男たちの社会見学。

今回の目的は、おじぃが前から行きたがっていた『沖縄やんばる海水揚水発電所』です。要予約ですが、見学無料のスポットです。私、個人的には機械的な工場見学自体に興味が無く、食品工場見学だったらいいのに…と思っていました。

男性はこういうの好きなんですね~主人もおじぃもワクワクしていました。(笑) 私はドライブ気分で同行してきました。おじぃを喜ばすために、いざ国頭村へ!

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沖縄やんばる海水揚水発電所とは

簡単に説明すると、世界で唯一の海水揚水発電所がここ沖縄県にあるということ。海から海水を汲み上げ、汲み上げた海水を水車で発電しながら海に戻す。これを繰り返している。ということです。

パンフレットを頂いてきましたので、引用します。

当発電所は、沖縄県北部の国頭村に位置し、海を下部調整池とする海水を用いた揚水発電所であり、上部調整池(上池)と海面との有効落差136mと使用水量26m/sにより、最大出力3万kwの発電を行うことができます。

揚水発電所は水力発電の一方式であり、夜間の電力で水を上池に汲み上げ貯留し、電気の需要が多い昼間に汲み上げた時と同じ経路を通って水を落下させ、水車を回して発電するものです。

海水を使用した揚水発電は世界に例のない技術であったため、国の研究開発プロジェクトとして、当社が委託を受けて1991年より建設工事を開始し、1999年に建設完了後、5年間の実証試験運転を実施しました。
2004年からは当社が設備を引き継ぎ運転・保守を行っています。

福地ダムへ寄り道

水源確保のため、北部にはダムが点在しています。

  • 辺野喜ダム
  • 普久川ダム
  • 安波ダム
  • 新川ダム
  • 福地ダム
  • 大保ダム
  • 羽地ダム
  • 漢那ダム
  • 金武ダム

やんばるの9ダムと呼ばれる大きなダムがあります。

予定より早く着きそうだったので、私たちは福地ダムへ寄り道をしました。ロックフィルダムと呼ばれ、石や砂利や土を積み上げてつくられているそうです。下を見下ろすと背筋がスウーッとしました。今日は男たちの社会見学。興味津々で巨大建造物を眺めていました。

福地ダム

昨日までの貯水率が貼りだされていました。58%…降水量が少なく、水が半分くらいしか溜まってなかったです。節水しないとね~さぁ!!

目的地へ向かってGOーーーー!!

道のりは遠い

名護市許田ICから60分という情報でしたが、山道が続きます。

お年寄りを連れているので、トイレ休憩は行ける時に行っておかないと困ると思い、道の駅など休憩できそうな所を探しました。山道をくねくね登り、だんだん車とすれ違わなくなり、道を間違えたのではないか?と心配になります。ほぼ一本道なので大丈夫です。やっと看板出てきたときは、ほっと一安心。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所1 沖縄やんばる海水揚げ水発電所2
発電所に近付くと使用されているパイプの一部が展示されていたり、看板が増えてくるので矢印の方へ向かいます。

テロ対策

到着♪さすが発電所。事前予約していても、テロ対策のため入口ゲートは閉まっています。

備え付けのPHSで連絡して開けてもらいます。早く到着してしまい、職員のみなさん昼食中でした。(笑) PHSで話をしているのに、窓から顔を出して今から向かいますーとジェスチャーしてくれました。

会議室で勉強

男たちの社会見学。会議室へ案内されました。発電所の構造を縮小して作った模型や、実際に使用されているゴム、上空写真などがたくさん展示されています。

10分程のビデオを見てから、職員さんの説明を聞きます。ほぼ設備の話で、私には少し難しいというより、興味がない話ばかり。ところが、主人もおじぃも職員さんに質問攻め!こんなに勉強熱心だった?というくらい、男性陣には興味のある話ばかりだったようです。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所5

パンフレットから一部引用します。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ足を運んでみて下さい。

 

<上部調整池(上池)>
・形状は八角形で対岸までの距離は252m、周囲は848mあり、堤体はアースフィルダムです。
東京ドームとほぼ同じ大きさと言えます。

・合成ゴムシート(2mm厚)による全面遮水を行い、漏水検知・復水システムを設置しています。

<取水口・水圧管路>
水圧管路のうち直線部300m区間については、耐海水腐食及び海生生物付着対策として、岩盤埋設式水圧管路に世界で初めてFRP管(強化プラスチック管)を適用しました。

