にせっかくのハーリー歌がかき消され、厳かな雰囲気を感じにくかったのはとても残念でした。来年以降改善されているといいのですが、そのままの可能性もあるので、サブステージからはなるべく離れたスタート地点周辺からご覧になるのをおすすめします。
ハーリー船体験(5月4日10:45~12:00、12:45~15:30)
中日の4日は競漕はお休み。代わりに無料の爬龍船(はりゅうせん)体験乗船が行われます。
通常は出場チームしか乗船することができない爬龍船(はりゅうせん)に乗り、実際にエーク(櫂)を使って船を進めることができるとあって人気度は高め。
ココがポイント
身長100cm以上であればお子さんも乗船可能です。ライフジャケット着用、那覇市消防局のジェットスキー・レジャーボートも配置されているので、万が一の場合も安心ですね。2回に分けて開催されますが、受付でかなり並ぶことが予想されるので、時間に余裕をもって出かけるといいでしょう。
ステージイベント・スケジュール資料2019那覇ハーリープログラム
メインとサブの2つのステージでは様々なライブが行われます。ロック、吹奏楽、バトントワリング、ダンス、琉球舞踊、プロレスなど多彩な内容の中で、その人気ぶりが際立っていたのが沖縄のお笑いの女王・御年86歳の仲田幸子さんのショーでした。
うちなーぐち(沖縄方言)を交えた優しくユーモラスな語りが始まるやいなや、ステージ周辺は一気に大混雑。地元の方から海外の方まで、たくさんのお客さんが足を止めて楽しんでいましたよ。
D-51(3日19:00~)、ディアマンテス(4日19:40~)、ORANGE RANGE(5日19:30~)など人気バンドも連日登場。
最終日はハーリーの表彰式が行われた17:30頃からメインステージ前にたくさんのお客さんが詰めかけていました。
オールスタンディングのライブなので、良い場所を確保したい場合はかなり早めの出発が必要なようです。
音と光のファンタジー・打ち上げ花火(3日間連続、20:40~21:00)
那覇ハーリー開催の3日間を通し、フィナーレに打ち上げられる花火。セレクトされた音楽に合わせ、色とりどりの花火が海と夜空を彩ります。約20分間、なかなか満足感のある内容ではないかと思います。
港湾沿いでは早いと17時頃から場所取りが始まっていますが、花火は広範囲に打ち上げられるので、ライブを楽しみ、そのまま花火を待っても充分満喫できるようです。
ココがポイント
花火開始の1時間~30分前になると会場内は超満員、港湾沿いも足の踏み場がないような状態に。身動きが取れなくなるようなエリアも発生するようなので、会場内から見たい場合はだいたい花火開始の2時間前に到着し、港湾沿いからの美しいサンセットを楽しみつつ待つのがいいでしょう。
それ以降は会場外からご覧になるのをおすすめします。
また、18時頃には安全のためメインステージから港湾沿いへの通路が封鎖されますので、放送でのお知らせやスタッフの指示に従うようにしてください。会場内も暗くなりはじめますので、小さいお子さんをお連れの場合は迷子などにもお気をつけくださいね。
持っていくべきものや気をつけたいことは?
那覇ハーリーは3日間で20万人が訪れる大人気のイベント。那覇新港内で行われ、サブステージやスクリーン近く、港湾沿いなどにテント席も設けられていますが、基本的には屋外です。
例年梅雨入り前後で湿度も気温も高く、晴れるとかなりの蒸し暑さになりますので、熱中症には最大限の警戒を。飲み物はずらり立ち並ぶ飲食ブースでも手に入りますが、念のため持参しておいた方が安心です。また、紫外線対策も重要。長袖、サングラス、日焼け止めなどで完全防備してください。かなり混雑するので、日傘はさしづらく観戦の邪魔になる場合もあります。帽子やサンバイザーなども用意しておくのがおすすめです。アウトドア用のいすなどを持参してじっくり観戦する方も多く見られました。
最終日の5日に行われるハーリー船競漕・御願(ウグァン)バーリー・本バーリーは多くの方が楽しみに足を運ぶためかなり混雑しますが、「どうしても最前列で見てみたい!」「迫力のある動画や写真を撮りたい!」という場合以外は急いで場所取りをしなくてもしっかり観戦できる状況でした。人混みを避けるなら、スタート地点の大スクリーンでご覧になるのもいいかもしれません。
ちなみに、撮影や観戦におすすめなのはゴールにもなるスタート地点と折り返し地点。会場の両端なのでわかりやすいと思います。技術が問われる折り返し地点では大きく差が開いたり、逆に縮まったりとドラマティックな展開が待っています!ただし両地点ともテントはないので、紫外線対策を万全にした上で楽しんでくださいね。
詳細情報
開催日時
2019年5月3日(金) 10:30~21:00
2019年5月4日(土) 10:30~21:00
2019年5月5日(日) 10:40~21:00
開催場所
那覇新港
住所
沖縄県那覇市港町1丁目
問合せ先
那覇市観光協会・那覇市観光課
098-862-1442・098-862-3276
開催期間後/ハーリー実施本部 098-861-00071
入場料
無料
アクセス
車
那覇空港から約30分
カーナビ設定
マップコード 33 246 340*47
那覇空港から公共交通機関で向かう場合
路線バス20番、23番、24番、28番、29番、63番、77番、110番、120番を利用。泊高橋バス停下車、徒歩約10分
駐車場
なし
※周辺に有料駐車場(1時間200円程度)もありますが、あまり数は多くないので夕方以降はほぼ埋まってしまっている状態です。花火の後にはかなりの渋滞が発生しますので、公共交通機関を使うのがいいでしょう。少し離れた安謝や新都心などには駐車場が多いので、そちらまで車を使い、タクシーで会場に向かうのもおすすめです。
違法な路上駐車も多数見受けられますが、見通しが悪くなり事故や渋滞の原因にもなります。小さな子どもたちも多く、本当に危険ですので、車を使う場合は必ず駐車場に停めるようにしてください。
地図
ストリートビュー
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まとめ
那覇市内の中学生から一般企業、自衛隊やアメリカ軍属まで様々なチームが参加する競漕や古式ゆかしい御願バーリーや本バーリーに加え、ステージイベントや花火までたっぷり堪能できる第45回那覇ハーリー。いかがでしたでしょうか。
ハーリーは旧暦5月4日を中心に沖縄各地で行われ、毎年日程が変化するのが普通ですが、県内最大規模の那覇ハーリーはゴールデンウィークに重なる新暦5月3日~5日の日程での開催。ゴールデンウィークに沖縄旅行を計画する際はぜひ予定に組み入れて、伝統の行事とお祭りの雰囲気を楽しんでくださいね。
2016年那覇ハーリーの記事はこちら
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