青い海、豊かな自然、リゾート地、歴史や文化、楽しい音楽。沖縄が大好き!

沖縄に住んでみたい!

本気で移住も検討中!

というあなたへ、移住してみて分かった夢と現実の違いをご紹介します。

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最低賃金

現在、沖縄の最低賃金は693円です。2016年10月より714円になりました。

以前より上がってきているとはいえ、収入が少ないのが現状です。お金を貯めようと思ったら、季節労働者で内地に行き出稼ぎをする。という人もいます。私の主人も内地にいた頃の約半分の収入しかありません。

入社時は研修生ということで13万程度。私もリゾートホテル勤務とはいえ、時給は690円スタートです。※ 現在は最低保障賃金が714円以上なのでそれ以上になります。

観光客が我が者顔で、こっちは高いサービス料金払ってやってるんだから、もっといいサービスしろよ!なんてクレームを付けてきたときには本当に悲しくなります。

ハローワークに行っても希望通りの職種はなかなかありません。特殊な免許を持っていたり、手に職がないかぎり、最低の暮らしを覚悟しなければいけません。夫婦共働きは当たり前です。

一番の悩みが低所得。お金が無いと心に余裕がなくなる。若いうちから老後の心配が出てくる。移住者が地元に帰って行く原因のNO1は、お金です。

沖縄は内地の植民地。観光客様あっての沖縄。という人もいます。

物価

もちろん大都市に比べれば家賃の相場や物価は安い方だと思います。

ただ、よく考えると収入が乏しいのです。主婦目線で言いますと、時期によって野菜は高いし、光熱費も高い。夏場の電気料金は生活を圧迫します。飲み水も買っています。ガソリン代と車の任意保険代が多少安いくらいでしょうか。

海のレジャーや観光客向けの商品は高くて手が出ません。沖縄に住んだら毎日海に行ってレジャーを楽しんで、美味しいもの食べに行く。大好きな離島も近いし、たまには離島でゆっくりして~なんて考えていたら破産します。

移住5

水が合わない

きれいな海から想像も出来ないくらい、水資源が乏しいです。

湧水が出ている地域から昔は人力で運んだそうです。私は水道水が体に合わない…と、悩んだ時期がありました。石灰成分が多く含まれている硬水なんです。

体を洗っても、髪を洗ってもパサパサするんです。肌トラブルが絶えません。今はもう慣れたというか、諦めましたけどね~。笑

塩害

内地から車を持ってくると、錆びます

特殊なコーティングをしてボディを守っても、エンジンルームや足回りは錆びます。友達の車屋さん曰く、沖縄で売られている新車には塩害のコーティングが標準装備されているんだとか?

台風後のガソリンスタンドは洗車の行列が出来ます。車の維持費がかかります。

家は、鉄骨、フェンス、車庫、室外機、雨どい、水道、TVアンテナなど鉄を使っているところはどんどん錆びますよ。家の維持費がかかります。

紫外線

予想以上に強いです。

日焼け対策をしていてもちょっとした油断が肌を痛めつけます。私は服の上から日焼けしました。年寄りになる前に、シワ・シミ・そばかすに悩まされるはずです。

沖縄ではリフォーム会社やペンキ屋さんをよく見かけます。遮熱・リフォームなど、こまめにメンテナンスしていく必要があるそうです。家は紫外線の影響で塗装の劣化、屋根、屋上などボロボロになります。

もろくなった場所から塩害で錆びます。沖縄に家を購入しようと検討中の方は家を買っても維持費がかかるそうです。

移住3

自営業

移住したらおしゃれなCafeでも経営したいな。と考えている方が多いと思います。

だいたい成功している方は内地の方が多いので目の付け所が違うのかな?と思いますが、甘く考えていてはいけません。観光客相手の商売ならいいですが、内地と同じ価格で勝負するなら、地元の固定客は付きにくいでしょう。

コーヒー1杯に500円出すなら、350円の沖縄そば食べに行く、こんな感覚です。田舎で海の見えるおしゃれなテラス付のCafe♪なんて考えていたら、観光客は来ない!地元の人も来ない!最悪の結末しかないですよ。

