沖縄に住んで、うちなーんちゅと飲む機会がたくさん増えました。同年代の仲間からおじい世代まで様々ですが、地元の人と飲める機会は大切にしたいものです。

ですが、うちなーんちゅ同士の飲み会には、見えないルールといいますか、うちなーんちゅの常識が存在するのだとカルチャーショックを受けましたので、今回は、私がうちなーんちゅと飲んで驚いたことをご紹介します。

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21.おしぼりコースター

泡盛2
沖縄では、コースターがないお店が多いです。コースターがあったとしても、うちなーんちゅはあまり使いません。おしぼりを四つに折りたたんでコースター代わりにします。

疑問に思い聞いたところ、ほぼ皆さん同じ理由でしたが、泡盛がよく汗かくからねといいます。度数の高い泡盛は、グラスの水滴がかなりつきます。コースターが水滴で濡れすぎてくっついてくるのがうっとおしくなるそうです。それと、四つに折りたたんでおけば、そのままテーブルも拭きやすい、手もふけるといった具合いのようです。

20.シマーね

居酒屋などでは良く使われる方言です。シマでは島ですが、シマ―と伸ばすと泡盛の事です。居酒屋で耳をすませば、オーダーの際にシマーと聞こえてきます。

宴会2

19.ひざまずきしないよ

座敷に座った時、おじいが一言、「だあ(オイ)、ひざまずきしないよ」「ひざまずき」って何?と思いました。うちなーんちゅは「ひざまずき」を方言だとは思っていない場合が多いようです。訳すと、「正座」なのですが、本土の人は「正座」のことだとは思わないので、お互いに通じ合っていないということになります。

さらにややこしいのが、うちなーんちゅは「正座」のことを「姿勢を正して座ること」と理解しているのです。

本来の沖縄方言での正座は「フィサマンチー」です。下肢のことを「フィサ」といい、下肢を折り曲げて座るから「フィサマンチー」です。「ヒザマズキ」はここからきているのではと思われます。

18.お風呂入ってから来る

沖縄の飲み会は、スタート時間が遅い印象なのですが、その理由としては、これまた沖縄の常識が存在しました。終電を気にするということがない沖縄。飲むときは、とことん飲みましょうとなります。となると、万全の態勢で臨むということなのでしょうか、仕事終わりにそのまま飲みに行くということはせず、いったんお家に帰って、お風呂に入ってまた集まる、そのような飲み会が多いような気がします。

17.人が来るたび乾杯

遅刻がOK、責められることがない沖縄では、遅刻してきた人が来るたびに乾杯します。とある飲み会の経験を話しますと、20時集合、といわれ、時間通りに集まったのは、6人中2人。とりあえず2名で飲み会スタート。その後1名登場、「はい、カンパーイ」その後また一人、「はい、カンパーイ」登場のたびに乾杯になります。時間通り集まって、得しているのか損しているのかも分からなくなります。

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16.うみんちゅは漁で捕った魚を持参

こじんまりした顔なじみの居酒屋だったからかもしれませんが、豪快だなあと思った出来事がありました。うみんちゅ(漁師)のにーにーが入ってきました。手には漁に出て捕ったであろう魚。刺身、煮つけとオンパレードでご馳走になりました。きっと”大漁祝い”みたいなテンションだったのでしょうか、幸せな体験でした。
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15.泡盛の独自の割り方

泡盛の飲み方ですが、ロックで飲むという人は、稀です。皆、独自の割り方のこだわりを持っています。水割りも、5(泡盛):5(水)という人もいれば、7(泡盛):3(水)という人もいます。

割り方も、水だけではなく、ウコン茶、さんぴん茶、ブラックコーヒーなど様々です。私の知っているおじいは、ヨーゴーという乳製品で割っていました。そのほか、シークワーサーをレモンのように絞る人もいます。なんだか見ていると楽しくなります。

私は大学のころは、泡盛をいろんなもので割ってみようという友人の誘いに乗り、なっちゃん(オレンジジュース)、コーヒー牛乳割りも試みたことがあります。そして結果、二日酔いになりました。

泡盛1

14.酒好きはとことん飲む

本当にお酒が好きな人は、ちょっとしたおつまみでいいという方もいるのではないでしょうか。うちなーんちゅもお酒だけで充分だよという人がいます。箸も割らずにただただずっと飲んでいるおじいを見た時は、本当にお酒が好きなんだなと思いました。

13.模合

沖縄には模合(もあい)と呼ばれる金銭相互扶助の習慣が広く浸透しています。毎月、決まった金額を集めて、それを順番に、毎月メンバーの誰かが、もらうという仕組みです。

10名のグループが月々1万円ずつ出しあうと、ひと月に10万円が集まります。これを、今月はAさんが取り、来月はBさんが取り、10ヶ月で一周するわけです。

模合には、お金を頑張って積み立てていこう、積み立てたお金でその仲間で旅行へ行こうというものから、一口が100万円を越すような大規模なものまであります。沖縄で模合が盛んに行われるのは、戦後の金融機関の整備が遅れたためといわれています。

12.指笛、サンバができると褒められる

三線を誰かが弾いた時に、合いの手として、指笛やサンバを鳴らすとうちなーんちゅに褒められます。

うちなーんちゅは指笛が上手です。指笛もいろいろな音の出し方があります。私は、何度かチャレンジしましたが、頭がクラクラするだけで、全くできませんでした。カスタネットのようなサンバは、なかなか綺麗に弾けないのですが、合いの手すると喜んでくれます。

11.三線を演奏してくれる

三線が置いてあるお店にいくと、雰囲気で三線を弾いてくれる人が現れます。私は、沖縄民謡を良く聞いているので、やはり知っている曲が流れると、いいなあ~と聞き入ってしまいます。

