渡嘉敷島へ渡ったのは、偶然でした。

あれは、那覇滞在3日目の朝のこと。翌日には東京へ戻らなければならないから、これまで行ったことのない場所へ行きたいと思ったのです。

滞在したホテルは、たまたま那覇の泊港(とまりん)の近く。ネットで調べてみたところ、渡嘉敷島へ行くフェリーが泊港から朝10時に出ていることがわかりました。

「こっ、これは、行くしかない! フェリー、乗っちゃおうか。」

とまりん
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渡嘉敷島へのフェリーは、運が良ければ予約ナシで乗れる

まったく土地勘も事前情報もなかったので、とりあえず、とまりんに行ってみればフェリーに乗れるだろうと、ホテルを早めにチェックアウトして港に向かいました。

とまりんに着くと、どうやら渡嘉敷島へ行くフェリーは予約が必要らしく、「満席の為、ご予約の方のみのご案内となります」と大きく書かれた紙が窓口の上にでかでかと貼ってあります。

とまりんチケット売り場

たしかに、7月のオンシーズン。観光客もたくさんいる時期です。「なんだ、予約しないと乗れないのか…」とがっかりしてたたずんでいたところ、出航間近になりキャンセル待ちの人たちへの乗船案内が始まりました。

見ていると、いま来たばかりの人も乗船申し込み用紙に名前を書いて、窓口でチケットを買っています。どうやら予約がなくても乗れるようです。私もさっそく名前を書いて窓口でチケットを購入、まさに出航しようとしているフェリーに飛び乗りました。

私の乗ったのは「フェリーとかしき」で、70分かけて渡嘉敷島まで行く船でした。

入ってすぐの1階の船室はカーペット敷の座敷席で、私はこちらの座敷席の真ん中にあぐらをかいて座りました。この時はわからなかったのですが、2階は椅子席で、横1列が12席ある広い客室でした。

乗船券と、環境保護協力費の領収書 乗船券と、環境保護協力費の領収書

帰りに撮影した2階の客室   帰りに撮影した2階の客室

行きの70分間、途中からフェリーがけっこう揺れて、前の晩に泡盛を飲み過ぎた私はキッチリ船酔いしました。いま思うと2階の椅子席なら平気だったと思うのですが、座敷席にいたため、横になって船酔いにひたすら耐えるしかありませんでした。

そうこうしているうちに、島が見えてきました。

この時点で、気持ち悪さもマックスですが、テンションもマックスで写真を撮りまくりました。これ以上に美しい景色が、渡嘉敷島に待っていることも知らずに…。

渡嘉敷島

那覇⇔渡嘉敷島の往復フェリーは、1日1便のみ

私の乗った「フェリーとかしき」は、定員450人。高速船の「マリンライナーとかしき」は定員180人なので、約倍の人数を運べるということですね。

「フェリーとかしき」は、かかる時間は高速船の倍、料金は半分です。

  • フェリーとかしき
    渡嘉敷島まで70分、片道1660円・往復3160円
  • マリンライナーとかしき
    渡嘉敷島まで35分、片道2490円・往復4740円

ゆっくりリーズナブルに渡嘉敷島への移動を楽しみたいなら、「フェリーとかしき」。ただし、那覇から日帰りしようと思うなら、1日1便しかないので気を付けて。泊港発10時のフェリーに乗って渡嘉敷島へ行き、渡嘉敷港発16時の便を使って泊港に戻ってくることになります。私は、このパターンで行ってきました。

高速船を使えば、朝9時発のフェリーで渡嘉敷島へ向かい、渡嘉敷港発17時半のフェリーで那覇へ帰って来ることも可能です。高速船は1日2便で夕方発の便もあるので、渡嘉敷島で宿泊するなら、夕方便を選んでも良いでしょう。

