沖縄といえば「夏の海」が真っ先に思い浮かびますが、実は冬の海も結構楽しめるんですよ。そのひとつにホエールウォッチングがあります。

沖縄へ移住してきてまだ間もない私は、冬のこんな時期でも「沖縄を満喫したい!」と思い、2月末にホエールウオッチングのツアーに参加してきました。

ホエールウオッチングというと、海外の海で何日も乗船してようやく発見!みたいなイメージだったのですが、沖縄のホエールウオッチングは手軽に参加でき、しかも簡単にクジラに会うことができるんです。

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クジラを観察できる場所

沖縄の近海で見られるクジラはザトウクジラ(座頭鯨)で、大人で体長13m~15m、体重約30トンもある大型哺乳類。そのザトウクジラを観測できるのは、那覇から西方へ約40km離れた場所にある慶良間諸島から伊江島までの海域です。

冬の時期になると南極から出産・子育てをするために暖かい沖縄の海へ移動してくるのです。赤ちゃんでも4~5m、体重は1.5~2トンもあります。

どういうツアーがあるの?

今回参加したツアーは、那覇市にある三重城港(みえぐすくこう)から朝9時に出港し、慶良間諸島付近でホエールウォッチング、12:00帰港というもので、インターネットで予約しました。

このツアー、もしクジラに会えなかったら全額返金(12/23~1/3、4/1~4/9は対象外)という太っ腹なツアーなのですが、その遭遇率はなんと98%!クジラが沖縄近海へやってくる時期は12月~4月。その中でも2月~3月は最も多くクジラが出現する時期のため「犬も歩けば棒に当たる」状態のようです。この確率で会えなければよっぽど運が悪いということですね・・・。どうか会えますように!

ホエールウオッチングのツアーは、北谷の港から出港のプランや慶良間諸島の座間味島の港から出港するプランなど色々ありますので、滞在している地域からのツアーを選べて便利ですね。

準備しておくもの

今回ツアーに参加するにあたって準備したものの紹介です。

デジカメ

まずは、相棒のデジカメ。充電OK、メモリーカードOK、入念にチェック。

波などの水しぶきがかかるかもしれないので、念のために防水カメラにしました。

できたら動画、なくても写真の連写機能があれば便利です。いつクジラがパフォーマンスを見せてくれるか分からないので、「あ!」と思ったときに連写でとりあえずバシバシ撮っておくとシャッターチャンスを逃さず、生き生きした写真が撮れます。

カッパ

ツアー当日の天気が曇り、雨が降る確立30%ということで、カッパを用意しました。さすがに船の上で傘をさすわけにもいかないですからね。

防寒着

天気予報では23度くらいにはなりそうだったのですが、海の上は風が吹くと寒いかもと思い用意しておきました。風を通さないようなウインドブレーカーがいいと思います。

服装としては動きやすい服装や靴(船の乗り降りのため)がいいと思います。

日焼け止め

まだ2月だというのに沖縄は既に紫外線の嵐です。

日焼けが気になる方はストールや帽子もあるといいですが、クリップで固定するなど風で飛ばされない準備はしておいてくださいね。

酔い止め

私は普段船酔いしないのですが、冬の海は波が高いと言いますから念のために飲んでおくことにしました。

水筒

私が参加したツアーはお茶が用意されていましたが、暖かいものが欲しくなると思い保温のできる水筒に暖かいお茶を入れていきました。

リュックサック

船の上は揺れますし、船の乗り降りもありますから、両手が使えるようにしておいた方がいいでしょう。

今回乗船時に着用したライフジャケットは首から下げてヒモで止めるタイプだったので、リュックを背負ったまま装着ができて便利でした。

持っていけばよかったと思った物は、「双眼鏡とサングラス」肉眼ではやはり遠くて見えにくいことが多いので、双眼鏡があると重宝します。あと、逆光などの時のためのサングラス。

見えやすくなるはずです。

ザトウクジラのパフォーマンス

これを知っているともっとクジラ観察が楽しめる、ザトウクジラの行動パターンです。クジラのイメージとして強い印象の、潮を吹く「ブロウ」が一番見たいですが、テレビなどでよく見るジャンプも見たいですよね。

ブロウ

ホエールウォッチング3

クジラは肺呼吸なので短くて5分おき、長くて15分~20分おきで呼吸をしに水面へやってきます。

この呼吸をしに上がってきた時がクジラを観察できるチャンスです。大きいしぶきだと虹がかかることもあるようです。

ヘッドスラップ

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身体の3分の1を海面上に出し、口を海面に叩きつける行動。

フルークアップダイブ

ホエールウォッチング2

水中へ潜るときの動作で、尾びれが海面上に高く上がります。潜水時間が長いときに見られます。

ブリーチ

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ダイナミックにジャンプして水面に落下。

身体についた寄生虫を落とすためだとか、コミュニケーションの手段だとか、色々な説があるようです。

いよいよ出航

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ツアーの受付を終えるとこのような小さなガイドブックがもらえるので、ひと通りザトウクジラについてのお勉強をしたところで、いよいよ出航です。

whalewatching-shukkou

三重城港の待合所には沢山の人が集まっていて、大型クルーザー4艘に分かれて乗船。1艘に約50人ずつくらいでしょうか。私が乗船した船は「カイザーマリンクラブ」の船でした。

