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サンゴ1

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【沖縄のサンゴ】白化現象はどこまで深刻なの?実際に見に行ってみた(2016年8月)

更新日:

石垣島と西表島の間に広がる日本最大のサンゴ礁「石西礁湖」や名蔵湾などで、サンゴの白化現象が進んでいることが深刻な問題になっています。

白化現象とはいうけれど、いったいどんな状態になっているんだろう?と気になり、沖縄本島でもサンゴ礁が綺麗と言われる北部のスポットに潜って、見てきました。

2016年8月のことです。

サンゴとは

サンゴは動物です。サンゴはイソギンチャクやクラゲの仲間で、刺胞動物(腔腸動物)に含まれます。サンゴ礁を作る造礁サンゴ(イシサンゴ)宝石サンゴは、ともに刺胞動物といわれていますが、違うグループに属しています。

造礁サンゴは浅い海にすんで成長が早いのに対して、宝石サンゴは深い海でゆっくりと成長します。沖縄の近海は造礁サンゴがいっぱいです。

サンゴ7

石灰藻、有孔虫、貝などの様々な生物も、石灰質の骨格や殻をつくります。サンゴと石灰藻、有孔虫、貝などの様々な生物が死んだ後、残された石灰質の骨や殻が固まって長い間積み重なり、サンゴ礁を作っていくのです。

サンゴの白化現象とは

サンゴの白化現象は、サンゴ礁を衰退させる原因とされています。

サンゴの白化現象とは、造礁サンゴがストレスを受けて共生藻を失うことによって起こります。透明なサンゴの組織を通して白い骨格が透けて見えてしまう現象です。

ストレスとしては、高水温・低水温・紫外線などが考えられています。

白化したばかりのサンゴは危険信号を出している状態で、まだ生きていますが、白化した状態が長く続くと、サンゴは共生藻からの光合成生産物を受け取ることができなくなり、長く白化状態が続くと死んでしまいます。

白化現象が起きた理由

2016年は、梅雨明け後、太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多く、海水温が高い状態が続きました。台風1号が接近した際、一時的に平年値の29度まで下がったそうですが、台風通過後は再び水温が上がり始め、30度を超える日が続いていたそうです。

サンゴのストレスのひとつ、高水温の状態がずっと続いているわけです。本来であれば、台風が来て、海水をかき乱し、水温を下げてくれるはずが、台風が全く沖縄に来ない状態のため、白化状態がずっと続いています。

沖縄本島の白化現象

石垣島の方では、海域によっては水深5メートル前後の浅い場所で数キロにわたって白化は進み、水深がより深い所でも白化が見られているといわれていた8月、実際に本島の海を見てきました。

伊江島のおじいに船を出してもらい、伊江島の沖に向かいました。

出航
伊江島沖2

船に乗っていても、サンゴが見えたので、大丈夫かな?と思っていました。

伊江島沖

このあたりの海、以前潜った時は、こんな感じだったので、ワクワクしていました。

サンゴ6

いざ、潜ってみると・・・

驚きのあまり言葉を失いました。この日は曇りがちではありましたが、なんだか、全体的に白く見えます。

写真を撮っても…

サンゴ2

サンゴ4

サンゴ3

やはり白化は進んでいました。

恩納村のダイビングショップの方にも海中の写真を送っていただいた写真を見て驚きました。もしやすでに死滅しているのでは?

恩納村サンゴ白化現象

提供:ネイチャーサービス マハエ

まとめ

この潜った日から9月頭までに来た台風はひとつだけです。ますます白化が進んでいるのかと想像すると、悲しくなります。

自然が作り出す造形美、私たちではサンゴの白化を阻止することができない・・・。「台風もっと来て」などと個人的に思ってしまいました。

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