フェリーとかしき

渡嘉敷島初心者は、バスで阿波連(あはれん)ビーチへ行け

さて、渡嘉敷島に着くと、すぐそこにはフェリーの待合所があります。とっても広い、体育館のような施設です。空調がいい具合に効いていて、涼しく気持ちよく過ごせます。

待合所

待合所を通り抜けたところは、バスの停留所です。そこには、バスが何台か来ており、どれも阿波連ビーチ行きばかりでした。フェリーから降りた人たちの大半がそのバスに乗り込んでいます。私も、よくわからないままに阿波連ビーチ行きのバスに乗ることにしました。

阿波連ビーチまで400円。係員の方に直接、支払います。

港からバスで15分程度、およそ5キロほど離れた島の反対側に、阿波連ビーチはあります。途中、バスの窓から見えた海が、おそろしいほどきれいでした。

バスからの眺め

阿波連ビーチへ向かうときは、バスの右側に。帰りは左側の席に乗ることをお勧めします。バッチリいい景色が見えます。私は行きは左側、帰りは右側に座ってしまったので(逆だよ!)、中途半端な写真しか撮れませんでした。残念!

バスにしばらく揺られると、阿波連ビーチに到着しました。

バスの停留所のそばに、トイレとコインロッカー、コインシャワーを備えた施設があります。そこで水着に着替えて、ビーチへGO!

…と、その前に、おなかが空いたので「沖縄そば」が食べたいなと。

きっと12時過ぎたらどこのお店も混むだろうと思い、すぐに目についたこちらのお店に入ることにしました。

まーさーのお店

泡盛の二日酔い、船酔い明けは、沖縄そばがいい!

これで酔いがすーっと引いていきました。1杯650円(税込み)。リーズナブルです。

沖縄そば

元気も出てきたので、さっそくビーチへ向かいます。

途中には、ビーチパラソルやシュノーケルなどをレンタルしてくれる店が並びます。お店の数は多くなくどこも同じ値段です。

バス停の近くには海の家もあるので、カップルや家族連れの方は利用されると便利です。港までの送迎など、いろいろと特典も付くようです。

なにこれ、ハワイ? ダイヤモンドヘッド!?

ビーチへ向かう階段を降りると、そこからは言葉を失うような絶景が待っていました。

阿波連ビーチ

なにこれ、ダイヤモンドヘッド?

え? ここハワイ!?

と思ってしまうような、美しいサンゴ礁のビーチが広がっています。

渡嘉敷島、阿波連ビーチって、こんなに美しかったんだ。

阿波連ビーチ

渡嘉敷島周辺の海域は「ケラマブルー」と呼ばれる、透明度のある美しい海が広がっているそうです。水深およそ50~60メートルも見渡せるとのこと。シュノーケリングやダイビングに最適の場所です。

阿波連ビーチの前にある無人島では、さらに魚も多く海も青く、最高のシュノーケリング体験ができるそうです。無人島へは船で1000円で連れて行ってもらえるそうなので、次回は体験したいと思います。

とまりんでもらった観光マップには、地図に加えてシーズンカレンダーが載っていました。1月から3月は慶良間諸島の海域にザトウクジラが繁殖のためにやってくるので、ホエールウォッチングができるそう。4月に海開きで、5月から10月までは海水浴シーズン。シュノーケリングにも適した季節です。島にはウミガメが見れるポイントもあるんだとか。ダイビングは、年間を通して楽しめるそうです。

渡嘉敷島パンフレット

那覇に飽きたら、渡嘉敷島へ行け

今回、まったくのノープラン、事前情報ナシで渡嘉敷島へ渡ったのですが、心から行ってよかったと思っています。「ケラマブルー」と呼ばれる海の美しさは、一生忘れないほどのインパクトを私の心に残してくれました。

ちなみに、渡嘉敷島にはホテルからゲストハウスまで多くの宿泊施設があり、夏のシーズンはどこも盛況です。今回は日帰りで短時間しか滞在しませんでしたが、1泊以上してゆっくりと島を楽しむのもアリかもしれませんね。

渡嘉敷島、また必ず行きます。

とかしき