現在、もずくは日本全国の消費量の95.5%が沖縄で生産されています

養殖もずく天然もずくがあり、ほとんどが養殖によるものですが、春は天然もずくが食べられる時期なのです。沖縄料理には、もずくを使った料理が多いです。

今回は天然もずくについて、さらに、沖縄おばあ直伝本場沖縄の美味しいもずく天ぷらの作り方をご紹介します。

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沖縄の天然もずくとは?

沖縄では、昔からもずくを酢の物として食べていたので、「酢のり」=「スヌイ」と呼んでいます。

毎年4月から6月にかけて収穫される天然もずくは、太もずくともいわれ、本土のもずくと違って一本一本が太く歯ごたえがあります。天然のもずくが手に入るときは、食卓にもずく料理が並ぶことが多いです。

天然もずく出典:さんご礁の海から

もずくは写真のように水中では海草や藻などに付着して成長します。そのままの姿で水中でふわふわしています。

年中獲れるわけではなく、冬から春にかけて成長し、夏には枯れてしまうため、春に一年分の収穫が行われ、塩漬けにされます。保存性がよく、塩漬けにすれば、冷蔵、冷凍のどちらでも1年間美味しく食べることができます。

天然のもずくはヌルヌル成分のフコイダンが多いことで有名です。

フコイダンとは?

「フコイダン」はもずく、コンブ、ワカメなどの褐藻類に多く含まれている海藻特有のヌルヌル成分で、最近では健康食品などの原料としても幅広く使用されているようです。天然もずくには、昆布の約5~8倍ものフコイダンが含まれているといわれています。

生もずくの扱い方

春先は、空港などでも天然もずくが販売されています。沖縄のスーパーに行くと、生、冷凍などと記載されたもずくが売られています。本土ではほとんど加工したものしか見かけないのですが、沖縄のスーパーのもずくコーナーはかなり充実しています。

生のもずくを買ったことがないという方、もしかしたら多いのかもしれませんね。私も沖縄で食べたのが初めてでした。生のもずくはとにかくヌルヌルしています。このヌルヌル感が栄養満点の証なのです。

では、食べるときどうするのか?このヌルヌル感を思い切り味わってほしいです。ヌルヌル感を損なわないようにできるだけ処理も少なくしてほしいのです。
私は過去にもずく漁のお手伝いをさせていただいたことがあります。その時聞いたお勧めの食べ方は、流水でさっと洗って、貝殻や砂などを取り除き、そのまま食べるということでした。やはり生は生ならではの美味しさがあるのですね。

塩抜き方法

磯の香りが気になる方は、塩抜きをします。

食べる量のもずくをボールにいれ水を注ぎます。十分に水に浸かったもずくに 塩を入れます。(できれば、沖縄のぬちまーすやシママースなどのアラ塩がいいですね)目安としては、1リットルの水に大さじ1杯程度です。

塩を入れた後、十分にかき混ぜ 30分くらい置きます。その後、軽く水で流して下さい。もちろんこの方法で処理すれば、天然もずく特有のヌメリ(フコイダン)を残すことができます。

天然もずくの保存方法

天然のものが、養殖のものと違うのは、開封前は、常温保存ということです。開封したら冷蔵または冷凍です。塩抜きした後のもずくは冷蔵庫で保存し、3日以内に食べてください。

もずく天ぷらの作り方

mozuku
さて、沖縄おばあの ”てーげーな料理” いえ、本場沖縄の美味しい「もずく天ぷら」の作り方です。

正確な分量を量らずに、生地の柔らかさを見ながら豪快に作っていくのが沖縄風??うちなーんちゅにとっては、天ぷらはおやつ感覚なので、簡単にできるのが一番うれしいですよね。

もずくは、天然の磯の香りと塩抜きを行った際のほのかな塩味を生かして作ります生地のほうには一切塩などをプラスしなくても大丈夫です。磯の香りが強くなりすぎて苦手という人もいるかもしれません。その場合は、塩抜きの工程を長めにし、丁寧に塩抜きをしてください。

材料はもずく、塩、卵、薄力粉、油、以上です。おばあに分量を聞いても、わからんといわれましたので、一応以下、目安として書いておきます。薄力粉100gに卵1個、もずくは200gです。

水分をザルなどで十分にとります。

もずくザル
水分が残っていると、揚げる際にバチバチはねるので、やけどの原因になります。私は、過去に水分を十分にとっていなくて、油がはね、やけどしました。

卵と薄力粉を混ぜます。

もずく生地
もずくも適量いれてしまいます。

もずく入れる

あとは、生地にもずくをなじませる感じです。かきまぜたときの生地の柔らかさがポイントです。もずくの水分で、生地は混ぜれば混ぜるほどきれいに絡んできます。

ドロドロしすぎていたら、薄力粉を追加する、パサパサしていたらもずくを追加すればいいのです。

もずくドロドロ

生地の柔らかさが目分量。(笑) 沖縄おばあのてーげー料理です。いちいち分量を量っていたらできないさあ~だそうです。混ぜていって、次の写真のような状態になればOKです。

もずく適量

油を170~180℃くらいに熱します。

もずく油
大き目のスプーンでもずくをとり、ゆっくりと油の中にいれます。

このとき、ふわふわ感が良い方は、まんまるのまま動かさず、ちょっと外側がカリカリの平らな感じが良い方は、箸とスプーンを使って広げます。オタマなどで薄めに生地をすくえば大きく平らなサクサク天ぷらもできます。このあたりはお好みでどうぞ。きつね色になるまでこんがりあげます。

もずく天ぷら揚げる
できあがり。

もずく天ぷら

まとめ

もずく天ぷらは、生地の硬さがポイントです。生地に味をつけることなく、天然の塩風味で十分楽しめます。食べるときに醤油やソースをつけて食べるのもいいのですが、生地を作るときにちょっとだけ、出汁をいれれば、そのまま味わうことができます。私はもずくのみの天ぷらが好きですが、ニンジンや玉ねぎを入れる人もいます。

もずくは栄養満点なので、もずく酢だけでなく、お吸い物に入れたり、今回紹介したような天ぷらにしたりして、いろいろな料理を味わってみてくださいね。

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