新城海岸(あらぐすくかいがん)てどんなところ?
新城海岸は宮古島の東に位置する海岸で、宮古空港から車で約20分かかります。ビーチまで続く坂道から見える海は、息をのむ美しさで、これから出逢える海での素敵な体験に心が躍ります。
ビーチの入り口には満面の笑顔のシーサーが出迎えてくれます。ビーチに続く木陰の道は向こう側に見える青い海の色とのコントラストが素晴らしく、撮影スポットとしても人気です。
約900mに広がる海岸は、宮古島特有の白くてさらさらの砂がとても気持ちよく、観光客の方だけでなく、地元の人にも愛されている海岸です。
お勧めの時期や泳ぐのにおすすめの時間帯
おすすめの時期
新城海岸で海遊びを楽しむのなら、6月中旬頃から10月頃がおすすめです。
新城海岸は宮古島の東に位置しているため、南から西よりの風の日には非常に穏やかで泳ぎやすいです。宮古島では夏は南から西よりの風が吹く日がとても多くなるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
反対に冬は東から北よりの風の日が多くなるため、波が高く、離岸流も発生しやすいです。また、多くの漂流ゴミも漂着し、けがをしやすいので注意が必要です。
おすすめの時間帯
新城海岸で海遊びを楽しむなら満潮(まんちょう)時間に近い時間がおすすめです。
新城海岸はサンゴが非常に多いため、干潮(かんちょう)時間にはほとんどのサンゴが干上がるほど浅くなります。そのため、安全に楽しく泳ぐためにもぜひその日の満潮時間を調べていきましょう。
また、個人でシュノーケリングをされる際には宮古島ならではのポイントがあるので、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
新城海岸おすすめポイント
ここからは実際にシュノーケリングで見られる水中の写真とともに、レベルに合ったおすすめポイントをご紹介していきます。
おさかないっぱいゾーン
まずは水慣れのシュノーケリングをお考えの方や、泳ぐのは苦手だけど魚が見てみたい!という方は、新城海岸の入り口から正面の海を泳いでみましょう。
こちらのポイントでは比較的浅い水深でも多くの色とりどりの熱帯魚達が見られます。
水面にブイが浮いているところの下では、クマノミに会えるかも?
ぜひ探してみてくださいね。
その他にもルリスズメダイ、デバスズメダイ、シマハギ、コケギンポ、ヤエヤマギンポなどなど、数多くの魚たちに出逢うことができます。
魚たちはとても臆病なので、とにかくゆっくり静かに近づいていくのがポイントです。隠れてしまった場合には掘ったり指でつついたりせずに、ゆっくり待っていてあげるとまた顔を出してくれます。
サンゴもりもりゾーン
シュノーケリングに慣れている方や、ライフジャケットなどで上手に水面に浮いていられる方は、新城海岸の正面から右奥を目指して泳いでみてください。
こちらには目を見張るような美しいサンゴがたくさん生息しています。青や黄色のエダサンゴから一面のエダコモンサンゴ、重厚感のあるユビエダハマサンゴなど、種類も豊富です。
ここは干潮時には水深10㎝以下になったり干上がったりしてしまうので、満潮時に泳ぐのがベストです。
また、岩のように見える部分もサンゴの赤ちゃんや小さい魚達が生息しています。サンゴや岩の上には決して立たないようにしましょう。
アウトリーフ
フリーダイビングの資格やダイビングの資格などをお持ちの方は、新城海岸のアウトリーフに挑戦してみるのはいかがでしょうか?
