前回は戦争の話をしてくれたおじぃですが、普段はてーふぁー(冗談話をする人)おじぃなので、面白い話をたくさんしてくれます。

話を聞いて、実際に現地に行ってみたり、本物に触れてみたりしてきました。

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チョーチカ・チョーチカ・チョーチカ

どこかで大きな地震が起こった場合、「チョーチカ、チョーチカ、チョーチカ」と3回唱えると地震が収まるという古くから伝わるおまじないです。

これは浦添市経塚にある、経塚のお話です。

むかしむかし、沖縄には悪さばかりするマジムンがいました。

 

マジムンを退治しようと、高野山から偉いお坊さんを連れてきて、石に写経をして土に埋めたところ、マジムンが悪さをしなくなりました。

 

この時作った塚を経塚と呼び石碑を建てました。

 

以来、地震があると人々はマジムンを戒めるために、チョーチカ、チョーチカ、チョーチカと唱えたそうです。

ところが、おじぃの地元でもある、伊江島では「シカ シカ シカ」と唱えていたらしく、伊江島の人は経塚を知らないから、勝手に呼び方を変えていたはずね~と言っています。

実際に経塚をこの目で確かめてきました。住宅地の公園のような広場の入り口に経塚はありました。思っていたよりもずいぶん小さく、特に観光地化もされておらず今にも壊れてしまいそうな石碑がちょこんと置いてありました。浦添市指定文化財になっているようです。

説明文をよく読んでみると?「チョウチカチカ」「チョウチカ、チョウチカ」おや?3回じゃないし!なんか言葉が違ってるし!やっぱりてーふぁーなおじぃの話でした。

経塚の碑

台風の前には

現在は台風情報などTVやインターネットなどで簡単に知ることができますが、おじぃの時代は勘です。動物の勘のようなもので台風を予測していました。

・トウチクトウの花が満開になったら台風が来る。
沖縄でよく見かけるピンクの花です。毒があるので子供には近づかないように注意が必要な花です。

トウチクトウ

・赤とんぼが低空飛行したら台風が来る。
赤とんぼっていつも低空飛行しているように見えるけど?おじぃには低さの差が分かるそうです。

手作りの水中メガネ

モクビャクコウ(方言名イシヂク)という柔らかい木を削って丸く輪っかを作り、自分の目の大きさに合わせます。拾ってきたガラスを割れないように石で叩いて輪の大きさに合わせます。

ボンドや瞬間接着剤など無い時代なので、ロウを溶かして溶接します。ゴムは自転車やタイヤのチューブを細く切ったり、無いときは布紐で縛ったそうです。よくそれで泳げたね?と聞くと、自分用に作るものだから、サイズはぴったり!絶対水は入ってこなかった!と言っています。

クワディサ

ハブは芋を食べたから毒を持つ

田芋の葉っぱによく似ていますが、こちらは食わず芋。

どうやら、毒があるようで、むかしむかしの大むかし、ハブはこの芋を食べたから毒を持つようになったんだ。と言っています。これは、嘘っぽいけど言い伝えらしいので信じてください。

食わず芋

ニヤティヤガマ

伊江島にはニヤティヤガマと呼ばれる洞窟があります。

ここには、ビジル石と呼ばれる子授けの神と崇められている石があります。持ち上げて軽いと感じれば女の子。重いと感じれば男の子が産まれると言われています。今では伊江島の観光スポットにもなっており、パワースポット好きな方が良く足を運んでいます。

ところが、この石。どうやら偽物らしいんです!おじぃが子供の頃、母親が神女(ノロ)だったため、1年に1度は必ず祈祷に出かけていました。

今のように階段など整備されておらず、崖を下って行きました。何度も一緒について行った記憶の中で、ビジル石はあんな漬物石のような形ではなく、もっと白くてまん丸のボーリングの玉の様だったそうです!しかも、言い伝えの軽いと女、重いと男、というのは逆で、本当は軽いと男の子、重いと女の子。と言われているそうです。どっちが正しいんだー!と頭の中が混乱していますが、どちらを信じるかはあなた次第です。

