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2018年空手の日・奉納演武

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空手の日って?

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]ココがポイント[/st-minihukidashi]

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1936年10月25日は、「唐手」とされることも多かった表記が、公式に「空手」に統一された記念の日です。これにちなみ、2005年3月、沖縄県議会において10月25日を空手の日と制定することが決定されました。

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現在から700年ほど前に沖縄で生まれたと言われる空手の原型は、「手(ティー)」と呼ばれていました。中国や東南アジアとの大規模な交易が盛んに行われた15~16世紀の大航海時代には中国武術が伝来。独自の発展を遂げていた「ティー」に中国武術の長所が取り入れられ、今の形になったものが現在の「空手」とされています。

戦後わずか半世紀の間に国境や言語、宗教、体制、人種の壁を超え、世界中に大きな広がりを見せた空手は、沖縄の持つ文化の中でもほかに類を見ない魅力を持つこと。

また、「空手に先手なし」という偉大な哲理(てつり/奥深い道理、理念)と「命どぅ宝(ぬちどぅたから/命こそ宝である、の意味)」の生命尊重の思想が根底に流れる「平和の武」であり、国際社会に求められ、大きな貢献をするものと確信できること。

10月25日の「空手の日」には、こうした奥深い意義と魅力を持つ沖縄伝統の空手が今後ますます発展し、世界の平和と人々の幸福に貢献することへの願いが込められているのです。

奉納演武プログラム

空手を創造し、育み、受け継いできた先人たちに敬意を表し、「空手の日」・「空手発祥の地・沖縄」を広く国内外に発信する目的で行われた奉納演武。会場は沖縄空手会館特別道場の「守禮之館」です。2018年8月1日から1週間にわたって開催された第1回沖縄空手国際大会の初日にも奉納演武が行われた地でもあります。

玉城デニー沖縄県知事(代読・山城貴子文化スポーツ統括官)

Yamashiro Takako

新里米吉沖縄県議会議長

Nīzato Yonekichi

喜友名朝孝沖縄県伝統空手道振興会理事長

KiyunaChokō

3名の挨拶の後、まぶしいほどに晴れわたった青空のもとで始まりました。
演武には、沖縄を代表する5人の沖縄伝統空手家が登場。池宮城政明沖縄県伝統空手道振興会事務局長によるそれぞれの型の解説も行われましたので、要約ではありますが添えておきます。

沖縄伝統空手道振興会副会長

Sakugawa Masanobu

佐久川政信さんによる「徳嶺ぬ棍(とくみねのくん)」

棒の長さは六尺(約182cm)、突き技や連続攻撃を多用するところに特徴があり八方の敵に対する攻防からなる変化に富んだ棒術ということです。

沖縄伝統空手道振興会副会長

重厚さと軽妙さ、敏捷性を兼ね備え、演武線(定められた演武の移動方向)が斜め一直線になるのが特徴です。

沖縄伝統空手道振興会副会長

Awane Naonobu

阿波根直信さんによる「クーサンクー大」

華麗で豪快な技で四方からの敵の攻撃に対応するために考えられた小林流を代表する型のひとつで、難度はかなり高いそうです。

沖縄伝統空手道振興会副会長

Shimabukuro Zenpou

島袋善保さんによる「セイサン」

空手の基本動作が多く組み込まれ、鍛錬型として初心者から高段者まで好んで稽古されますが、高難度の技もあり熟練するまでに長い年月を要するそうです。

沖縄県指定無形文化財保持者

Nakamoto Masahiro

仲本政博さんによる「前里(めーざと)のヌンチャク」

繰り返しの動作の中に多くの変化が秘められていて、それを理解できるとまったく違った感覚で見えてくると言われている奥の深い技です。

詳細情報

開催日時
2018年10月25日13:00~14:00

開催場所
沖縄空手会館特別道場「守禮之館」
沖縄県豊見城市豊見城854-1
電話番号:098-851-1025

入場料
無料

主催
沖縄県、沖縄県議会、沖縄伝統空手道振興会

お問い合わせ
沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課(代表)
沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟12階(南側)
電話番号:098-866-2232
FAX番号:098-866-2208

アクセス

【車】
那覇空港より車で約15分

沖縄空手会館
沖縄県豊見城市豊見城854-1

カーナビ設定
マップコード
33 066 057 *86

駐車場
無料 100台

【那覇空港から公共交通機関を利用して向かう場合】
沖縄都市モノレール「ゆいレール」旭橋駅下車→那覇バスターミナルで那覇バス交通33番または46番に乗車して豊見城公園前下車。徒歩約5分

地図

沖縄県豊見城市豊見城854-1

ストリートビューで見る
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まとめ

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現在世界中に広まり、競技人口は1億数千万人に上るとも言われている空手。第1回沖縄空手国際大会の奉納演武の折にも感じましたが、空手発祥の地であり、聖地とも呼べる沖縄で伝統の型を守り、受け継いできた方々の演武は本当に見ごたえがあります。赤瓦屋根が青空に映える「守禮之館」のたたずまいも演武に華を添え、道場や体育館で見るのとはまったく違う雰囲気も味わえると思います。

会場には沖縄空手関係者はもちろん、多くの観客、外国人の姿も多く見られ、沖縄の空手文化が世界中に浸透し、愛されていることを感じられました。

喜友名朝孝沖縄県伝統空手道振興会理事長は、挨拶の中で来年の空手の日はぜひ平和の礎(いしじ)で奉納演武を行いたい、と述べられていました。実現すればこちらもすばらしい演武になりそうですね。

10月28日には国際通りで空手の日記念演武祭が開催され、第1回沖縄空手国際大会金賞受賞者による代表者演武、一斉演武、5つのエリアで各団体に分かれての各団体演武も行われました。国際通りを埋め尽くす空手家たちによる一斉演武は圧巻のひとこと。演武祭の様子はこちらから、ぜひご覧ください。

[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#FFC107″ bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”200″]国際通りが空手一色に染まる・空手の日記念演武祭[/st-cmemo]

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]詳しくはこちらから[/st-minihukidashi]

2019年空手の日・記念演武祭

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この記事を書いた人

言葉、文化、自然、習慣、その他諸々にカルチャーショックと感動を経験しつつ沖縄に住むことかれこれ20年超。

すっかりなじんでいますが、一応九州産の移住者です。長く日常を過ごしているからこそ見える沖縄の素敵なもの、おもしろいものをご紹介していけたらと思っています。

大好物はおいしいもの、歴史を感じるもの、旅行、取材。必要に迫られ、大の苦手だった英会話を勉強中です。

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