新城海岸入り口から正面のおさかなさんゾーンを抜け、沖合に出るとそこには西日本最大とも言われているリュウキュウキッカサンゴの大群が生息しており、その迫力の姿は見るものを圧倒します。
さらにドロップ沿いに泳ぐとそこには覆いつくすほどのエダサンゴの大群が見られます。
アウトリーフまではビーチから片道約700mの距離があり、浅いリーフを超えると水温がぐっと下がります。夏の時期でも上半身のタッパーや2mm程度のウエットスーツの着用がおすすめです。
時間帯によっては離岸流(りがんりゅう)も発生するので注意が必要。
風の強さや方向によっては大きく波立つこともあるので、決して無理はせず、緊急事態にも対応できるように必ず誰かと一緒に泳ぐようにしてください。
のんびり運試しコース
実は新城海岸には野生のウミガメが生息しています。
満潮時間には浅い砂地に生えている水草を食べに来るので、会える可能性がぐっと上がります。ウミガメに出逢えた時にはゆっくり優しく見守ってあげてください。
また、人間の手には水中世界に存在しない細菌や添加物などが付着していることが多くあり、甲羅などに触れてしまうと病気の原因などにもなります。決して体などには触らずにやさしく見守ってあげてくださいね。
お子様連れコース
3歳以下の小さいお子様連れの方は、干潮時間でも有意義に楽しむことができます。干潮時には水深が浅くなり、約30cmから50㎝程度(大人のひざ程度)まで水深が下がります。
アウトリーフが干上がることで波も遮られるのでプールのようになり、小さなお子様でも比較的安心して遊ばせることができます。
干上がった岩場の間をのぞくと思わぬお友達に出逢えるかもしれません。ぜひお子様との有意義な時間を過ごしてくださいね。
アクセス
【車】
宮古空港から車で約20分
宮古空港から新城海岸までの行き方を実際に見てみましょう。宮古島空港出口の信号を左に曲がりまっすぐ進むと都農協前交差点が出てくるので、この交差点を高野(たかの)方面に直進します。交差点手前で3車線に分かれるので、中央車線を進みましょう。
まっすぐ進んでいくとT字路に突き当たるので、ここを右に曲がります。信号がない交差点ですが通行量はあるので、注意して曲がりましょう。
あとはひたすらまっすぐ進むのみ。
ドライブの途中にはサトウキビ畑が広がり、海が見える絶景ポイントや時期によっては広大なひまわり畑が現れます。ぜひ宮古島ならではののんびりドライブルートを楽しんでください。
交差点を曲がり15分程走ると新城海岸の入り口の交差点があります。看板があるので目印にしてください。
右に曲がると新城と記載されていますが、海岸は左側なので注意してください。
交差点を曲がると長い坂道が出てきます。美しい新城海岸の海が見える光景は映画のワンシーンのようです。坂道は道幅があまり広くないので、スピードの出しすぎには注意しましょう。
【マップコード】
310 320 833*56
【駐車場】
無料 約35台 うち優先スペース2台。
無料駐車場はトイレ前とビーチ入り口前にあります。
駐車場の裏には空き地があり車が停められるスペースがありますが、私有地の為時期によっては料金が発生します。
マップ
ストリートビュー
施設
ビーチには新しく整備されたトイレ、コイン式の有料シャワーがあります。
自販機は1台ありますが、時期によって販売が停止されるので、確実に飲み物や食べ物が欲しい方は事前に市内近郊で買ってくるのがベストです。
シャワーは100円コイン式なので、シャワーを使用したい人は100円玉の用意も忘れないでくださいね。トイレの裏手には水道もあるので、簡単に手や足を洗うこともできます。
海岸入り口には
- 海の家わ~ら
- みよし屋
- 新城商店(あらぐすくしょうてん)
という3件の海の家があります。
海の家わ~らとみよし屋ではシュノーケリング器材やパラソルのレンタルや、各種アクティビティツアーを開催しています。器材の使い方や海の注意点なども丁寧に教えてくれるので、安心して利用できます。
定休日:不定休(冬季休業期間有り)
新城商店(あらぐすくしょうてん)ではカレーやかき氷などの軽食や、飲み物を買うことができます。
どの店舗もコロナの影響でしばらくお休みされていましたが、現在は以前と変わらぬ笑顔と明るさで営業中でした。
まとめ
色とりどりのサンゴや多種多様な生物との出会いは、大人から子供まで一日過ごしても時間が足りないほどです。
自分たちで遊ぶのももちろん面白いですが、新城海岸の海の中はとにかく広いため、今回は水中ガイドをお願いしました。
現役ダイビングインストラクターの私ですが、それでも写真撮影のために回りきるのに3時間かかりました。
- 美しいサンゴや生物を見たい
- 気軽で安全にシュノーケルを楽しみたい
- 短時間で思いっきり新城のおすすめポイントを楽しみたい
- 綺麗な思い出の写真を残したい
こういった方々はショップツアーに申し込むのがおすすめです。
宮古島 mahalo(マハロ)
電話番号:090-4938-7064
Instagram:@miyakojima_mahalo
定休日:不定休
特にアウトリーフの素晴らしい珊瑚礁は、ガイドなしで見つけるのは非常に困難です。ぜひショップツアーで安全、安心に新城海岸の見どころを余すことなく楽しみ尽くしてください。
白くてさらさらな美しい砂浜と、手の届く距離で自由に泳ぎ回る熱帯魚たち。他では見られない素晴らしい新城海岸の海を、思いっきり堪能してくださいね。
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