ニャティア洞の石

ニヤティヤガマのさらに詳しい記事は関連記事から・・・

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▶ 子だから岩のあるニャティア洞(にゃてぃあがま)伊江島(伊江村・いえそん)

沖縄という名前

昔、本土の偉い政治家が「沖に縄が浮いているようだ」と言ったことから「沖縄」という名前になったそうです。

確かに、地図を見るとなんだか細長くて、くねくねしているようにも見えますね。船に乗って沖から沖縄を見ることがあったら本当に縄が浮いているように見えるのか検証してみたいです。

運天港(うんてんこう)という名前

平安時代末期に源為朝が沖縄へ漂流し、現在の運天港にたどり着いた。

そこで、追手から身を隠すために隠れた穴が今でも存在するそうです。源為朝がそこの穴に逃げ込んだ直後、一匹の蜘蛛が入口に巣を張りはじめました。追手はこの穴には蜘蛛の巣がきれいにかかっている。だからこの穴の中には為朝は居ないとし、運よく為朝は逃げることができました。

このことから、運を天に任せる=運天港と名付けられたそうです。沖縄の本当の祖先は源為朝かも知れない。とおじぃは言っています。

クワディサー

大きな葉っぱの木のクワディサー

美ら海水族館に向かって歩いていると。この木を見つけていつも同じことを言います。この木には、虫が昼寝をしていて、夜になると出てきて葉っぱを食べるんだ。あの葉っぱは昨日の夜食べたに違いない。…で?何が言いたいの?と突っ込んでしまうんですが、夜行性の虫がいるよ。ということを一生懸命話してくれます。

おじぃは10回以上この話をしています。(笑)

真玉橋

真玉橋は那覇と豊見城の間を流れる国場川に架かった橋です。いろんな言い伝えがありますが、私がおじぃに聞いた話はこれです。

むかしむかし、何度も何度も洪水が起こり、橋を掛けても掛けても崩れてしまいました。村人は有名な神女(ノロ)を呼び寄せ、どうしたらこの川に橋を架けることができるのかと尋ねたところ、七色の髪を持った女性を人柱に立てなさい。と言いました。村に住んでいた七色の髪の女性が連行され、生贄になりました。この女性には娘がおり、この事を何年先の子孫までも語り継ぎなさい。と言い残し母は人柱になったそうです。神女が言った通り、この女性を人柱に立てて以来、洪水でも流されない丈夫な橋が架かり村人のために役に立ったそうです。

ちょっと怖い話ですが、いまだに語り継がれているということは、母親が言い残した最後の言葉を娘や孫たちが語り継いでいる証拠ではないでしょうか?

真玉橋出典:ウィキペディア

伊江島の祖先はインド人!?

伊江島の祖先はむかしむかし、インドから漂流してきた人が移り住んだことから始まった。とおじぃは言います。

じゃあ、おじぃもうちの主人も先祖を辿ったらインド人なの!?確かに、親戚一同濃い顔立ちではあるけど…まさかね?と思っていますが、なんと伊江島には牛に乗ってインドから来た神という祖神が祀られているそうです。

おじぃの話もまんざら嘘じゃなかったりして。

まとめ

お話大好きなおじぃは、雑学をたくさん知っていて、物知りなのか?話たがりなのか?自然の話や、歴史の話、言い伝えなどをいつも話してくれます。

おじぃですから、前も聞いた話を繰り返し話したり、あれ?前と言ってること変わってる?なんてこともありますが、今回記事にしたのがおじぃの鉄板ネタです。

私はいつも、嘘だー!またテーゲー言ってるー!と話半分しか聞いてなかったり、信じてなかったりしますが、本物を見に行くとおじぃの話もまんざらじゃないなと感心しています。

沖縄のお年寄りは自然を愛しているし、自然と共に生きてきたからこそ物知りなんだなぁ~と思いました。おじぃの話、また新しい話を聞いたら、現地調査して記事にしようかな?と思っています。