乗船したら、オレンジ色のライフジャケットを装着。

このクルーザーにはトイレもあったのですが、そのまま海へ流す方式なので紙はゴミ箱へ捨てるようにし、水に流さないように気を付けてくださいと説明がありました。きれいな海を汚さないためにも気を付けましょうね。

whalewatching-kaizar

気さくに写真を撮らせてくださったカイザーマリンクラブでは他にも「ケラマ無人島ツアー」なども開催していますので、気になる方はホームページを見てください。

また、その際は必ず、We-Love沖縄を見た!とお伝えください。

カイザーマリンクラブ

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ザトウクジラと感動のご対面。

離れ行く那覇の街や海を眺めていると、クルーザーのスピードが緩やかに。行く先には何艘か船が集まっています。

もしや、あの辺にクジラが?まだそんなに走ってないのに、いやいや、こんな近くにクジラがいるわけない・・・と思ったそのとき、「いますね」と船長のアナウンス。慌てて見てみると、少し遠いですが見えました!どうやら親子クジラのようです。

船長のテクニックでクジラのいる方向に合わせて船を横向きにしてくれます。2階にも上がれるのですが、もう人がいっぱいいて無理そうだったので1階でカメラ片手にクジラの動きを追います。

whalewatching-obire尾びれ

なんとか潜る時の尾びれをギリギリ撮影することができました。

whalewatching-buro親子でブロー

大人のクジラは潜ってしまうとなかなか出てこないのですが、今回は子クジラと一緒ということで、5分おきくらいで水面へでてくるとのこと。皆シャッターチャンスを待ちます。クジラが呼吸をしに出てくる度に歓声を上げて船の上は大盛り上がりです。

whalewatching-jumpジャンプ

「今日のクジラさんはよく水面で遊びますねぇ」とアナウンス。しかも、子クジラがジャンプまで見せてくれました。どうやらジャンプの練習をしているようです。

可愛い〜!ここまで見せてくれることはなかなかないようで、今日ツアーに参加できてラッキーでした。

クジラが潜ってしまうとしばらく水面を見つめるしかないのですが、いつどこへ姿を現すか分かりません。

そんな時は船長が「11時の方向です」とか「2時の方向に上がってきました」とか教えてくれるので助かります。海外のお客さんもいらっしゃったので「イレブンオクロック」と英語で説明していました。アナウンスで、船を右へ左へいったりきたり。それもまた楽しいです。

whalewatching-tsuisou

楽しい時間はあっという間。クジラとの接触は1時間迄と決まっているそうで、ストレスを受けて「なんかここイヤだなぁ、来年は違う場所に行こう」とならないようにするためだそうです。

もうそろそろ終わりの時間が・・・というときに、いつの間にか近くまで近寄ってきてくれて、背中が黒いことや、お腹や胸びれの内側は白いことなどが分かりました。ブロウもよく見えて感動しました。

名残惜しいですがここでクジラの親子にお別れを告げ、港へ戻りました。あっという間のツアーでしたが、とても満喫できました。

今回のツアーはAM便(9:00出港)と、PM便(13:30出港)とあるのですが、どちらの時間帯でもクジラを見ることは出来るようです。

ザトウクジラの豆知識

お腹を見せているときはリラックスをしているとき

1階席からは見えなかったのですが、この日は子クジラが時折お腹を見せて泳いでいたようです。

尾びれの特徴で見分ける

素人から見たらどのクジラも同じように見えるのですが、個体識別は尾びれの模様でできるようです。この日出会った親子クジラは、先日もツアーにも現れたみたいです。

ザトウクジラの英名はHumpbackWhale

「猫背」という意味で、潜水するときに背中を大きく曲げるその仕草が猫のように見えることからそう名付けられたそうです。

まとめ

写真を見ると、那覇の街が遠くに映っているので街からの距離は大体お分かりになると思います。港から20分ほどの場所で野生のクジラに会えるなんて感激ですよね。

来年も沢山のクジラに来てもらえるよう、きれいな環境を整えてあげたいものです。

冬の沖縄は観光地の観光巡りもいいですが、2月3月の時期にはこういったこの時期だからこそできる海での遊びもおすすめですよ。

私が今回参加したツアーは午前便・午後便と1日2便あるので、午後から時間が空いたけどどうしよう・・・というときなどでも利用できますね。

ホエールウォッチングはとても感動できる体験なので、是非参加してみてください。

過去のホエールウォッチングの記事はこちらから
▶ 遭遇率98%・沖縄のホエールウォッチングに参加するポイント
▶ 沖縄で水中ホエールウォッチングに挑戦したら、クジラのスケールに驚愕