直径は2.4mです。

<放水路・放水口>
放流水の海洋環境への影響低減と高波波浪時等の放水口保護のため、消波ブロックを設置しています。

<発電所・主機>
地下発電所建屋は幅16m、高さ32m、長さ40mの地下空洞内に設置されており、発電機組立室は海面下15mに位置しています。

<送電・運転制御>
発電した電力は、約18km離れた大宜味村の沖縄電力(株)大保変電所と送電電圧66kVの送電線(海水揚水線)で結ばれ送電しています。

興味のない私でも、発電所の規模がすごい大きくて世界で初めての事業ということは分かりました。

設備見学へ

いよいよ地下エレベーターへ。この見学のメインとも言っていいかも知れません。このエレベーター130m地下まで約90秒です。

ボタンが1FとB1の2つしかない。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所7
B1は-15m…ってことは、海面より下まで来ちゃいました。海の中です。空気が薄い気がする…?おじぃは影響されやすいので、少し気分が悪くなった。と言ってミント飴を食べていました。(このミント飴はおじぃの心臓の薬だと本人は言っていますw)

地下に着くとなにやら大がかりな機械がたくさんあり、この下にタービンが入っていて、発電中は真ん中が白く光ります。など、分かりやすく説明されました。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所11

約200mの登り坂トンネル。鍾乳石があちらこちらに出来ていました。80代のおじぃにはちょっと息切れする道のりでしたが、早く空気の濃い場所に行きたい。と頑張って歩いていました。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所8

分厚い防潮扉が見えてきました。これが施設の中を守っているのです。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所10

自然の力は驚異的

防潮扉を開けると…汲み上げる海水プールへ出てきました。さすが沖縄!!こんな所にもシーサーがいました。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所9

波の影響を受けないように、超~巨大なテトラポットがゴロゴロ~。通常のテトラポットを5個くらいくっつけたような大きさでした。

放水時の環境への影響の低減と、放水口保護のために設置されているはずのテトラポットですが、なんと台風の力で押し流されたテトラポットが2つ。(笑)

自然の力ってすごい!!

沖縄やんばる海水揚げ水発電所3

海水プールと言っても海ですから、目の前で優雅に巨大なイラブチャーが泳いでいました。ここで釣りしたら、爆釣間違いなし!職員さんに聞いたら、私も釣りたいですけど、監視カメラに見張られているのでここで釣りをしたらクビになります。と言っていました。

汲み上げプールの中には、天気がいいと巨大イラブチャーが泳いでいるのを見られる事もあるそうです。海水を山の上のプールまで8時間掛けて汲み上げ、6時間掛けて放水するそうですが、吸い込まれた水の中にお魚入ったらどうなる!?大きい魚はタービンでバラバラに…。と思ったら、大きい魚は入らないようになってるらしいです。

ただし、小さな魚や卵は簡単に吸い込まれるそうで、山の上のプールで成長しちゃう!?魚もいるそうです。

説明はこれまでで、今来た道のりをまた逆戻り~帰りは200mの下り坂だから楽チンでした。

展望台からの眺めは最高

帰り道、展望台から施設を一望出来ました。ちょっと天気が悪かったのが残念ですが、晴れていたら絶景です。男たちの社会見学。さっきまで自分たちがいた場所を確認したり、山を削ってつくられている広大な規模におじぃは感心していました。

沖縄やんばる海水揚げ水発電所6

見学無料・要予約

沖縄やんばる海水揚水発電所
住所:〒905-1229 沖縄県国頭郡国頭村字安波川瀬原1301-1
TEL:0980-43-2801
お問合せ:098-964-3711(石川石炭火力発電所につながります)
開館日:火曜日~金曜日・日曜日
休館日:月曜日・土曜日・年末年始
開館時間:9:00~17:00
見学コース:概況説明、ビデオ鑑賞、設備見学 約1時間

まとめ

男たちの社会見学。普段は冗談ばかり言って、テ~ファ~(冗談や面白いことを言う人のこと)な2人ですが、熱心に説明を聞いて、時には質問までして、よほど楽しかったようでした。

私も規模の大きさに圧倒され、さすが世界で唯一の発電所だな~と思いました。予約さえして行けば混み合うこともなく、私たちは貸し切り状態で見学が出来ました。観光ガイドブックにはあまり載ってない、沖縄の穴場スポットでした。

追伸、看板が八角形なのが、なぜなのか!?もうお分かりですよね?