3年以上寝かせた泡盛は古酒(クースー・こしゅ)と呼ばれていますが、泡盛の一番古く現存する古酒が何年ものかご存知ですか?

泡盛自体は600年もの歴史をもつのに、お店などでよく見る古酒は12年ものや20年もの、長くて30年ものなどが主流です。

これは先の沖縄戦によって貴重な古酒は酒造もろとも破壊されてしまったからなのです。しかし、その中で奇跡的に無傷で残り、現在でも大事に保管されている150年古酒が識名酒造にあります。その貴重な古酒を持つ識名酒造は、古くからの伝統を守りつつ、新たな手法などで前進しています。

スポンサーリンク

歴史・地中で難を逃れた貴重な古酒を持つ酒造

識名酒造は、首里王朝時代に王府から泡盛の製造を許可されていた、首里三箇(崎山・赤田・鳥堀)のうちの赤田で1918年に創業しました。戦後いったん首里の土地から離れましたが、やはり首里で泡盛が作りたいという思いから1984年に戻ってきて泡盛づくりを再開します。

現在では瓶入りの泡盛は主流ですが、量り売りが主流だった戦後の泡盛の販売を瓶詰めに初めて変えたのは識名酒造です。その時に、瓶にラベルを貼るにあたって「さて、名前を何にするか」と考えた時に、ちょうど秋の季節で小雨が降っていたので「時雨」と名付けました。

戦争による大打撃で泡盛の真骨頂である古酒が、それも100年もの、200年ものの貴重な古酒が失われましたが、地中奥深くに埋めて逃げた識名酒造の古酒の甕3本のうちの2本が無事無傷で見つかり、150年ものの古酒は今でも大切に識名酒造に保管されています。

特徴・新酒でも飲みやすい泡盛づくりを目指す酒造

識名酒造では、もろみの仕込みや蒸留方法に門外不出の独自の技術を用い、良質な泡盛づくりをしていて、キャッチフレーズの「古風味ゆたかな」にのっとり、伝統の手法で泡盛本来の味を守りながら、新酒でも古酒に近い風味が出せるような研究を日々重ねています。

泡盛は、使用する酵母によって風味が変わってきます。

元東京農業大学短期大学部・鋳造学科の中田久保教授によって黒糖から分離開発された酵母である黒糖酵母の「5-15」で作られた泡盛は、はとても華やかな香りで旨みも凝縮されています。

受賞

泡盛鑑評会 県知事賞 2014年

銘柄

「時雨」

度数30度~43度

「歓(よろこび)」

度数25度

「おつかれさん」

度数25度

詳細情報

会社名

有限会社識名酒造

住所

〒903-0813 沖縄県那覇市首里赤田町2丁目48

電話番号

098-884-5451

営業時間

平日9:00〜18:00

  • 店舗販売 有り
  • 工場見学 有り(詳細は別途記載しています)

定休日

土・日曜日

クーポン・割引

なし

アクセス

【車】

那覇空港より車で約40分

カーナビ設定

MAPCODE 33 162 362*44

駐車場

有り(停められる台数が限られていますで、なるべく交通公共機関をご利用ください)

【バス】

那覇空港「国内線旅客ターミナル」より系統113番具志川空港線(那覇空港経由)・具志川バスターミナル行にて「那覇インター前」下車約35分、系統191番城間線(一日橋経由)・屋富祖行にて「赤田」下車約4分、識名酒造まで徒歩約3分

※バスに関しては色々な経路がある中の一例です。

【ゆいレール】

ゆいレール首里駅から徒歩約7分

地図

ストリートビューで見る


ストリートビューでは識名酒造まで行けません

工場見学

  • 料金 無料
  • 開催時間 要予約
  • 定休日 土・日曜日
  • 所要時間 30分〜1時間程度

※ 事前連絡が必要です(098-884-5451

※ 少人数(2~3人)のみ可

セールスポイント

伝統を引き継ぎながらも新たな技法に挑戦し、泡盛本来の味を追求、昔ながらの風味が楽しめる泡盛づくりをしています。

お客様の声・口コミ

マイルドで口当たりが良かったです。

口に含むと甘さが広がるけど、後味はすっきりしました。

まとめ

首里で伝統を守りながら泡盛づくりを続ける識名酒造は、泡盛本来の味が好きという方から初心者の方までその味わいを楽しむことができる泡盛づくりを目指しています。

独自の技法を取り入れたり、新しい酵母での泡盛づくりに挑戦したりと研究熱心な識名酒造では、事前予約で工場見学もできますので、是非お立ち寄りください。