2019年10月31日2時34分。 首里城正殿北東側から上がった炎は、正殿を焼き尽くし、周辺にある北殿、南殿、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)、二階殿、奉神門にも延焼。30年の歳月をかけて再建された建物と収蔵されていた貴重な文化財の一部を飲み込みながら、同日13時半に鎮火されるまで11時間にわたって燃え続けました。 未明の空を赤々と染める業火に沈んでいった首里城の姿。日が経つにつれ明らかになっていく無残な姿と計り知れない被害、再建への険しい道のり。 それらは沖縄に住む人々、沖縄にルーツ ...