歴史認識

過去の歴史や背景を何も勉強しずに、ただ沖縄のいいところだけ見てきて移住するのはタブーです。

琉球王朝時代や、戦争(唯一の地上戦)、戦後の苦難など、辛い時代を生き抜いてきている人がいる以上、目を背けるべきではないと思います。

私はおじぃから戦争の話をよく聞きます。悲しみや苦しみをたくさん経験してきたことを、聞いて心が苦しくなります。

移住6

差別

私は方言を話せないので、出身が内地(本土)とバレバレです。

主人の親戚や友達に会うと必ず「どこから来たね?」と言われます。会社でも近所の人にも同じように聞かれます。出身を聴くのはただのコミュニケーションの一環としているだけの場合もありますよ。(観光地やお土産屋さんで「どちらからいらっしゃったのですか?」と聞くのはサービストークの常識なので、こちらは気にしないで下さい)

「なんだナイチャー(本土の人)か…」「なんだヤマトンチュー(本土の人)か…」とがっかりされたり、「ナイチャーは上から目線で話をするからな」と決めつけられたり、ショックを受けたことは何度もあります。

移住者の中には、沖縄大好きで移住してきました。沖縄に住んでいるから沖縄の人の気持ちはよく分かります。沖縄の歴史もたくさん勉強しました。自分はウチナンチュと心は同じ。と言っている人がいますが、本当に心の底から歓迎してくれているとは限りません。

もちろん最近では移住者も増え、若い世代の人はあまり気にしていないように感じます。島ナイチャーなんて言葉もあるくらいです。私の主人世代40代後半から上の方は、少しナイチャーに厳しいというか、冷たい時があります。それは過去の歴史認識が若い人より強く残っているからと感じました。

※全ての人がそうじゃないこともご理解下さいね。

私の場合は、話をしていくなかで、主人がウチナンチュで私は嫁いできました。という話になると妙に優しくなったり、快く会話をしてくれるのが不思議です。

政治問題

基地問題。主人の友達に宜野湾市で政治の話はしない方がいい、危ない。と警告されました。

基地問題にナーバスになっている人が多いからです。沖縄県民の民意は100%辺野古基地反対ではありません。親戚や家の中ですら反対vs賛成意見が分かれます。主人のお姉さんは米軍基地内で働いています。就職難の沖縄。基地に依存しないと生活していけない人もいるのが現実です。

尖閣問題。八重山地方と沖縄本島では考え方に格差があります。両手を挙げて安保法案反対!と言っている人がいる半面、八重山地方では中国船の危険が目の前に迫っている為、完全に反対!という訳ではないそうです。

お酒の席でうっかり政治問題を出すといつまでもヒートアップする事間違いなし!選挙期間が近付くと私の職場では誰も政治の話をしません。政治の話をされた時はうまくごまかす。私は○○党派ですなんて言ったとたんトラブルの素。

危ないと警告された以上、人と政治の話はしないように気を付けています。ここは詳しく書くことは避けます。

異文化

文化の違いにびっくりすることが多いです。長男はお盆や正月の休みは出かけられない事が判明しました。大型連休に夫婦で里帰りは出来ません。

地域によっても差はありますが、多くの地域は旧暦で行事を行います。旧正月、旧盆はもちろん、毎月旧暦の1日と15日は御願(うがん)の日です。

沖縄のカレンダーには旧暦と行事が書かれています。火の神(ヒヌカン)やお仏壇にお供えする物も季節によって決まっています。現代では全ての行事を行うところは減っていますが、節目節目になると長男の嫁は準備に追われます。地域によっては青年会に入りお祭りに参加することもあります。祭りの季節になると会社は早退、または休みを取る!会社丸ごと全員参加で休み!そんな地域もあります。

【年中行事早見表】

<旧暦1月>
1月1日…旧正月(ソーグヮチ)
1月3日…初起こし(ハチウクシ)
1月4日…火の神御迎え(ヒヌカンウンケー)
1月7日…七日節句・節供(ナンカヌスク)
1月16日…十六日祭(ジュールクニチ)
1月20日…二十日正月(ハチカソーグヮチ)
1月吉日…生年祝い(トゥシビー)

<旧暦2月>
2月1日…屋敷の御願(ヤシチヌウグヮン)
2月15日…二月ウマチー(ニングヮチウマチー)
2月吉日…彼岸

<旧暦3月>
3月3日…浜下り(ハマウリ)
3月15日…三月ウマチー(サングヮチウマチー)
3月吉日…清明祭(シーミー)

<旧暦4月>
4月15日…畦払い(アブシバレー)

