本島から近い多くの島が橋で繋がっているのに対して、沖縄美ら海水族館から見える伊江島は、真ん中に烏帽子のような山があり、本部港からフェリーで行くという島です。渡航時間はわずか30分という短時間で本島より美しい海と絶景に出会える神秘の島です。

今回はその神秘の島、伊江島のシンボル城山(ぐすくやま)別名タッチューの山頂までの登山を体験して来たのでご紹介します。

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伊江島・城山(ぐすくやま)はこんな山

沖縄本島や東シナ海の海上から伊江島を眺めたときに、真ん中に烏帽子のような独特な形に突き出した標高172.2mの山があります。それが伊江島の城山(ぐすくやま)です。

城山(ぐすくやま)を海から望むgusukuyama

沖縄地方では城山を「しろやま」とは読まずに「ぐすくやま」と読みます。また、別名、タッチューとも呼ばれています。

城山(ぐすくやま)はその特徴的な形から古くより近海を航海する船の目印になっていたそうです。現在でも海人(漁師)などは目印にしている人も多いそうです。

gusukuyama

城山は伊江島の中央にそびえる海抜172mの山で、沖縄本島や東シナ海の洋上からよく見えることから、古くから航海の目印ともされて来た。村民からは信仰の対象とされ、聖地でもある。

城山は遠い海でプランクトンの遺骸が堆積し、化石を含む「チャート」が、海洋プレートに乗り、琉球海溝に沈み込む時に剥がれて出来たものが、城山である。この現象は、世界でも珍しいオフスクレープ現象といわれている。

島人はこの城山(ぐすくやま)を「ぐすく」または「ぐすくやま」と呼び、伊江島でいちばん位の高い神がいるといわれ、航海の安全や豊作、健康などを祈願する時、城山御嶽(うたき)に手を合わせます。

何でタッチューって呼ぶの?

島外では「伊江島タッチュー(イータッチュー)」の名で親しまれています。タッチューとは沖縄の方言(ウチナーグチ)で、垂直に伸びるというような意味や先端がとがってるものという意味のようです。島人はこの城山(ぐすくやま)を「ぐすく」または「ぐすくやま」と呼び、島外の人が「伊江島タッチュー(イータッチュー)」の名で呼ぶようです。

島内からは、どこからでもこの城山(ぐすくやま・イータッチュー)が見えますが、見る角度によってですが、ある角度からはゴリラの横顔のように見えたりするようです。私はなんとなくそう見えるような気がする。という感じでしたが・・・もし、伊江島に立ち寄った際には是非、ぐるぐると色々な角度からご覧になってください。

わずか15分で頂上制覇

山の途中までは車で行けますので、登山は15分程度で山頂を制覇することができます。また、服装も動きやすい洋服であれば大丈夫だと思います。登山口付近には駐車場も数十台分はあり、お土産屋さん、展望台もあります。ですので、身体の不自由な方やお年寄りもここまで車で来ることができるので、この高さからでも充分な眺望は楽しめると思います。

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城山(ぐすくやま)登山口e-tatyuu-iriguchi
登山口から先はかなり急な階段が続きますが・・・最後まで諦めないとご褒美がもらえます。

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急な階段が続きますが、お天気次第ではありますが山頂からの眺望は最高なので諦めないで最後まで頑張って登ってくださいね。

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途中、途中に神秘的な感じの場所や村を見渡せる眺望が開けてくるので、辛さも半減しますので、普通に山頂を制覇できると思います。

タッチュー登山途中で見られる景色山頂

オフスクレープ現象

古い岩盤が新しい岩盤に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象によって形づくられたと考えられており、世界的にもオフスクレープ現象で形作られた山はここ伊江島の城山(ぐすくやま)しか発見されていないそうです。また、なんと伊江島の地層形成よりも7,000年も古い地層で形成されています。

島全体を360度見渡せる眺望

沖縄本島を望む
360°の眺望なので気持ちがとても良くてパノラマ写真を撮って見ました。クリックするとパノラマになってご覧いただけると思います。

タッチュー山頂パノラマ

力(チカラ)タンナーパ足跡の伝説

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城(ぐすくやま)の山頂にある石碑

チカラタンナーパ足跡碑

 その昔伊江島にタンナーパという力持ちの大男がいました。
隣村との戦いでタンナーパは城山に登り攻めてきた的に大きな石を投げつけ退散させました。
その時力いっぱい踏ん張ったために足跡が残りました。

登山口にある石碑

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その昔、伊江島のアーリムラ(東江村)のヤブスンジ(森)の近くにチカラタンナーパ(力玉那覇)という大男がいました。

 その男は子供の頃から体が大きく力持ちで、シンメナビ(28リットル相当の鉄鍋)いっぱいの豆を1人でたいらげるなど人々を驚かせてばかりいました。

 ある日、。平和で裕福な伊江島を占領しようと、大勢の兵隊が島に攻めてきました。そこで、チカラタンナーパはグスクの頂上から大きな岩を崩しては投げて、敵を追い払ったそうです。その時、チカラタンナーパが踏ん張った足跡が今でもグスクの頂上に残っています。

 それ以後、チカラタンナーパは島の救い主として崇め称えられ、現在まで伝えられていいます。チカラタンナーパの足跡はグスクの頂上とヤマグシ、ヤブスンジなどにもあると伝えられています。

微妙にニュアンスが違ったりしていますが・・・伝説ということでご理解くださいね。

まとめ

伊江島の中央からやや東よりに位置し、海抜172.2mの岩山です。 麓の城山展望台脇より続く291段の階段で頂上まで登ることができ、そこから臨む360°の大パノラマは圧巻です。※健康な成人なら15分程度で山頂を制覇できます。
伊江島のシンボルの城山(ぐすくやま)は、岩盤の変動から起こるオフスクレープ現象という世界的にも珍しい現象よって形作られ、地層はなんと島の形成よりも7,000年も古い地層ということがわかっています。島人は「ぐすく」「ぐすくやま」と呼ぶ人が多いのに対して、島外の人は「伊江島タッチュー」「イータッチュー」「タッチュー」の愛称で呼ぶ人が多いようです。烏帽子のような特徴的な佇まいは、伊江島の近くを行く船の目印とされています。また、航海安全・豊漁豊作を祈願する城山御嶽としても古くから愛され続けています。伊江島に行った際には是非行きたいパワースポットの1つです。

場所はこちらの地図を参照ください。

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