三線弾くおじい

10.おとーりの脅威を体験できる

宮古島の人はお酒強いからよー、うちなんちゅの中でも、宮古島の人はお酒が強いという印象のようです。

その理由は「おとーり」という儀式にありました。おとーりは、自分の飲んでいるグラスの他に、もうひとつグラスが順番に回ってきます。口上を述べた後、回ってきたグラスのお酒を一気に飲み、次の人へ。どんどん眠る人(離脱してしまう人)がでてくるので、グラスが回るスピードもアップ。

まもる君

 

9.お酒が回るとうちなーぐちになる

地元の人行きつけの居酒屋では、「あんたーないちゃーね」(あなたは本土の人?)と、声をかけられます。そして、方言が聞き取れないとわかると、標準語(といってもおじいたちはちょっとイントネーションが独特だったりします)で話そうとしてくれます。はじめは、あーなんとなくわかると会話がはずむのですが、お酒の量がどんどん増えていくと、いつの間にか、うちなーぐちのみになります。

沖縄の離島のおじいたちとお酒を飲んだ時は、英語の方が聞き取れるんじゃないか?と思うくらい言葉が耳に入ってきませんでした。わからない場合は、とりあえず笑顔で飲み続けるしかない、と思いました。

8.方言を方言で訳す

沖縄は、本島、離島でも方言の違いがあります。ですが、こまかく言えば、本島でも、北部と南部でイントネーションだったり、言い回しの違いがあります。

ある飲み会で体験したことですが、離島からやってきた人が話すうちなーぐちが全く聞き取れなくて、どうにかならないかなと思っていたのですが、本土の人が、こんなこと言ってるさーねと標準語で通訳??してくれました。ですが、通訳してくれたその言葉も、独特のイントネーションだったりして、聞き取れないということがありました。こればかりは、うちなーぐちが聞きとれるように学ぶしかないということですね。

7.仲間が増えていく

うちなーんちゅの明るく陽気な雰囲気を象徴するような体験です。仲間と飲んでいました。そこへ、違うグループが登場、たまたまそのうちの一人が仲間の知人でした。知人がこちらの席にいつの間にか加わる、となるとそのグループ同士で飲みましょうといって、仲間になる、どんどん輪が広がっていきます。仲間同士は行きつけの居酒屋というのは、やはり似るものなのでしょうか、私も沖縄で好きなお店が出来て、行くと友人に遭遇なんてこともよくあります。

6.寝ることOK

居酒屋で飲んでいる時、よく気持ちよさそうに隅で寝ている人がいます。これは本土も同じでしょうか。ちょっと驚いたことといえば、時間差で誰かが寝るので、起きている人は、必ず一定の人数いることとなります。結局、居酒屋に相当の長居ができるということです。本土のように、席の時間がきっちり決まっているわけではないので、飲み放題が終わってしまったとしても、そのままいることが出来たりします。

5.遅刻OK

バスもきっちりした時間に来なかったり、自然渋滞が起きやすい沖縄。いつもこの時間は混んでいないと思い、出たら混んでいた、そんなことはよくあります。そのせいなのか、飲み会は、遅刻してきても責められることがない気がします。

4.途中退席OK

本土では、プライベートの飲み会であっても、途中でどうしても帰りたいとなれば、申し訳なさそうに皆さんに挨拶をしながら途中退席していた記憶なのですが、沖縄では、途中で退席するときは、自然にいなくなるという表現があっているのか分かりませんが、トイレに行くような雰囲気でそのまま消えるのです。これは、うちなーんちゅの先輩に聞くと、全然失礼ではないとのこと。私は未だになれないので、いられるなら最後まで頑張る派です。

3.朝まで飲む

沖縄は朝まで飲んでいいですよーという体制が出来上がっています。というのも、居酒屋が朝まで営業のところもたくさんあります。「朝まで営業しているなら、とことん飲みましょう」となりますね。

2.〆は、ステーキになる

24時間営業のステーキ店があるせいなのか、本土でいう〆のラーメンが、〆のステーキとなることがあります。ラーメンにかわるなら沖縄そばと言いたいところですが、沖縄そばやさんは、スープがなくなったら終了といって、お昼まで営業のところもたくさんあります。ですので、うちなーんちゅの〆を満たすのがステーキとなったのでしょうか。私は誘われた時はさすがに断りました。

沖縄は戦後に米軍が来たことで、本土よりも早くからステーキを食べるようになったからなのか、鉄板焼きやステーキハウスが多いです。さらに夜遅くまでやっているお店が多いです。沖縄に存在するA1ソース。これが、本土のステーキソースのようにこってりしていなくて、どちらかというと、酸味の効いたさっぱりソース。これだとステーキもくどくないのだとか。

ジャッキーステーキハウス肉

1.代行運転フル活用

沖縄は、本土と比べて代行運転が安いです。沖縄は飲んでも運転して帰ってよかった頃の名残?なのか、駐車場のある居酒屋が多いです。

そのせいなのか、代行運転をフル活用します。夜中なのに、逆に道が渋滞しているのは、車、代行、タクシーと台数が増えるからなのですね。ホテルまで代行というのももちろんあるので、沖縄旅行の際はフル活用してください。

まとめ

世代を超えて楽しく飲めるなという印象です。まさに「いちゃりばちょーでー」(一度会ったら皆兄弟)文化です。うちなーぐちを聞くと身構えてしまいそうですが、輪の中に入ってしまえば、とても楽しく飲める、そんな印象です。せっかく沖縄に来てたのなら、うちなーんちゅのルールで飲む方が、数倍楽しめますよ。