陽の光に照らされてキラキラ輝く色とりどりの美しいサンゴ礁と、その周りを泳ぐ魚たち。

私が沖縄でシュノーケルにはまった理由のひとつが、そんな素晴らしいサンゴ礁が広がる景色を見たことでした。

その美しいサンゴ礁が今、水質汚染や地球の温暖化によって、年々数が減少しています。

昨年からよく耳にしている「白化現象」とは?わたしたちにできることってないのかな?そう思い、2017年2/25(土)~3/12(日)は「サンゴ礁ウィーク」ということもあり、沖縄県中頭群読谷村にある「さんご畑」へ行ってきました。

※ サンゴ礁ウイークとは?「サンゴ礁は沖縄県民の大切な宝もの」そのことを、もう一度、思い起こすウィーク(週)です。また、そのために県内各地でイベントが開催されています。

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サンゴってどういう生き物?

サンゴは、腔腸動物(こうちょうどうぶつ)であるクラゲやイソギンチャクの仲間です。

サンゴ自体の色は実は真っ白で、小さく開いた穴の中に褐虫藻(かっちゅうそう)という植物が入り込み、その褐虫藻(かっちゅうそう)の色で青色や黄色などの美しい姿になっているんです。

※ 腔腸動物(こうちょうどうぶつ)とは?クラゲやサンゴ、イソギンチャクを含む刺胞動物(しほうどうぶつ)とクシクラゲを含む有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)をまとめた動物のグループのことです。

褐虫藻(かっちゅうそう)が光合成をし、その栄養分や酸素をサンゴがもらい、光合成をする褐虫藻(かっちゅうそう)に必要な二酸化炭素をサンゴが供給しています。わかりやすくお伝えすると共存しているということです。

また、サンゴ礁の周りは多種多様な生命が暮らす場所であるだけでなく、自然の防波堤の効果があったり、さらには漁業資源・観光資源という面でも、沖縄県にはなくてはならない存在です。

サンゴ礁減少の要因ってなに?

地球規模で問題となっている温暖化や水質汚染、2016年のように台風がなかなか来なかったりすると海水の温度が高くなります。

自分で動くことができないサンゴは、その影響下から逃げ出すことができずストレスを受けます。

するとサンゴに住み着いていた褐虫藻がサンゴから抜け出してしまいます。これが白化現象です。そしてそのサンゴはいずれ死んでいってしまいます。

これがサンゴ礁減少の要因になっています。

また、それまでサンゴの周りで生きていた生き物たちは、死んだサンゴの周りから姿を消します。この様にサンゴが死んでしまうと、その海全体の生態系のバランスが崩れてしまうのです。

さんご畑ってどんなところ?

そんなサンゴ礁を復活させるべく、観光業・漁業者による海域利用のルールを定めたり、急増した観光客によってサンゴを踏んで折ったりしないよう呼びかけたりと、様々な取り組みが行われています。

そういった活動のひとつに「サンゴの移植」があります。この「さんご畑」では小さく株分けしたサンゴを充分な大きさになるまで大事に育て、海へ移植するという活動を行っています。

この施設には大小さまざまな大きさの礁池(しょうち)があって、サンゴや海の生き物の観察をしたり、貴重なサンゴの養殖体験をしたり、また、移植体験ダイビングができるマリンショップを紹介してくれるので、実際にサンゴの移植活動に参加することもできます。

移植したサンゴは2~3年後には産卵をします。

さんご畑の施設で育つサンゴたちも産卵し、その卵は海へと放流されます。このさんご畑では、その産卵の様子も見学することができます。産卵のタイミングなど詳しい情報については、さんご畑のホームページで確認ができますので、是非この感動の瞬間を目の当たりにしてみてください。

Gala青い海の総合案内でチケットを購入

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さんご畑は「Gala青い海」の施設の中のひとつで、入場チケットはGala青い海の総合案内で購入します。

さんご畑の施設はそこから海辺の方へ下った場所にあります。総合案内で道を教えてもらいましょう。

Gala青い海は塩を作る工場を見学したり、工芸品の体験コーナーや飲食店、土産店などが並ぶ施設です。お手洗いはこちらで済ませていくと良いでしょう。

さんご畑の中をご案内します

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Gala青い海の前の道路を渡り、細い道を海の方へ降りていくと見えてくるさんご畑の施設は、白で統一されたなんともかわいらしい造りです。これらはすべてスタッフやボランティアの方々の手作りなんですって。

