沖縄の文化、習慣の違いに触れたことはありますか?沖縄のお盆は独特です。

というより本土とはちょっと違います。先祖の霊(精霊)を家に招いて、その年の豊作に対する感謝と、 翌年でも豊作であるようにと祈願する行事とされるお盆ですが、沖縄はちょっと変わっています。何が変わっているのか、知っておかないと、大変ということがあります。沖縄旅行だ!と楽しみにしている方、実はその日、お盆ということはないでしょうか?

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1.時期

旧暦を重要視する沖縄。なので、お盆は旧暦に行います。2015年の縄のお盆8月26日から28日です。

都会で暮らす人も、本土のお盆同様、それぞれの家族が故郷に帰ってきます。本土のお盆は8月16日~18日が一般的なので、少々ずれています。沖縄旅行が沖縄のお盆に重なった方いませんか?大丈夫ですか?

2.お盆の光景

沖縄では、年間行事の中でも、もしかしたら、正月よりも大切にしているのでは?と思うほど重要視されています。

まず、飛行機が混みます。そして、親戚回りをするために自動車を使います。すると、どこの道路でも大渋滞というわけです。沖縄のお盆を知らない方は、お盆に沖縄に来たら、びっくりするかもしれません。

それと、スーパーも混みます。あと、お店がほとんどお休みです・・・と、細かいことをあげますと、独特だなと驚きます。

夜はあちこちで、太鼓や笛の音色が聞こえます。それは、各地域で開催されている道じゅねーという儀式です。道じゅねーはどこで開催されるかなどは、あまり正確に告知はされていません。ですので、近くの地域まで行ったら、太鼓や笛の音色で場所を特定したり、場所を聞いてみることをお勧めします。

伊江島 道じゅねー 4
伊江島 道じゅねー 5

3.お盆の時にしてはいけないこと

沖縄県外では、お盆休みだから旅行や海にも行くことはあるでしょう。しかし、沖縄では古くから「お盆には海へ行ってはいけない」と言われています。

お盆に海へ行くと命を落とす、危ない目にあうという言い伝えがあるからです。それはご先祖の霊は海から来て、海に帰っていくと考えられていて、お盆に海に入ってしまうと、一緒にあの世へ連れて行かれてしまうと言われているからです。

実際に、海に入って命を落としてしまうということが、なぜか起きているんです。観光客が海でおぼれて・・・などというニュースももしや・・・。お盆の間は海にいかないようにしましょう。

4.あの世のお金・ウチカビ

お盆の時期が近くなると、スーパーなどで、黄色の紙のようなものをよく見かけます。それがあの世のお金ウチカビです。ウチカビは、あの世では、とても価値があるお金なので、ご先祖様をお見送りするときに持って行ってもらいます。これは本土と同じで燃やします。

5.ヒラウコー( 平御香 )

出典 Up Life 治療院

6本がひとつにくっついた平べったい線香です。平御香と書く。沖縄独特の黒い板状の線香。幅が1.8センチ長さが15センチほどで6本の筋が入っていいます。線香を上げる場合、一平の半分の3本を上げることが多いです。この3本は、天、地、海の3つへ捧げるものという意味があるそうです。

6.ウンケー(旧暦7月13日)

お迎えという意味のウンケー。宮古ではンカイ、石垣ではシキルヒーといいます。

ご先祖様をあの世からお迎えする日です。位牌を清め、香炉をきれいにして、仏壇には花を生け、ちょうちんを飾ります。また、仏壇の両脇に供え物を並べます。

お供え物は、昔と変わってきているものもありますが、花や、果物、島酒などを飾ります。長いサトウキビは、ご先祖様の杖だよと聞いた時は驚きました。地域によってお供え物は異なるようです。夕方、門の両側にたいまつを焚いて、ご先祖様を迎えます。たいまつを焚く代わりに、藁火や線香のところもあります。

7.ナカヌヒー(旧暦7月14日)

14日は本家や分家など親戚を回り、線香を上げます。

8.ウークイ(旧暦7月15日)

お別れという意味のウークイ。宮古ではウフーユー、 石垣ではウクルピーといいます。

ウークイは、長くご先祖様に留まって居てほしいと言う願いから、霊を送り出す儀式は日付の替わる直前、日付が変わりそうな午前0時前に行なわれます。この時にあの世のお金、ウチカビの出番。それぞれの家族がウチカビを3枚ずつ用意し、それを燃やして一緒にお見送りをします。

お盆に集まった家族が多ければ多いほど、ご先祖さまは、たくさんのウチカビを持って帰れるということです。あの世で裕福な暮らしができるんですね。

ウチカビだけでなく、カニバーキという容器を用意して、皆のあげた線香と仏壇にお供えした料理、お花を入れていきます。これも、あの世に持って行ってもらうものなのです。

9.エイサー・道ジュネー

ご先祖様をお見送りする儀式とされています。最近では店舗や広場、大通りなどで披露されます。

道ジュネーというのは各地域の青年会が集まって、地区全体を練り歩きエイサーを踊ることです。うるま市平敷屋地区では古くからの伝統が受け継がれ、エイサーの原点とも言われてい古来のエイサーを見る事ができます。いろいろなエイサーをみてきましたが、平敷屋地区のエイサーを見た時は、鳥肌がたちました。

10.アンガマ(石垣島のお盆)

石垣島のお盆は、とても賑やかです。アンガマエイサー獅子舞などが行われて、一般の人も見ることができます。

石垣島で、子供の頃、石垣島でお盆を過ごしたことがありますが、アンガマが話している言葉が全く聞き取れなかったこと。怪しい傘とサングラスの人が怖かったこと、獅子舞が怖かったこと、とにかく、衝撃的な印象が残っています。

あんがま出典 fliendly spors

まとめ

本土のお盆と違うこと、ちょっと知っていただけたかなと思います。沖縄旅行がお盆にあたってしまった方は、ぜひ、お盆ならではの『道じゅねー』を見にいってみてください。

残念なことに、海に入れないこと、お休みしているお店が多いのですが、沖縄の人が先祖を大切にする心を感じられるのではないでしょうか。観光される方は、道路の渋滞は覚悟してくださいね。

伊江島 道じゅねー 3