<旧暦5月>
5月5日…四日の日(ユッカヌヒー)
5月5日…五月五日(グングヮチグニチ)
5月15日…五月ウマチー(グングヮチウマチー)

<旧暦6月>
6月15日…六月ウマチー(ルクグヮチウマチー)
6月25日…六月強飯(ルクグヮチカシチー)
6月吉日…豊年祭(プーリィ)
6月吉日…綱引き(チナヒチ)

<旧暦7月>
7月7日…七夕
7月13日…旧盆 御迎え(ウンケー)
7月14日…旧盆 中の日(ナカヌヒー)
7月15日…旧盆 御送り(ウークイ)
7月吉日…海神祭(男シヌグ・女ウンジャミ)

<旧暦8月>
8月8日…米寿(トーカチ)
8月8日…8日(ヨーカビー)
8月10日…柴差し(シバサシ)
8月10日…屋敷の御願(ヤシチヌウグヮン)
8月15日…十五夜(ジューグヤ)
8月吉日…綱引き(チナヒチ)
8月吉日…彼岸

<旧暦9月>
9月7日…97歳祝(カジマヤー)
9月9日…菊酒(チクザキ)

<旧暦10月>
10月1日…釜まわり(カママーイ)

<旧暦11月>
11月11日…冬至(トゥンジー)

<旧暦12月>
12月8日…鬼餅(ムーチー)
12月24日…御願解き(ウグヮンブトゥチ)
12月30日…年の夜・大晦日(トゥシヌユルー)

あー早見表作ったらやることいっぱい思い出して忙しくなってきました。。。

移住者で沖縄に親族もいない場合はあまり神事は関係ないかも知れませんね。でも移住を考えているのならこれくらい勉強しておいてもいいかも知れません。

「ふーこの場合」

<魚釣り大好き>
『海に釣りにでも行って夕食GETして毎日刺身食べるぞー』その前に釣り餌を買うお金が無かった…釣り餌買うならスーパーで安いお魚買おうかな…舟をチャーターするなんてもってのほか…日差しが強すぎて、昼間に海なんて行けない、ヤケドする…

<泳ぐの大好き>
『せっかく沖縄に住んでるんだから、スキューバダイビングやシュノーケリング行くぞー』観光客プランのスキューバダイビングは高すぎて行けない…なんだか海には危険生物がいっぱいいるらしい…知らないところで泳げない…日差しが強すぎて、昼間に海入ったら、ヤケドする…

<三線教室通いたい>
「三線教室に入会してスキルを磨くぞー」教室だと月謝が高くて入れない…サークルか公民館の無料レッスンくらいなら行けそう…

<沖縄観光したい>
「まだ行ったことのない観光スポットに行きまくるぞー」入場料が観光客プラン価格のところが多いな…

<年間行事がありすぎ>
「神事だから忘れたら罰が当たるかもー」作法や御願のしきたりを覚えるの大変。行事ごとにお金がかかる…

<ケチケチ生活しているのでは?>
「節約生活しているのです!」結婚当初、1年に1度は地元に帰る約束だったのに帰るめどが立ちません。両親にも会いたいし、地元の友達にも会いたい。なんて毎日のように言ってます。

移住1

まとめ

この記事は現時点で私が感じたままのことを正直に書いています。また時が経てば考え方も変わってくるかも知れません。記事を読んで、そんなことないよ。という意見や批判もあることでしょう。

いちゃりばちょーでー(一度出逢ったらみな兄弟)や、ゆいまーる(結・結びつき・助け合い)という言葉があるように助け合いの精神が今も生きている沖縄だな~と感じています。(お金の相談以外)私たち夫婦も親族や主人のどぅしぐわー(友人)にいつも助けられています。お金にゆとりはないけど、心にゆとりのある人は多いのかな?と感じました。

内地から移住してきた人はあまりの低所得に心の余裕を奪われ、1年足らずでとんぼ返りする。内地で暮らしていた時と同じステータスで過ごせば破産します。外食を減らして自炊する。節約生活を送る。欲しいものを買うのを我慢する。それが当たり前に出来れば移住出来るでしょう。沖縄で暮らすには贅沢をしないこと。これが一番かも知れません。

過去の背景や歴史、揺れ動く基地問題。尖閣問題。悲しみや憎しみを沖縄の人は忘れてはいません。それでも、全てを受け入れ、ここで生きる覚悟をしています。『うちなんちゅの心のあたたかさ』そこにあなたは何を感じますか?