この日は久しぶりの好天で日差しがとても暑かったのですが、「うっかり帽子を忘れてしまって・・・」とスタッフの方に話すと、日傘を貸してくださいました。屋外の施設なので、帽子は忘れずに持参しましょう。

施設内を回散策してみましょう。

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この可愛らしい水槽に入ったサンゴたち。丸い水槽に入れることによって虫眼鏡のような役割で細部まで拡大されて見やすくなります。

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こちらが移植するサンゴの子どもたち。色とりどりの種類のサンゴの苗が沢山並んでいます。かわいいですね。

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こちらはドーナツ形の池。1年~2年くらいのサンゴが50種類くらい、エビや魚など100種類くらいの生き物たちがここで暮らしています。底の方にサンゴの苗が見えます。先ほどのものより少し成長していますね。

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のぞかずにはいられない、のぞき穴風の水槽。

あ、魚がいます。体に橙色と白または淡青色の縦じまがあるキンセンイシモチという魚です。ちょっと暗くてよく見えなかったですが、こうやって目を凝らして生き物を探すのもまた楽しいです。

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大パノラマの水槽ではサンゴや魚、貝など沢山の生き物を観察できます。パネルに載っている生き物を探してみると楽しいですよ。

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こちらには色んなウニがいます。この針が長いウニはガンガゼ。体にはオレンジ色や青色に光る部分があってきれいなのですが、この針には毒があるので注意。

「これに刺されたことがあって、すっごく痛かったよ~」と一緒にウニを観察していた方がおっしゃっていました。

海にはきれいなサンゴや魚たちが沢山いますが、危険な生き物も沢山います。不用意にさわらないようにしましょう。

詳しくはこちらの記事を
▶ 沖縄のビーチで注意するべき危険海洋生物13種類

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なまこコーナーもあります。この子は夜行性のオニイボナマコ。

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子どもたちに大人気のタッチプールコーナー。シャコガイやヒトデなどに触れて、その感触や匂いなどを体感できます。アオヒトデ。自然界にある色とは思えない青色ですよね。お隣の池にいる魚にエサやりもできるので子供たちはおおはしゃぎです。

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この大きな池には成長したサンゴがびっしり。立派に育っていますね。きれい。しばらく見とれてしまいました。ここでシュノーケルしたい!

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この水槽には不思議で美しいな生き物が。海には沢山の生き物たちが生息しているんですね。

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施設の中央部にはスロープがあり、大きな池を水中の目線から観察することができます。ダイビングした気分になれます。サンゴが生き生きしていますね。

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ウミガメがいました。こんなに間近にウミガメが見られるなんて感動です。

人に慣れているようで、近くまで寄ってきます。水面に浮かぶ泡をエサと間違えてもぐもぐしている様子がとってもかわいらしかったです。

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さんご畑ではTシャツやエコバッグなどのグッズを販売しています。私は今日の思い出に受付カウンターにあったシリコン製のブレスレットを購入しました。

利益の50%がサンゴ保護活動に寄付されるそうです。

施設情報

施設名

さんご畑(Gala青い海内)

住所

〒904-0323 沖縄県中頭群読谷村字高志保923-1

電話番号

098-982-9988 さんご畑

営業時間

3月~10月 10:00~18:00

11月~2月 9:00~17:00

定休日

年中無休

入場料(施設利用料)

大人900円、学生600円、中学生以下無料

入場チケットはGala青い海の総合案内で販売

所要時間

30分~

アクセス

【車】

那覇空港から約60分

カーナビ設定

MAPCODE 33 851 514*84

駐車場

無料70台

【バス】

路線バス系統28番 読谷村大当(うふどう)停留所下車 約70分、徒歩約20分

※天候、道路状況により発着時間が乱れる場合があります。

地図

 

ストリートビューで見る

まとめ

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さんご畑でサンゴや海に住む沢山の生き物のことを知り、自分には何ができるのかを考える良いきっかけになりました。

さんご畑にいた子供たちも何かを感じてくれていたらいいな。そんなことを思いながら施設から出ると、目の前には青く美しい海が広がっていました。しばらくのあいだ景色を眺め、この美しい自然を失いたくないなと改めて思いました。

海水温度の上昇でサンゴが白化した時の記事はこちら
▶ 【沖縄のサンゴ】白化現象はどこまで深刻なの?実際に見に行ってみた(2016年8月)